変身忍者嵐 第26話 | ロロモ文庫

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死ぬか嵐!恐怖のスフィンクス!!

伊賀の里で忍術の訓練をする忍兵衛を笑い飛ばす乞食坊主。「何がおかしい」「伊賀忍者の修業とは子供の遊びのようなものだ。だから笑った」「貴様、何者だ。この伊賀の里に何か用事か」「伊賀忍術の名人、百地仙人に会いたいと思うての」「大先生に会ってどうする」「お前らのような雑魚に言う必要はない。百地仙人のところに案内してもらおう」「黙れ。大先生はお前のような乞食坊主にお会いにならん」「いう事を聞かんと皆殺しにするまでよ」「乞食坊主をやれ」

乞食坊主を取り囲む伊賀忍者。「ふふふ。どこからでもかかってこい」「くらえ。伊賀の八方金縛り」「勘違いするでない。縛られてるのはお主らの方よ」「なに。うわあ」蜘蛛の糸に縛られる忍兵衛。ふふふと笑う乞食坊主。「毒蜘蛛タランチュラ。よくやった。そろそろ仕事に取り掛かろうか」呪文を唱える乞食坊主。ばたりと倒れる伊賀忍者。さらに呪文を唱える乞食坊主。夢遊病者のように起き上がる忍兵衛。

百地屋敷に忍び込み、忍者大秘巻・天の巻を盗む忍兵衛。はてと呟く百地仙人。「忍兵衛がどうしてあんな真似を」忍兵衛から天の巻を受け取る乞食坊主。「ふふ。これさえあれば、日本中の忍者を支配できる」巻き物の中に何も書いてないのを見て、ううむと呻る乞食坊主。「諮ったな、百地のヤツ。もう一度行け」「はっ」

乞食坊主の関節を決める百地仙人。「何のためにわしの弟子に術をかけ、巻物を盗ませた」「まいった。恐れ入った。わしの敵う人ではない」「白状せい。誰に命令された」「悪魔道人と名乗る妖怪使いに」「悪魔道人?わしの一番弟子、タツマキが知らせてきた日本征服を狙う怪人だ」スフィンクスに変身し、呪文を唱える乞食坊主。「うう。身体が動かん」「ふふ。いかに忍法の名人でもスフィンクスの力には勝てんはずだ。敗れたり、伊賀忍法」

はははと笑うタツマキ。「伊賀の里はいつ見ても美しゅうござるの」「嬉しそうだな、タツマキ」「それはもう。百地の大先生にはもう五年も会っておりませんからのう」「その百地仙人殿は快く俺達に力を貸してくれるだろうか」「もちろんですとも。百地先生は立派な方でござる。平和と正義を願う方でござる。消えた悪魔道人の大魔神像を探すために、きっと協力してくれますばい」「タツマキ。なんだか落ち着かないな。構わんぞ、一足先に百地仙人の屋敷に言っても。カスミとツムジは俺が連れていこう」「それではお言葉に甘えて」

昏睡状態になった百地仙人にどうなさったのと聞く孫娘の千秋。「ねえ、忍兵衛、教えて。おじいさまに何があったの」「大先生は呪いにかかった」「え、呪いですって。そうだわ。さっきの使い鳩がタツマキさんが間もなく来るって知らせたわ。タツマキさんならきっと力になってくれる」「なに。タツマキが来る」

百地屋敷に向かうタツマキを迎える忍兵衛たち。「おお、みんな、立派に成長したのお」「使い鳩でお前が来るのを知り、迎えに来た」「ははは。幼馴染はいいもんじゃ。ところで忍兵衛、百地大先生と孫の千秋殿はどうした」「先生は忍びの森の修験道でお前をお待ちになっておられる。さあ、行こう」修験道で待っていたぞと笑う乞食坊主。「おのれがタツマキか」「忍兵衛。これはどういうことじゃ。あ、何をする。気でも狂ったか」「ははは。こやつらはわしの呪いでわしの思うがままに動く。今にお前も楽にしてやる」

そこに現れ、タツマキを救出するハヤテ。「うぬ、ハヤテめ」「どうして俺の名前を知っている。そうか、貴様、悪魔道人の手先だな。タツマキ、こいつは俺が引き受ける。忍兵衛たちを頼む」「心得た」スフィンクスに変身する乞食坊主。「伊賀の里はスフィンクスのものよ。ハヤテ、俺の呪いを受けろ」火薬玉を投げつけ、スフィンクスの呪いから逃れるハヤテ。タツマキを襲う忍兵衛に火薬玉を投げつけるツムジ。「親父、しっかりしろ」

百地仙人の病気の原因は私にもわからないと千秋に言うカスミ。「江戸でいろいろ医学の勉強をしたカスミさんにもわからないのね」「千秋様、元気を出して。きっとハヤテさんやお父さんが来ると」「この里には古くから言い伝えがあるの。赤目の滝に言って願い事をすれば、叶うって。私、行ってきます」「もうじきハヤテさんたちが」「一人で行かないと願い事は叶えられないの」

赤目の滝でおじいさまの呪いを解いてくださいと願う千秋。そこに現れる乞食坊主。「その願い事叶えてやる」「お坊様、本当ですか」「坊主はウソをつかぬもの」「どうすればいいのですか」「お前さんの家にある忍者大秘巻、あれを持ち出せばよい」「できません。そればかりはできません」「大事な百地仙人がくたばってもいいのか」「あの巻物は百地家が守り抜かねばならぬもの。たとえおじいさまの命がかかっていても」「しぶとい小娘め」スフィンクスに変身する乞食坊主。伊賀の里はもうおしまいだと千秋に言う忍兵衛。「言うことを聞いたほうがいい」「この小娘を大魔神の生贄に捧げるのだ」

そこに現れ、はははと笑う嵐。「嵐見参。スフィンクス。お前を尾けたおかげで、消えた大魔神像が見つかった。礼を言うぞ」「おのれ、嵐め」そこに現れる月の輪。「嵐、その娘は俺が受け取る」「月の輪、頼むぞ」嵐をエジプトの呪いの箱に閉じ込めるスフィンクス。「貴様の超能力も通用せん。者ども、この箱を滝つぼに放り込むのだ」月の輪と千秋を自分の巣の中に陥れるタランチュラ。「ははは。憎い月の輪。お前の墓場はここだ」