変身忍者嵐 第24話 | ロロモ文庫

ロロモ文庫

いろいろなベスト10や漫画のあらすじやテレビドラマのあらすじや映画のあらすじや川柳やスポーツの結果などを紹介したいと思います。どうぞヨロピク。

恐怖怪談!フランケンの首が笑う

フランケンに命令する悪魔道人。「大魔神像への地図を持つ木こりの姉弟が伊賀忍者に守られて江戸に向かっている。行け、フランケン。一人残らず殺すのだ」「悪魔道人様。よい知らせをお待ちください」

フランケンに殺された市助の墓を立てるタツマキに黙兵衛から預かった密書を渡すと言う静香。「みなさん、命がけで私と弟を守ってくださったわ」「うむ」「俺も姉ちゃんも間違ってたよ。受け取ってくれ」「ありがたい。これさえあれば日本を狙う悪人どもをやっつけられる。この地図によればやつらの根城は飛騨の霧ケ峰。江戸に戻らなくてもいい。ただちに飛騨に走る」静香と弥太は私に任せろとタツマキに言うハヤテ。「俺がこの子たちを里まで送っていく。お前たちは安心して飛騨に行け」

タツマキたちを待ち受けるフランケン。「己は西洋怪人か」「アイアムアフランケン。伊賀忍者の生き残り。ここから先は一歩も進ません」耳平と塔内を殺し、タツマキにケガを負わせるフランケン。「お前は最後の一人」「貴様にやられるくらいなら、伊賀忍者の最期を見せてやる」小刀で喉を突こうとするタツマキに待てと叫ぶハヤテ。「出たな、ハヤテ。貴様が出るのを待っていた。戦え、フランケン様と」「あいにくだが、今はケガをしたタツマキを救うのが先だ」目くらまし弾をフランケンに浴びせ、タツマキを救出するハヤテ。

気を失ったタツマキを背負い、静香と弥太とともに山寺へ行くハヤテたちを見てうううと呻る顔中傷だらけのせむしの寺男。「怪我人で困っている。少し休みたいのだが」「あああ。ついてきなされ」ハヤテに聞く弥太。「ハヤテさん。化け物じゃないだろうね」「とにかくタツマキを休ませなくてては」和尚にお世話になると言うハヤテ。「怪我人かな。この山奥ではさぞお困りになられたであろう」「はあ。怪我人を抱えて野宿と諦めておりました。助かります」「何のもてなしもできんが、今夜がゆっくりと休まれるがよい」カスミに親父はどうしてるかなと聞くツムジ。「大丈夫よ。お父さんは日本一の忍びだもの」「あ。草鞋の緒が切れた。縁起でもない」「……」

ううむと呻くタツマキに気が付いたかと言うハヤテ。「ここはどこでござるか」「地獄へも極楽へも行けるところだ。お寺だ」「耳平と塔内は」「ダメだった」「江戸を発つ時には五人。それが今はわし一人になってしまった」「タツマキ。仲間のことは今は忘れるんだ。傷によくないぞ」「役に立つはずのわしが、かえってハヤテ殿の足手まとい。わしに構わず一刻も早く飛騨へお発ちくだされ」「怪我人を置いていけると思うのか」「……」「さあ、つまらんことは考えずに、早く元気になるんだ」「申し訳ござらん」

真夜中に起き、山寺を出ようとするタツマキ。(今のわしはハヤテ殿の足手まとい。必ず傷を治して後を追います)そこに現れるフランケン。「伊賀のタツマキ。どこに行く」「貴様、どうしてここへ」「ははは。ハヤテや貴様がこの寺に辿り着いたのは、全て俺の筋書き。大魔神像の秘密を知るヤツは一人も生かしておけん」火を吐くフランケン。火だるまになるタツマキ。「伊賀忍者最後の一人も死んだ。残るはハヤテだけか」体をバラバラにして襲うフランケンの攻撃をかわすハヤテ。「くそう」「待て、フランケン」体を合体し、指から弾丸を放つフランケン。それをかわし、フランケンの首を斬るハヤテ。ハハハと笑う首。「あ。お前は寺男」「タツマキは殺した。次は貴様だ」首を抱えて去るフランケンの胴体。

タツマキはどこにもいないと静香と弥太に言うハヤテ。生ある者は必ず滅すと呟く和尚。「それが世の道理じゃ。諦めなさることじゃ」「……」「あの寺男が恐ろしい化け物とはのう。体があのようで不憫と思って使っていたが、恐ろしいことじゃ」「ハヤテさん。タツマキさんは本当に死んでしまったの」「怪我さえしていなければむざむざとやられるタツマキではないが」

和尚の点てたお茶を飲もうとするハヤテに天井裏から現れ、そのお茶には毒が入っているというタツマキ。「和尚の部屋の天井からこの部屋の天井まで足跡があります。ということは」「なに」「こやつはフランケン」天井裏から現れるカスミとツムジ。「お父さん、しっかりして」「親父」ふふふと笑う和尚。「タツマキの最後の息の根を止めなかったのは失敗だが、この場で全員皆殺しだ」フランケンに変身する和尚。そこに現れる月の輪。「みんなは俺が預かる。フランケンと戦え、ハヤテ」変身忍者嵐に変身するハヤテ。分身攻撃を仕掛けるフランケンに対し、「嵐イナズマ縛り」でフランケンの動きを止め、嵐はフランケンを葬るのであった。