変身忍者嵐 第28話 | ロロモ文庫

ロロモ文庫

いろいろなベスト10や漫画のあらすじやテレビドラマのあらすじや映画のあらすじや川柳やスポーツの結果などを紹介したいと思います。どうぞヨロピク。

殺しにやって来る!魔女メドーサ!!

小夜と弓月の姉妹を襲うメドーサ。「あなたは誰」「わたしの名はメドーサ。魔女メドーサ。今の私には慰め励ます姉もいない。私は姉ゴルゴンの仇を必ず取る。お前たち姉妹はその道具。私から逃げられはしない」小夜と夕月を術にかけるメドーサ。「ふふふ。悪魔道人様。」必ずハヤテを討ちます。そして忍者大秘巻地の巻を奪います」

堺の街に現れるハヤテたち。「昔から外国船が着く堺の街だな。歩く人の姿も変わってる」「きっと悪魔道人の西洋怪人はこの街に上陸したんだね」「それに伊賀の百地大仙人の便りによりますと、大魔神像を見た者もあるそうでござる」「一日も早く、忍者大秘巻天の巻を取り返さないとな」「むっ。あの人だかりは」「きっと喧嘩だぜ。おいら見て来る」「これ、ツムジ」

曲芸を披露する小夜と弓月を見て、喧嘩じゃないのかとがっかりするツムジ。「これより南蛮渡りの秘術。盲手裏剣打ち」目隠しをして弓月に向かって、手裏剣を投げる小夜。弓月の首すれすれを通過し、板に突き刺さる手裏剣。驚いたなと呟くツムジ。「おいらよりよっぽどうまいぜ」

小夜と弓月に手裏剣術を教えてくれと頼むツムジ。「いいわ」「ついてらっしゃい」十字架の墓場までツムジを連れて行き、姿を消す小夜と弓月。「あれ。お姉ちゃんたち、手裏剣もうまいけど、消えるのもうまいや」そこに現れるメドーサ。「ふふふ。ツムジよ。メドーサの言うことをおきき」「はい、メドーサ様」「忍者大秘巻地の巻を盗み出しておいで」

忍者大秘巻の秘密は天の巻と地の巻の二つがそろわないと解けないとハヤテに言うタツマキ。「何百人もの伊賀忍者が日本中の城の抜け道、攻撃方法を調べただけでなく、金山銀山のありかも示してあるのか」「さよう」「この上に天の巻を重ねれば全てわかるんだな」「はっ。もしこの上、地の巻が悪魔道人の手に渡れば、日本の一大事」

そこにツムジとともに現れるカスミ。「なんだかツムジが変なの。私の顔を見て姉上様だなんて」「父上、ただ今戻りました」「父上?なんだか尻がむずかゆくなるわい」「どうした。何かあったのか、ツムジ」「いいえ、ハヤテ殿。ご安心ください。異常はありません。少し態度を改めるのです。親には孝行。年上は敬う」「うん。いい心がけだ」「ははは。いつまで続くことやら。ところでハヤテ殿、今夜の見張りはそれがしが」「うむ。頼む」

タツマキの前に現れる魔女に扮した小夜と弓月。「私たちが相手になるわ」「待て。待たんか」馬車に乗って魔女が来るとうなされるツムジ。「ツムジ。どうしたの」「しっかりするんだ」ふふふと笑い現れるメドーサ。「ハヤテよ。命が惜しければ忍者大秘巻地の巻をお渡し」「なに」ハヤテがメドーサに気を取られている隙に、地の巻を奪って、メドーサに渡すツムジ。「貴様、ツムジに術をかけ、地の巻を取らしたな」「ふふふ。私の欲しいものはまだある。それはお前の命。姉ゴルゴンを殺した憎い仇」

化石の術でツムジを石にするメドーサ。「今度はお前の番だ、ハヤテ」そこに現れる月の輪。「月の光に包まれる俺の身体は石にならんぞ」「覚えておるがいい。私は何度でもハヤテの命を狙ってやるぞ」小夜と弓月とともに逃走するメドーサの前に現れる嵐。「魔女メドーサ。ニセモノの地の巻を悪魔道人に渡すつもりか」「なに」「本物は私の懐中だ」「その手にはのらん」「信じられなければ確かめてみることだ」確かめようとするメドーサから鎖鎌で地の巻を奪う嵐。「ははは。せっかくだが渡さん」「嵐。お前の命、地の巻、必ず取ってやる」小夜と弓月ととも姿を消すメドーサ。

石になったツムジを見て泣くカスミ。唇をかみしめるタツマキ。「ハヤテ殿。それがしは何を。親として何もしてやれんのでしょうか」「タツマキ。嘆く親の気持ちはわかる。しかし焦るな。ツムジに魔力をかけた魔女さえ倒せば、きっとツムジは元の姿になれる」「はっ。なんとしてでも魔女メドーサを探し出さねば」

曲芸をする小夜と弓月をぼんやり見つめるタツマキ。(昨日は元気にあの曲芸を見ていたツムジ。一刻も早くメドーサを)曲芸を終えてタツマキに声をかける小夜と弓月。「何かお困りの様子なので、つい」「人を探しております。それに息子の命がかかっている」「小夜姉さん。あの方のお会わせしたら」「そうね」「あの方?」

南蛮寺にタツマキを連れて行き、女占い師にタツマキを紹介する小夜と弓月。「何をお尋ねです」「実はメドーサと申す怪しい女を」「わかりました。心に念じてこの水晶玉を見るのです」怒鳴るハヤテ。「タツマキ。水晶玉から目を離せ」魔女に扮してタツマキを攻撃する小夜と弓月。「ハヤテ。どうしてここがわかった」「ツムジは曲芸の姉妹を見たあと、魔力にかかった。糸を引いて操ってるのは当然魔女メドーサ。とすれば姉妹をつければお前に会える」「ううむ」

メドーサに変身する女占い師。変身忍者嵐に変身するハヤテ。「行くぞ。メドーサ」「ふふふ。私は不死身。今度こそ石にしてやる」そこに現れる月の輪。「嵐。メドーサを斬るには鎌のみが通じる」鎌を投げつけメドーサを斃す嵐。メドーサの魔力が消え、タツマキを襲うにをやめる小夜と弓月。ツムジが元に戻って喜ぶカスミなのであった。