2014年のGWに訪ねた南米周遊の旅を綴っています。

 

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イグアスに感動後、ホテルに戻りスーツケースを受け取って案内された部屋に入りました。この旅、初めての五つ星。なんだかホッとします。

 

 




明朝早くにSは帰国。私は残り、数日一人で旅を続けます。森の中の静かなホテル。風のそよぐ音、そして鳥と虫の鳴く声。滝は恐ろしいほど荒立っていましたが、その前身の川は極めて穏やかです。

 

 

 

 

はあああ。大変な旅だった。とりあえず、夕飯を食べにホテルのレストランへ。





この旅で、久しぶりにゆっくり食事をした気がします。

 


 

 

常に何かトラブルを抱え、食べた気もしてなかったような。実際、クスコ以降の食事の写真があまりない。





さて、満腹になって部屋へ戻り、ラップグルグル巻きのスーツケースを解いて中身を取り出そうとしたところ、

 

 

 

 

 

 

あれ?なんだコレ?





 

私は全ての荷物をいくつかの風呂敷に包んで縛るのですが、全ての風呂敷は解かれ、中身がぐちゃぐちゃになっとるやないですか。





 

ん?






 

ま、まさか。






スーツケースの中に入れてたサブ財布を見てみると、







キャッシュがない!







財布の中からキャッシュだけがなくなってる。






「S!私の米ドルとAUS、全部なくなってる!」






するとSは

「勘違いじゃないの?」

「どっか別のとこに入れたんじゃない?」






人のことになるとどーでもいいS。爆






彼女になにを言っても解決策が出てくるわけでもなく、そもそも既に盗まれているので後の祭り。彼女は明朝帰国だ。さすがに可哀想なのでもうこれ以上コトを荒立てるのはやめよう。この話はここで終わらせました。







それにしても、、、





 
ヤられた。







空港だ。






間違いなく空港職員に盗られてる。





 
ブエノスアイレスの空港で鍵が開かなかった時点で、もうやられていたのだ。サンタクルスで私は確かに現金を確認した。






盗難はサンタクルスで荷物を預けた後か、ブエノスアイレス到着直後。昨日も書いたように古いVersionのTSAロックはもはや意味がありません。かえって危険です。TSA対応スーツケースを開けるマスターキーが世界中に広まったことで、それを悪用し持ち主の手を離れたスーツケースから金目の物を盗むなど、空港職員にとってはいとも簡単、容易いこと。




金品入りのTSA対応スーツケースを空港で預けるなど、中身の盗難を容認しているようなものです。






ブエノスアイレスの空港で、ポキっと折れた鍵を鍵穴から取り出してもらい、解錠してもらったときに開けて確認しなかった。まさか、中まで荒らされているなど思ってもいなかったので。






人間というのは、アクシデントで色々と学ぶものですね。「失敗なくして成功なし」は個人旅でも言える。私はこのあと、様々な人に出会い学びます。