オーシャンズ8 | ロロモ文庫

ロロモ文庫

いろいろなベスト10や漫画のあらすじやテレビドラマのあらすじや映画のあらすじや川柳やスポーツの結果などを紹介したいと思います。どうぞヨロピク。

相棒のルーと接触する5年の刑を終えて出所した大泥棒オーシャンの妹のデビー。「今度は何をやるの」「宝石よ。世界最高の宝石が地下15メートルの金庫に。カルティエのトゥーサンよ」「金庫破り?」「向うから出てくる」元カレで画廊のオーナーのベッカーに会ってきたと話すデビー。「マジ。あいつのせいであんたはパクられたのよ」「挨拶しただけよ」

メトロポリタン美術館にルーを連れて行くデビー。「初めは銀行を考えた。でもつまらなくて」「それでここに?」「標的は美術館じゃない。美術館の中にいる人間」「実行には50人と200万ドルは必要」「7人と2万ドルで十分よ。塀の中で1000回シュミレーション。絶対、捕まらない域に達した」

メトロポリタン美術館で開催させる「メットガラ」は世界一のファッションイベントだと語るデビー。「女優のダフネ・クルーガーが今年のホストよ。彼女はまだメットガラに着る衣装を決めていない」「デザイナーが必要ね」浪費壁で税金を滞納しているファッションデザイナーのローズを仲間にするデビーとルー。「ダフネのドレスで一発当てるのよ」トゥーサンをダフネに使うように勧めてとローズに言うルー。「今年のテーマはヨーロッパ王室。超高級な宝石が主役よ」

若手女優のペネロペ・スターンをローズが絶賛して、「ドレスを着てトゥーサンが一番似合う女優」と言っている記事を書かせるデビー。記事を見てローズと接触するダフネ。「私はあなたの大ファンよ。沢山もってる」「本当?」「それでメットガラのドレス選びが難航してるの。だからあなたにお願いしたくて」

ハッカーのナインボール、宝石職人のアミータ、スリのコンスタンス、盗品ディーラーのタミーも仲間にするデビーとルー。「成功すれば5週間後に各自の口座に2100万ドル入る。狙いはメットガラでダフネ・クルーガーがつけるダイヤのネックレス。トゥーサンよ。ダフネを丸め込み、ネックレスを金庫から出し、メットガラに忍び込む。史上最大の宝石強奪作戦よ」

カルティエのセキュリティ担当者と話し、ダフネのドレスに似合うネックレスはこれしかないと説得し、トゥーサンの貸し出しをOKさせるローズ。「じゃあトゥーサンを見せて」トゥーサンをカメラ付き眼鏡で盗撮するローズ。3Dプリンターで精巧なトゥーサンのレプリカを作るデビーとルー。

ゲリラ芸術家のバンクシーの仕業と見せかけて、「建国の母たち」と言う作品をメトロポリタン美術館に設置するデビー。メトロポリタン美術館が警備体制を強化する隙をついて、コンスタンスが盗んだ入館カードを使って、メトロポリタン美術館の警備システムのハッキングに成功するナインボール。

隅々まで監視されるのは仕方ないと言うルー。「狙うのは誰も見ていない場所よ。公衆トイレのカメラ設置は州が禁じてる。だからトイレでトゥーサンを手に入れる。監視映像は徹底的に調べられ、トイレから出た人間は全員疑われる」だから運び屋を使うと言うデビー。「代わりに運ばせるの」

「VOGUE」編集部の欠員募集に応募し、メットガラの座席表をゲットし、ダフネの隣の席が空白であることを突き止めるタミー。ベッカーをダフネと接触させるように裏工作するデビー。意気投合してベッカーをメットガラのパートナーに選ぶダフネ。

メットガラにローズのドレスとトゥーサンをつけてベッカーとともに現れるダフネ。裏方スタッフとしてメットガラに潜入するデビーたち。薬の入ったスープを飲まされ、トイレに駆け込み嘔吐するダフネ。介抱するふりをして、ダフネの首からトゥーサンを外し、給仕係のトレイに入れるコンスタンス。厨房に運ばれたトゥーサンをトイレでバラバラに分解するアミータ。トゥーサンがなくなったことに気づくダフネ。大騒ぎとなるパーティー会場。噴水の中からレプリカのトゥーサンを出して、あったと叫ぶタミー。宝石を分解し終わえ、デビーたちに渡すアミータ。セレブに扮してメトロポリタン美術館から去るデビーたち。

すぐにトゥーサンがレプリカであることが判明し、ダフネに事情を聴く保険調査員のフレイジャー。「ネックレスをつけて、レッドカーペットを歩いて、展示を見て、スープを飲んで、吐いて、ネックレスが消えて大騒ぎ」「同伴者のベッカーとネックレスをつけて、二人きりになりましたか」「いいえ」「トイレでは誰かと?」「便器しか見てない」「この女に見覚えは?」「ないわ」「元犯罪者のデビー・オーシャン。兄も犯罪者。彼女が現場にいた」「じゃあ、彼女が犯人?」「わからんが、1億5000万ドルのダイヤがあんたの首から消えたことだけは確かだ」

デビーたちのアジトに現れるダフネ。私たちが呼んだと言うデビーとルー。「バカじゃなければ、変だと気づくわ」「ということで1億5000万ドルを8人で割る方が、ゼロを7人で割る方がいいと思ったの」保険調査員のフレイジャーはしつこそうな男よと言うダフネ。「きっと尻の穴まで覗かれるわ」このことは想定内と言うデビー。「有力な容疑者はほかにいる。ベッカーよ」私の協力が必要ねと言うダフネになぜ協力をと聞くタミー。「同姓の友達が少ないから。読書クラブより面白そうだし」

フレイジャーにネックレスの半分は返してもいいと言うデビー。「それであなたも面目が立つでしょう」「誰が持ってる」「多分、ベッカー」「君はヤツをはめ返し、僕にも一役買わせて一件落着」「昔馴染みのためよ」ベッカーを変態プレーに誘い込み、ベッドにくくりつけて、トゥーサンの半分のダイヤを置いて去るダフネ。

ベッカーが刑務所に入ったのはいいと言うダフネ。「でも結局7500万ドルしか入らなかったんでしょう」盗んだのはネックレスだけでないと言うルー。「みんながあなたのゲロで大騒ぎになって、会場は封鎖された。その間に私たちは展示会場に。3Dコピーはトゥーサンだけじゃなかった。アマゾンで購入した6メートルの自撮り棒でカメラを細工して、ナインボールの加工した画像を流し、展示物をレプリカとすり替え」「……」「分け前は一人3800万ドルになるはず」8人の女盗賊は会心の笑みをもらすのであった。