変身忍者嵐 第23話 | ロロモ文庫

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恐怖怪談!呪いの狼男は誰だ!!

大魔神像を見てううむと呻る伊賀忍者の黙兵衛。(とうとう発見したぞ。タツマキから連絡のあった西洋怪人の住み処を。大魔神像のありかを何としても伝えなければ)沸き立つ水鏡を見て、異変を感じ、水神に映る黙兵衛を見て、「日本忍者め」と呻く悪魔道人。「わが城大魔神像を嗅ぎつけたな。生きて帰さんわ」黙兵衛を襲う狼男。「狼か」「狼が人間の言葉を喋るか」「では西洋怪人」「岩石こだま崩し」「うわあ」勝利の雄叫びを上げる狼男。

狼の鳴き声だと姉の静香に言う弟の弥太。そこに現れる黙兵衛。「頼む。俺はもう助からん」臭うぞと呟く狼男。「伊賀忍者め。あの山小屋に逃げ込んだな」密書を静香に渡す黙兵衛。「これを江戸の伊賀屋敷に届けてくれ」山小屋から出て、叫ぶ黙兵衛。「出てこい。狼男。どうせ助からぬ命なら、貴様を道連れにしてやる」黙兵衛を殺す狼男。「む。ない。ヤツが持ってるはずの大魔神像への案内図がない。うむ、伊賀忍者め。時間を稼いで逃がしおったな」

静香と弥太を取り囲む忍者たち。「あなたたちは?」「心配いたすな。伊賀忍者黙兵衛の仲間だ。あとは俺達が引き受ける。黙兵衛から預かったものを渡せ」渡してはいけないと怒鳴るハヤテ。「伊賀忍者とは真っ赤なニセモノ。実は血車忍者ども」静香と弥太に逃げろというハヤテ。「長野の宿に行くんだ」「はい」

伊賀忍者たちに話すタツマキ。「ハヤテ殿の知らせによれば、血車党の根城を書いた。地図を持った木こりの姉弟が長野宿に向かった。その地図さえあれば根城を叩ける。それぞれ散って長野宿の旅籠に集合じゃ」「はっ」黙兵衛が現れ驚く玄貴。「お前は死んだのでは」「そうだ。俺を殺したヤツはこんなヤツだ」狼男となる黙兵衛。「貴様を殺す。貴様に成り替わって、伊賀忍者を殺す」玄貴を殺し、玄貴となる狼男。

黙兵衛から預かったものを渡してくれと言うタツマキにいやだと言う静香と弥太。「伊賀忍者だという証拠を見せてください」「うむ。弱ったのう。一度血車忍者に騙されておるから、信用してもらえん」地図を受け取ったかと聞く玄貴に、とても手に負えんと答えるタツマキ。「人を疑うことを知らん山育ちだけに。とにかく打つ手は打って、あの姉弟をわしらで守ろう」「打つ手とは?」

木こりの姉弟になりすまして囮になってくれとカスミとツムジに頼むタツマキ。「悲しいことじゃが、わしはお前らを守ってやれん」「私も忍者の娘よ、いざという時の覚悟はできているわ」「カスミ」「おいら、囮になって血車の西洋怪人を惑わせてやるよ」「ツムジ」「じゃあ行ってきます」「気を付けて行くんじゃぞ」

静香と弥太を襲う狼男。そこに現れるハヤテ。「この二人を守るのはタツマキたちだけではない」「おのれがハヤテか」「さあ、早く逃げるんだ」静香と弥太にどうしたんじゃと聞くタツマキ。「狼男が」「なに」狼男を斬るハヤテ。その傷をこすって治す狼男。「俺は不死身だ」「ぬう」「狼破壊叫び」叫び声をあげて姿を消す狼男。

静香と弥太は間道に向かったとタツマキたちに言う玄貴。「よし。行こう」はははと笑う嵐。「その手に乗ってはならんぞ。伊賀忍者、新堂玄貴。お前は黙兵衛を殺して黙兵衛となり、次に玄貴を殺して、玄貴となった。どうじゃ、玄貴。いや、狼男」「馬鹿な。何を証拠に」「証拠は人工的な光を浴びて大地に伸びるお前の影じゃ」「ふふふ。伊賀忍者になりすまし、密書を奪い、伊賀忍者を皆殺しにするはずだったが」狼男となる玄貴。「俺は噛み殺した男の全てになりすます。まず小手調べは玄貴の柳生新陰流じゃ」柳生新陰流を操り、不死身の強さを誇る狼男に苦戦する嵐。そこに現れる月の輪。「嵐。俺の刀を使え」月の輪の刀で狼男を斃す嵐。「月の輪。どうしてお前の刀で狼男が斬れた」「狼男は銀に弱い。俺の刀は銀造り。ただ、それだけのことだ。悪魔道人はまだ狙う。十分気を付けることだ」「月の輪」