変身忍者嵐 第27話 | ロロモ文庫

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妖怪!毒ぐもタランチュラ!!

月の輪に勝ち誇るタランチュラ。「嵐はスフィンクスの呪いの箱に閉じ込められて、今頃は滝つぼの底に沈んでいるはず」「笑わせるな。貴様たちに負ける嵐か」「貴様もこのタランチュラ様の毒煙で溶けろ」毒煙を吐くタランチュラ。千秋を抱え、瞬間移動する月の輪。ううむと呻るタランチュラ。「おのれ、月の輪め」

ううむと呻る嵐。「スフィンクスの呪いの箱。その呪いさえ解ければ脱出できるはずだ。むう、四方に書かれている蜘蛛の絵。これが呪いの原因。嵐四方破り」呪いの箱を爆破する嵐。ふふふと笑う忍兵衛。「嵐め、自爆したな。スフィンクス様に報告しないと」はははと笑う嵐。「そのスフィンクスは今どこにいるんだ」「うぬ、かかれ」伊賀忍者を峰打ちで倒し、忍兵衛から毒グモを追い出し、その毒グモを爆破する嵐。

意識朦朧とする忍兵衛にどうやら正気に戻ったなと言うハヤテ。「あなたは」「タツマキと一緒に百地仙人殿を尋ねてきたハヤテです」「百地大先生を。あ、そうだ。怪物が大先生の屋敷に向かった」「なに」百地仙人に呪いをかけて、忍者大秘巻・天地二巻を盗もうとするスフィンクスから巻物を奪い返すハヤテ。「スフィンクス。天地二巻は渡さん」「待て。ハヤテ」

逃げるハヤテに呪いをかけるスフィンクス。火薬玉を投げて呪いから逃れるハヤテ。「くそう」はははと笑う嵐。「スフィンクス。悪魔道人に伝えろ。この天地二巻は嵐が命を賭けて守り抜くと」「うむ。そうはさせん。やれ、タランチュラ」タランチュラの攻撃を受け、川に逃げる嵐。「ううむ。ナイルの川渡り」迫るスフィンクスを斬る嵐。今度会う時は必ずと呻き、タランチュラとともに消えるスフィンクス。

ううむと呻る嵐。「ひとまずこの二巻を百地屋敷に届けねば」「その必要はござらん」「お主は」「百地仙人の息子、百地源太夫と申す。父が襲われたと聞き、急ぎ姫路から戻ったところ」「そうか」そこに現れる千秋。「お父上様」「おお、千秋」「お父上様が戻ってよかった。使い鳩の知らせを見てくれたのね」「父が戻ったからには、もう心配はいらん」二巻を源太夫に渡す嵐。「早くこれを持って仙人殿に会われることだ」「これはかたじけない。よくぞ守り抜いてくれた」

父上を苦しめる悪魔道人とその手下は忍者大秘巻を狙って、まだこの伊賀の里のいるはずと語る源太夫。「草の根を分けても探し出せ」「はっ。忍兵衛、お互い頑張ろう」「もちろんだ、タツマキ。今までの借りはきっと返してやる」「俺も手伝おう」「おお、ハヤテ殿の助けがあればこれは千人力じゃ」「しかし、屋敷が空になると。忍者大秘巻は誰が守る」「天地二巻は百地家の秘宝。わしが残って守ろう」「源太夫殿に任せて、スフィンクスを探しに行こう」「大先生、しばらくのご辛抱を」

スフィンクスを探している最中に、鳩の鳴き声を聞く忍兵衛。「あの音は」傷ついた鳩を見つける忍兵衛。「この鳩は千秋お嬢様が大事にしている使い鳩。どうしてこんな場所に。お嬢様が源太夫殿に送ったのはこの手紙では」忍兵衛にどうしたと聞く源太夫。「スフィンクスは発見したのか」「お頭様。この使い鳩についてご説明願いたい」「む」忍兵衛の腹を刀で刺す源太夫。「ははは。長くは持つまい。ついでにじじいの息の根を止めてやるか」

虫の息でよろよろ歩く忍兵衛にどうしたと聞くハヤテ。「誰にやられた」「無念だ。お頭はニセモノ」「なんだと」「早くお屋敷へ」事切れる忍兵衛。「忍兵衛、必ず仇をとってやるぞ。むっ」そこに現れ、ハヤテに呪いをかけるスフィンクス。「またしても」「行かせるものか。地の底まで落ちて行け」地割れの中に落ちるハヤテ。はははと笑うスフィンクス。「スフィンクス」「む」スフィンクスの腹を刺す嵐。むううと呻いて斃れるスフィンクス。

スフィンクスの呪いが解け、自分を斬ろうとする源太夫の攻撃をかわす百地仙人。「源太夫になりすます化け物め」「さてはスフィンクスに呪いがとけたか」「正体を現せ」源太夫の右腕を斬る百地仙人。タランチュラとなって逃走する源太夫。切り落とされたタランチュラに右腕が握っている地の巻を見て、しまったと呟く百地仙人。「天の巻は奪われてしまったか」

タランチュラに待てと叫ぶ嵐。「天の巻を置いていけ」「取れるものなら取ってみろ」タランチュラを斬る嵐。「悪魔道人。天の巻は頼みまする」天の巻を投げあげて斃れるタランチュラ。ひひひと笑う魔女メドーサ。「天の巻は私が受け取った」ううむと呻る嵐。「そうか。悪魔道人は新しい西洋魔人を次々と日本に呼び寄せていたのか」ハヤテとタツマキは百地仙人に天の巻は必ず取り返すと誓うのであった。