3年前の夏旅を綴っています。ドイツ→ルクセンブルグ→スイス→リヒテンシュタイン。

 

 

 

 

 

スイスへは、この国へ行くために来ましたよ。

 

 

チューリッヒ中央駅から列車に乗って、小国リヒテンシュタインへ向かいます。既にWebサイトでチケット購入済み。先進国の旅はホント楽ですよね。

 

 
車窓の風景が美しく、
 
 
なんでこんなに川が綺麗な色をしているんだ。
 
 
車両はガラガラで、コンパートメント(6席)独り占め。自分の部屋のようにだらけて寛いでます。
 
 
美しいな
 
 
リヒテンシュタインは、オーストリアから行くルートもありますが、チューリッヒの方が距離も近いように思いますよ。
 
 
さて、sargansというリヒテンシュタイン公国最寄り駅に着きました。いきなりこの岩山バック。さすがアルプス山脈です。
 
 
ここからローカルバスで、リヒテンシュタインの首都ファドゥーツまで向かいます。30分に一本くらいあったかな?
 
 
バスもガラガラ。一時間近くかかります。
 
 
バスから見えた景色です。
 
 
どこを撮っても絵になるな。
 
 
さぁ、首都ファドゥーツに着きました。
 
 
幹線道路を一本、山側へ入るとメイン通りです。
 
 
リヒテンシュタインは、アルファベットではこう書きます。
 
 
建てたばかりなの?と思われる美しい建築が並びます。
 
 
 
 
シェンゲンですので、特にVISAは必要ありませんが、メイン通りのツーリストオフィスでVISAスタンプらしきものをパスポートに押してもらえます。3フラン(スイス)くらいキャッシュで払った気がする。
 
 
 
リヒテンシュタインは目立った産業はありませんが、超金持ち国です。ここも周辺国の租税回避地(タックスヘイブン)です。
 
 
スイスと相互にやってますので、ここに資産を置く人は、ほぼ税金対策(脱税)は完璧と思われます。マネロン(資金洗浄)もお手の物でしょう。
 
 
国の総人口はなんと4万人足らず。人口よりもペーパーカンパニーの数の方が圧倒的に多いと言われています。
 
 
ヨーロッパで大国に隣接する小国は、ほぼその大国のタックスヘイブンです。
 
 
そしてリヒテンシュタインの一般国民は、所得税や相続税などがありません。これ、ホント凄いことです。日本に住む日本人は生きてるだけで相当な税金を払っており、資産の多い人は死んでも税金を払わなくてはならないです。
 
 
日本は、政治家の努力で成り立っているのではなく、国民の労働で成り立っています。経済観念に長けた資産家や小金持ちの日本人が、どんどん海外へ出ていく理由が分からなくもないですよね。
 
 
日本も、そろそろどこかにそんな国(タックスヘイブン)を持ってもいいと思いますよ。「円」で税金のかからない資産を持つことは、未来の日本を守ることに繋がります。
 
 
街をぶらぶらした後、山を登ります。
 
 
汗だくで絞れました。身体もTシャツも。笑
美しい城が見えてきました。
 
 
こちらはファドゥーツ城。ルパン三世のアニメ映画「カリオストロ」のモデルになった城だそうですよ。帰国後に知りましたが。。笑 
 
 
独特な風貌の威厳ある建築物です。
 
 
ここから見下ろすVaduzの街並みが、後ろの山と相まって素晴らしい。
 
 
この国も、ルクセンブルク同様、公爵の領土でした。
 
 
リヒテンシュタイン公です。
 
 
リヒテンシュタインさんは資産家で、特に彼の持つ芸術コレクションは膨大です。
 
 
その資産価値はイギリスのエリザベス女王を有に上回るのだとか。たまに日本に輸送して展示会をやっていますよね。
 
 
この日、海のないリヒテンシュタインで、ビーチバレーの国際大会が開催されていました。観覧フリーなので、しばらくボーッと観てました。
 
 
なんか、エラいイケメンやな。
 
 
休憩の時のみ、このDJが大音量でトランス流します。それも何だかいい感じ!
 
 
応援してたイケメンチームが負けました。
 
 
リヒテンシュタインは、結局のところ租税回避のために作られた国という感を受けました。すべてのインフラはスイスが面倒見てます。警察やらなんやらの行政も全てスイス。これを堂々とやれるのはやはり西欧の特権ですね。世界は欧米人のために回ってると感じたリヒテンシュタイン公国でした。
 
 
まだ陽は高いですが、チューリッヒに戻ります。
 
 
 
 
 
 
忙しないですが明日はまた、午前中にフライトで次の国へ!