変身忍者嵐 第25話 | ロロモ文庫

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恐怖怪談!魔女ゴルゴン呪いの城!!

花嫁行列かと呟くツムジ。「きれいだなあ。おいらも行こうっと」花嫁を迎えて、そわそわする太助。婿どのが落ち着かんと花嫁に言う太助の父の善兵衛。「ひとつ綿帽子の下の綺麗な顔を見せてやってくださらんか。お里さんはこの飛騨の国でも評判の美人じゃ。皆の衆も楽しみにしている。ひとつ顔を見せてやってくだされ」「ふふふ。私の顔をそんなに見たいのかい。私の顔を見たらどんな風になるか」違うと呻く太助。「隣の村のお里さんの声じゃねえ」

綿帽子を捨てる魔女ゴルゴン。「ふふふ。一人も逃がしはしないよ」口から冷凍光線を吐くゴルゴン。たちまち凍り付く太助たち。目下のところ異常なしと伝書鳩に念じて空に放つツムジ。空中で凍って落下する伝書鳩。「え、どういうこと」「ふふふ」「出た。西洋怪人」口から冷凍光線を吐くゴルゴン。たちまち凍り付くツムジ。

血車忍者を蹴散らすハヤテに、急ぐことはないと語りかける悪魔道人。「役に立たん血車忍者などいくら死んでも気にせん。それよりハヤテ、話がある。この舟に乗らんか」「よし。悪魔道人と話をするなど、二度とないだろうからな」悪魔道人の舟に飛び乗るハヤテ。「話とはなんだ」「この道人と手を握らんか」「それは無理な話だな」「まあ聞け。お前のために海を渡って日本にやってきた西洋怪人ドラキュラ、狼男、ミイラ男、フランケンが死んだ。わしにとっては大事な怪人どもだった。しかし奴らの死を惜しむ前に、わしはお前の腕に惚れた。殺したくはないんだ」「迷惑な話だ」「なあ、ハヤテ。わしと一緒になれば日本は征服できる。必ずな」「道人。勘違いするな。俺は正義を守るために命を賭けている。そしてお前はその正義を破る男。どうして手を握ることができる」「ダメか。断るのか」「当たり前だ」「この悪魔道人の話を断るとどうなるか、覚悟はできているだろうな」「この舟から降ろさんと言うのか」「そうとも。地獄の底に引きずりこんでやる」

川の中から戸板に縛られて現れるツムジ。「ハヤテさん」「ツムジ」回転する戸板。「お前は」「ふふふ」はははと笑う悪魔道人。「ハヤテ。魔女ゴルゴンの魔力で死ね」消える悪魔道人。ゴルゴンの氷の吹き矢を浴びて川に落ちるハヤテ。「見たか。ゴルゴンの力を」川の中からツムジを抱えて現れる嵐。「嵐見参」「嵐」「ゴルゴン。悪魔道人に伝えるのだ。最後の勝負は霧ヶ峰でつけてやるとな」

ハヤテとタツマキとカスミを花嫁行列の入った屋敷に連れて行くツムジ。「誰もいないな」「あ。長持ちの中に誰かいる」「悪魔道人に導かれた西洋怪人か」長持ちを開けるタツマキ。「お助けください」「助けてくれとは」「隣村からこの村にお嫁入する途中、恐ろしい妖怪に襲われて」「じゃあ、本当の花嫁さん?」「はい。お里と申します」「どうしてこんなところに」「気がついたら不思議なお城の中にいました。夢中で逃げて、ここに隠れていたのです」「その逃げ出したお城へ案内できるか」「はい」

あの城がそうですとハヤテとタツマキに言うお里。「ハヤテ殿。行きますかの」「うむ」城に向かうハヤテとタツマキを見てほくそ笑むお里。さてと呟くツムジ。「おいらも行くか。うう。寒い。いるんだ。この近くにゴルゴンが」「ツムジさん。何してるの」「とぼけるな。お前はゴルゴンだ。この寒さが証拠だ」「ふうん、寒いの。もっと寒くしてあげるわ」ゴルゴンに変身するお里。口から冷凍光線を吐くゴルゴン。たちまち凍り付くツムジ。

城に忍びこむハヤテとタツマキ。鏡の中に消えるゴルゴン。鏡の中から現れる凍ったツムジ。落とし穴に落ちるハヤテ。タツマキの首を絞めるゴルゴン。「魔女ゴルゴンの呪いの城に入った者は生きては出られない。落とし穴の底は氷の部屋。ハヤテは死ぬ」落下する氷柱で胸を刺され、あああと叫ぶハヤテ。ふふふと笑うゴルゴン。「憎いハヤテは死んだ。あっ、わら人形。いつの間に」はははと笑う嵐。「嵐見参」「おのれ嵐め。捕らえた人質は殺してあげる」「待て」

鏡の中に入ろうとするゴルゴン。はははと笑う月の輪。「お前はいつの間に」「鏡の中は満員だぜ」「月の輪。またしても邪魔を」「西洋怪人のあるところ、月の輪あり」「くそう」嵐に冷凍光線を浴びせ逃走するゴルゴン。鏡の中から出る月の輪。「月の輪」「嵐。二人は大丈夫だ」「そうか、あとは頼むぞ」嵐旋風斬りでゴルゴンを斬り。ゴルゴンの脳天に刀を刺す嵐。巨大な緑のヘビとなって死ぬゴルゴン。

ハヤブサオーに乗って、霧ヶ峰に到着する嵐。「あれが目指す悪魔道人の大魔神像か」霧とともに消える大魔神像。「む。大魔神像が消えた」「はははは。嵐よ。大魔神像の秘密、まだまだ貴様には探らせんわ」「悪魔道人。どこに消えようとも必ず大魔神像は探し出すぞ」

これからが大変だと話しあうハヤテたち。「あ。あれは」「花嫁行列」「あの花嫁さんは」にっこりとハヤテたちに微笑むお里。「さあ。いつまで見とれてるんだ。行くぞ」「はい」