変身忍者嵐 第22話 | ロロモ文庫

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恐怖怪談!透明人間対ナゾの剣士

ミイラ男に命令する悪魔道人。「村の男を働かせるのだ。そしてピラミッドを築き、エジプトの砂漠に永遠に眠る第二、第三のミイラの呪いを解き、この日本に招き寄せるのだ」

話しあう村人たち。「今日はちっともかからねえ」「あんまり魚を取り過ぎたんで、村の主が怒ってるのかもしれねえなあ」「さあ、あきらめて帰ろう」「おい、あれはなんだ」沼の上に浮かぶ柩。「ひょっとして宝物でも詰まってるんじゃねえか」「本当かよ」「開けてみようぜ」柩の中から現れるミイラ男。「ミイラ男の呪いを受けよ」村人たちを白い布で包むミイラ男。「逃げようとしても逃げられはせぬ」

村人たちを襲うミイラ男。「一人も逃さんぞ。奴隷になってピラミッドを作るんだ」大変なことになったと呟く伊賀忍者の飛天。「あれはまさしくタツマキから連絡のあった血車党の怪人。このことを一刻も早くタツマキに知らさねばならぬ」使い鳩に文をつけて、江戸の伊賀屋敷に飛ばす飛天。

早速伊賀屋敷を出発するハヤテとタツマキ。「飛天は飛騨の高山でわしらを待っております」「うむ。無事ならいいが」「飛天は相当な使い手。まさか血車党に負けはすまいが」たまには江戸を離れないととカスミに言うツムジ。「遊びに行くんじゃないのよ、ツムジ」「わかってます、わかってます」

飛天の泊まる旅籠に到着するハヤテとタツマキ。「はて。飛天はどこに」天井からポトリとと落ちる血。「む」天井で串刺しになって死んでいる飛天。「飛天」「なんとむごいことを」刀を振るうハヤテ。「ハヤテ殿」「姿は見えんが影が」「お。刀に血が」血のしずくの後を追うハヤテ。「ハヤテ殿、気をつけて」「うむ」

沼まで続く血のしずくを追い。沼のほとりで一心不乱に祈る村人たちに何をしてると聞くハヤテ。「この沼から恐ろしい化け物が出るんじゃ」「それで巫女を呼んでお祓いをしているのか」村人たちに命令する巫女。「その男を沼のたたりを鎮める生贄にするのじゃ」「お俺を生贄に?そうか。村人を操ってるのはお前か」

悪魔道人となる巫女。「貴様がハヤテという若僧だの」「そうか。血車党のためにはるばる怪人を連れて来た首領なのか」「無駄なことじゃ。貴様がどうあがいても、この悪魔道人の怪人どもには勝てん」「そうかな。怪人ども斃す前に、まずお前を斬る」「このわしが斬れるかの」沼の上を歩く悪魔道人。「待て」ミイラ男の千年布に全身をくるまれるハヤテ。ふふふと笑う悪魔道人。「その布に包まれた人間は絶対に動けない。お前にとどめを与える、走れ。地獄の炎」地獄の炎に包まれて消えるハヤテ。「行け。ミイラの棺よ。ピラミッドを築くのだ」

沼から川に流れるミイラの棺を追うタツマキ。川岸に到着し、柩から出現するミイラ男。「血車党下忍よ。悪魔道人の魔力でハヤテは吹っ飛ばした。あとは奴隷どもをこき使ってピラミッドの完成を急がせるのだ」血車忍者に化けて、ピラミッド製造現場に潜入するが、ミイラ男に正体を見抜かれ、囚われの身となるタツマキ。「ピラミッドの地下室に連れて行け。そこでお前を殺してミイラにする。そこで俺を働かせるのだ」「うむ。無念じゃ」「誰も助けにこない。ピラミッドの底で生贄になるのだ」

ははははと高笑いした現れる嵐。「ミイラ男、とうとうお前の住み処を教えてくれたな」「なに」「嵐見参。タツマキ、逃げろ」「はっ」ううむと呻るミイラ男。「嵐。ドラキュラは死んだが、俺は負けん」嵐の身体を自分の身体にある白い布全部で包み、透明人間となるミイラ男。「あ、消えた」「見えまい、嵐。苦しめ、嵐。透明固めだ」「ううむ」そこに現れ銀色の粉をふりまく月の輪。粉を浴びて骸骨の姿をさらし、柩の中に逃げるミイラ男。「嵐。いまだ」「おお」嵐は柩の上から刀を刺し、ミイラ男を斃すのであった。