美術館から歩いて帰る途中、ホテルの近くに大きなモールを見つけました。




オープンしたばかり風。テナントがまだ準備中のエリアもチラホラ。ABCというモール。




オシャレな店が並びます。





ABCの通りを隔てた先にある「cheese & olives」という店は、人が吸い込まれるようにどんどん入っていく。私も吸い込まれてみた。




このパンが美味しそうだったので買ったら、最高でした。他にも美味しそうなのわんさか。どおりで長蛇の列だわ。




そして、ホテルに戻ってきました。




大分汗をかいたのでシャワーして、上のパンを食べながらなんとなしにスマホを見たところ、







?????






信じられない人から信じられないメッセージが入っていました。






私、それを見てしばらく固まっていたと思います。理解が追いつかず目だけパチクリ。






誰からのメッセージだったかと言うと、、、






13年前、初めてレバノンを訪れた時にベイルートで出会った、バンク・ド・リバンの当時のGM、Bさんだったのです。






上記した出会いと転職の一連のやりとり以降この13年間、私は彼と直接の連絡は一度もしていなかった。FBにポストした写真にたまーに(ホント数年に一度)「👍」やコメントくれるくらいで、それも当たり障りないもの。個人的なメッセージのやりとりは一度もない。







彼は自分のSNSにも投稿しませんので、私は彼がどこで何をしているのか全く知りませんでした。13年前、シリア侵攻が始まって子連れでパリの自宅へ避難したまでは知っていますが、その後の行方など知る由もない。なので、今回ベイルートを経由することも私は伝えていませんでした。







しかも、そのメッセージの内容に固まりました。そこには一言、








「今、ベイルートのFour Pointsにいない?」







 ・・・







・・・









な、なんで分かるの?









混乱しました。






「もしかして、スマホが私の居場所を詳細に発信してしまっている?」「皆に私の居場所はバレバレなのか?」「それとも彼は何らかの手段で(システマチックに)行動を監視してたのか?」






若干、ゾォーッしました。笑






そのメッセージが「ベイルートにくる?」なら、まだ分かるのですよ。もし私のSNSを見ていたらお隣シリアに居ることは明確で、陸路でシリアを往来する多くの観光客はベイルートを経由しますから。







しかし彼は、「ベイルートにいる?」だけでなくホテル名を明記している。これに驚いたのですよね。






さすがに彼も私のスマホを特定して居場所を追うことは困難だろう。私は常々、日本にいても位置情報はoffだ。






もしかしたら、たまたまこのホテルの一階でランチミーティングでもしていて、私が通りがかったのを見たのかも知れない。大体、彼は監視したりストーカーするような人ではない。常に直球・潔白で面倒なくらい正しい人だ。






疑ったりしてすみません。そこは素直に、






「はい、Four Pointsにいます。なんで知ってるの?一階のレストランにいましたか?」






と返したのです。






その彼の返事で、なぜ私の居場所を知ったかが分かり更に驚き。







なんと彼、私がホテルへ入っていく姿を、運転している車中から見たというのです。






・・・




















この広い地球の陸地で、今この瞬間たまたまベイルートに居た私を、それを知る由もない彼がホテル前をたまたま通り、走行している車からホテルへ入っていく私の姿をたまたま見つけるなんて偶然あります??






しかも、出会ってから13年も経っていて、その間、一度も会ってもいないのですよ。個人的なやりとりも一度もないのです。






ホントね、、鳥肌たちましたわ。







で、一緒に夕飯を食べに行くことになりました。






なんなの?この展開。笑