変身忍者嵐 第12話 | ロロモ文庫

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地獄の怪人!ゲジゲジ魔!!

骸骨丸に命令する魔神斎。「燃える水を一刻も早く掘り出すのだ」「はっ。そのために女子供に至るまで、この村の人間を駆り立てて働かせております」石油発掘のために、枯れはてる村の井戸。流れだす油のために魚一匹棲めぬ死の川となる村の川。見張りの目を逃れて逃げる作左。この作業場を逃れてもこの村から出ることはできんと言い放つ骸骨丸。「血車党化身忍者ゲジゲジ魔が貴様らを餌食にしてくれるわ。追え、追うんだ。ゲジゲジ魔。思う存分暴れてくるんだ」

ゲジゲジ走りで川の水を飲もうとする作左に追いつくゲジゲジ魔。「百姓。その水は飲めぬわ」「どうか助けてくれ」「血車党に容赦はない。貴様も女房もせがれも地獄に堕ちるのだ」そこに現れるハヤテたち。「血車党の化身忍者め。覚悟しろ」「小癪な。わが忍法六ツ身分身見ておれ」自らの身体を刀で六等分し、下等生物は自らの身体を切り刻んでもその一つ一つから新しい生命が生まれるという能力を利用して六つになるゲジゲジ魔。カスミに鏡で正体を確かめろと言うタツマキ。鏡の光を浴びて、ゲゲゲと呻く本体のゲジゲジ魔。下忍たちに捕まってしまうタツマキとカスミ、人質ができたので引き上げろと命令する骸骨丸。タツマキとカスミが捕まったと舌打ちするハヤテに女房と子供を助けてくれと懇願する作左。

うううと呻る作左の妻のおしのに水でも飲むかと言う作左の息子の与吉。そこに現れ、作左が逃げたので掟通りにお前たちを殺すと宣告し、下忍に与吉はドクロ館に連れて行けと命令し、おしのの首を絞めるゲジゲジ魔。そこに現れるハヤテ。「弱い者いじめはやめろ。表へ出て堂々と戦え」「しゃらくさい」変身忍者嵐に変身するハヤテ。忍法水渡りで川の表面を滑って逃げるゲジゲジ魔。

与吉を助けてくれとハヤテに懇願する作左。「作左さん。ドクロ館への道は」「それがダメですだ。わしら、ドクロ館に連れて行かれる時は目隠しされてますけえ」目隠ししてドクロ館を探そうとする作左。「ダメだ。やっぱりわからねえだ」「そうか」作左に何してるのと聞く八代。そこに鳴り渡る法螺貝。早く行かなくちゃと言って歩き出す八代。あの法螺貝は子供たちを集める合図だとハヤテに言う作左。「なに。子供たちも働かされるのか」「へえ。親と交代に働かされるんで。さもねえと水をくれねえだ」いいこと考えたとハヤテに言うツムジ。「おいら、その子たちの仲間になって忍びこむよ」

女の子に化けるが、八代が吊り橋から落ちそうになり、大丈夫かと叫んで、骸骨丸に正体がバレるツムジ。「伊賀猿の小僧め」ツムジの落としたもみ殻を頼りに後を追うハヤテ。吊り橋から落ちる八代を受け止める嵐。牢屋に入れられ、タツマキにカミソリを隠した頭を差し出すツムジ。カミソリをくわえ、自分たちの縛られてる縄を切るタツマキ。与吉に元気を出しなというツムジ。「今、助けてやるからさ。姉ちゃん、いっちょ景気よく涼風吹いてよ」「うん」

涼風を吹くカスミ。牢屋に現れる嵐。「タツマキ。ドクロ館の本拠はどこだ」「一番奥の坑道でござる」「タツマキは捕らえられている村人を助けてくれ。私はドクロ館に乗り込む」ドクロ館を爆発する嵐。覚えていろと捨て台詞を残し逃走する骸骨丸。体から油を吹き出して周囲に火をつけるという忍法火炎地獄で嵐を攻めるゲジゲジ魔。紫色の布をかぶせる忍法火消し布で火を消して、影うつしでゲジゲジ魔を斃す嵐。この川の水もやがてキレイになると言うタツマキに、最敬礼する作左とおしの。今年は豊作だと与吉は嬉しそうに言うのであった。