変身忍者嵐 第29話 | ロロモ文庫

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死のけむり妖怪!マーダラの恐怖!!

ううむと呻く悪魔道人。「よく聞け、マーダラ。この大魔神像のありかを嗅ぎ付けてハヤテが来る。ハヤテにこの大魔神像を探らせてはならぬ。ハヤテを殺し、ヤツの持つ忍者大秘巻地の巻を必ず奪い取るのだ」「すでに手はずは整っております。ハヤテは必ず仕留めます」

助けてくださいとハヤテたちに言う生田。「姫様が怪しい者に追われております」そこに現れるマーダラ。「貴様は西洋怪人」「フィンランドから出向いてきたマーダラ様よ。ハヤテ、貴様を地獄へ届けてやる」赤い煙を吐くマーダラ。「タツマキ。逃げるんだ」「はっ」逃げるハヤテたちを見て、筋書き通りだと呟くマーダラ。あそこに百姓家が見えますという生田。「あそこで休ませてもらいましょう」「うむ」百姓家の老婆に頼むタツマキ。「災難に遭って困っております。休ませてもらえぬか」「どうぞ」

この方は当藩家老のお姫様のゆき様で、私は乳母をしているとハヤテとタツマキに説明する生田。「伊勢神宮に参拝しての帰り道、こんな恐ろしい目に会おうとは思ってもみませんでした」「災難でござりましたのう」死の煙で百姓家を覆うマーダラ。「これでお前たちはここから出ることができない。ふふふ」やれやれと呟く老婆。「大変なことになったのう。お茶でも淹れてあげよう」火を熾す老婆。煙の中から現れるマーダラ。「化け物」「煙をたてたのが運のつきよ」死の煙で老婆をあの世に送るマーダラ。「なんとむごいことを」自分を斬ろうとするハヤテを煙になって家の外に出るマーダラ。「ハヤテ。お前に俺は斬れない」

忍者大秘巻地の巻を奪おうとする生田とゆきにどういうことですと聞くハヤテ。「お許しください。お許しを」「何かわけがあるのですか」「忍者大秘巻地の巻を怪人の手に渡さなければ、御姫様の御父君は返してもらえないのです」「なんだって。それはどういうわけだ」「御姫様の御父君は死の煙妖怪マーダラにさらわれたのです。眠りの煙で眠らされており、ハヤテ様に近づいて、忍者大秘巻地の巻を奪ったら助けてやるが、ダメだったら死の煙で殺す、とマーダラは言うのです」「なんという卑怯なヤツだ。こんな小さな子供を脅して利用するなんて」「私はどのような罰でも受けます。御姫様だけでもお許しを」「わかってる。全ての罪は妖怪マーダラにある」

生田とゆきが裏切ったと知り。怒り狂って死の煙をまき散らすマーダラ。変身忍者嵐に変身するハヤテ。「マーダラ。私が相手だ」「嵐。私を斬るとあの娘の父親はどうなるのかな」「うむ」「娘の父親の命が惜しかったら、忍者大秘巻地の巻をよこせ」心配するなと嵐に言う月の輪。「姫のお父上は私が救出した」死の煙をまき散らして自分をガードするマーダラ。空高く飛びあがる嵐。「嵐旋風落とし」「俺の煙が散ってしまうではないか」「マーダラ。貴様の術は破れた」嵐は嵐旋風斬りでマーダラを斃すのであった。