2014年のGWに訪ねた南米周遊の旅を綴っています。

 

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ブエノスアイレスから国内線に乗り換え、目的地であるイグアス空港へ到着。






この頃、確か国内線のみだったように思うのですが、今は国際空港になっており、近隣諸国からも乗り入れできるようです。

 

 

 

 

 

 

今回初の五つ星ホテルで、ホッと一息。

 

 


 

 

 

チェックインしようとしたらまだ部屋の用意ができていないとのこと。

 

 

 

 

スーツケースをレセプションに預け、イグアスの滝へ向かうことにします。








寒いボリビアから真夏のような日差しのイグアス。着ていた「ダウンを入れたい」とのことで、Sがスーツケースに仕舞おうとしたところ、、、

 

 

 

 

 

 

あれ?

 

 

 

 

 

 

「鍵が刺さらない!」

 

 

 

 

 

 

え?

 

 

 

 

 

 

なんと、Sのスーツケースも二つのうち一つの鍵穴に鍵が刺さらないのです。

 

 

 

 

 

 

なるほど。彼女のスーツケースもTSAロック。







これ、空港職員にやられてるわ。








さっきバゲージクレームで並んでた乗客たちも皆コレね。

 

 

 

 



似非TSAマスターキーにやられてるわ。

 

 





TSAロックは、米国運輸保安庁が専用キーを用いて開錠し荷物を検査することが出来るものです。米国へ行ったり経由する場合は、一時期TSA対応でないと鍵を破壊される恐れがあったため、皆様のスーツケースもTSA対応にしてる方が多いのではないですかね。








私もこの頃は米国経由でアチコチの国を訪ねていましたので、スーツケースはTSA対応でした。








しかし、TSAマスターキーの3Dデータがネットに流出・拡散したことで、3Dプリンタを使って誰でも簡単に作れる事態となり、完全にTSA鍵は意味をなくしたどころか、反って危険となりました。







スーツケースを自分の身辺から離すという観点では、空港預け以外にホテルなんかも危ないわけです。ホテルの部屋にTSA鍵をかけて置いておいても、出かけたらハウスキーパーが開けるかも知れない。








そして、素人の作る3Dプリンター鍵が不完全だったり歪んでいたり、更にスーツケースを開けても閉めないで返されると、自分の鍵で開閉出来なくなります。ホント、大迷惑

 

 

 

 

 


世界中にそれを課しておきながら、いとも簡単に流出させる杜撰な管理と等閑さは、「さすが米国」と言わざるを得ません。

米国ってホント、改めてアホな国だと思う






 

旅に戻ると、先ほど私のスーツケースに鍵が刺さらず、無理やり回そうとして折れたのを見てるので、これ以上はやめレセプションに相談します。

 

 

 

 

 

 

しかし、様々なスタッフが入れ代わり立ち代わり思案するも、最終的には鍵で開けるしか方法はなく、もしそれができないなら根っこから壊すしかないという結論に。

 

 

 


 

 

 

鍵が折れても根っこから壊しても、鍵が使えないことに変わりありませんが、Sは根っこから壊してもらうことに。







ホテルスタッフの中でも強靭路線と思われる大きく若い男性が、大きなドライバー使って一気に壊しました。







尚、スーツケースの鍵部分を故意に壊した場合、保険対象外です。Sのスーツケースは非常に高価で、しかもまだ新しかったため、ホントもったいなかった。







尚、私はこの数年後、鍵を使わず、根っこから壊すこともなくTSAスーツケースのカギを開閉する術を身に着けました。笑






 

まあ、私はもう米国へ行くことはない(イラク、シリア、リビアのビザが押されてるのでそもそも行けない)ので、TSAのスーツケースは必要ないですけどね。


 
 
 


 
さて、イグアスの滝へ向かいます。