”人生初の単独バイク事故/左手•左足を骨折☠️” | バイク馬鹿 ロックベーシスト 西本圭介

バイク馬鹿 ロックベーシスト 西本圭介

テクニカルベーシストとしてベース・マガジンでも紹介 / ディープ・パープルのグレン・ヒューズ達と共にヨーロッパ11カ国を周り、また巨匠ビリー・シーンと共にKoRnのドラマー[レイ・ルジアー]のリズム隊として登場。

 

今日は6月1日です。
この県立広島病院に入院してジャスト3週間経ちました。

 

最初の手術は、事故後の応急処置的な意味合いが強かったもので、2回目の手術では、足にはチタンのプレートを入れたり、左手中指は粉砕した骨を固定するためにボルトとワイヤーによって固定すると言うことになってます。

 

 

事故の直後もめちゃくちゃ痛かったですが、1度目の手術よりも2度目の手術の方が術後はとても痛かったです。

 

 

足の手術の時は全身麻酔だったんですが、左手の手術の時は部分麻酔で、それが脇の下から注射針を打ち込んで麻酔を打つんですが、その麻酔を打つのが痛いの何の!麻酔を打つための麻酔をして欲しいと思った位ですし、なぜ全身麻酔してくれんのや?と思いました。

 

しかも僕は手術は人生で初の経験だったんですが、確かに手術中の痛みは無いのですが、実際は手術が終わった後の痛みが結構耐えられない位で、術後1日2日分の強力な痛み止めってないのかなあと思いました。

戦争映画みたいにモルヒネを打ってくれと思いましたね!

 

正直言って、この手術の痛みをもう一度やるくらいなら、バイクは二度と乗らなくていいと思う位痛かったですね。

 

 
この3週間なんですが、手術が終わった後からはリハビリというのがありまして、足を伸ばしたり動かしたりまた左手の指を動かしたりするのですが、先生に結構無理矢理伸ばしたり引っ張られたりするのでそれもめちゃくちゃ痛いです。
 
現在は足はついて歩くことができないので、車椅子に乗ってます。
左手の指も動かないため、パソコンのキーボードを打つこともできないし、いろいろな動作で左手が使えないのでとても不便です。
ちなみに、今はiPhoneでボイス入力を使って打ち込んでます。
 
入院して3週間ですけど、この3週間もちろん風呂にもシャワーも浴びてないと言う状態。1度だけ看護師さんがシャンプーをしてくれましたが、それっきりなので今は思いっきり頭も洗いたいし、お風呂にも入りたい。そんな気分です。
しかも、3、 4日前までは、尿管にカテーテルを刺して尿をしていたため、おしっこのためにトイレに行くことをしなくてよかったのですが、大きいほうに関しては自分で車椅子で運転していけるまでは、いちいち看護師に頼んで車椅子を押していってもらっていたので、これも精神的にかなりきつかった。初めはおむつで漏らしてくださいと言われたんですが、それだけはどうしてもプライド的にできずに我慢をして我慢をしての毎日でした。地獄のキツさでした。
飯を食うとトイレに行きたくなるので、飯を食いたくないと言う変なジレンマに追い込まれてしまいました。
 
事故に関してきつい事は肉体的に動かないきつさもあるんですが、ちょっと前まで健康だったのに、今は看護師さんに何かを頼まないと何もできなかったり、普通に当たり前の風呂に入るとか、自分の行きたい時にスマートにトイレに行くみたいなことができない、そういう普段何も考えてなかったことが辛いなと言うのが現実です。  
 
先週から自分で自由に車椅子で移動していいと言われたので、空いた時間に自販機までジュースを買いに行ったりすることがとても楽しい。
 
病院の1日はほんとに長くて朝の5時ぐらいには周りがバタバタするのでどうしても起きてしまう。8時に朝食が出てくるまではうとうとしながら過ごさなきゃいけない。
7時位に今日は採血しますと言われるとのが1番の恐怖。寝起き1番に嫌なこと言われるという感じですね!
採血がない日は本当に幸せな気分になります。
またこの採血ですが、注射の下手な看護師に当たると最悪な位痛い、上手な看護師だったらほんとに何の問題もない、ほんとに些細なことのようですが、プロフェッショナルと言うのは何なのかを思い知らされますね。
 
入院していて、自分自身の仕事の価値観や人生観と言うのもめちゃくちゃ変わりました。日々看護師たちからいろいろなケアを受けているんですが、その看護師たちの態度や物の言い方、そういったことで、その日1日のテンションが変わってしまったり、痛みが和らいだりすると言うことがあって、自分が学校の教員だと言うことを考えると、学生さんに際してのサービスと言うのは教育を施すだけではなく、彼らが気分良く勉強してくれたりやる気を出してくれるようなそういう態度や言動と言うものに気をつけなければいけないなと思いました。
 
そして、学生達にも伝えたい事は、全ては健康あっての事だと言うことです。健康と言うのは、精神面と言うことも含みますね。
 
病院と言うのは良いお医者さんがいると言う事は当然のことですけど、それ以外にも看護師やリハビリの先生たちのように毎日ケアーをしてくれる人たちも非常に重要です。
 
今までの僕の考えは、学校には良い教育があればそれで良いと言う発想だったのですが、学生たちには、日々心や体をサポートする看護師のような職員がほんとに必要だなと思いますし、僕自身、残りの教育生活においては、彼らにとっての良い看護師のような人間になっていきたいと思いました。
 
ちょっと堅苦しい話になってしまったので、病院内でのあるあるについて書きたいなと思います。
 
病院に来て、日々あまり聞かないが、病院で頻繁に喋られている言葉があります。
それは今日お通じあった?です。
 
おつうじ なんてCMでしか効かない言葉だったので、看護師たちから毎日「西本さん昨日お通じどう?」って言うふうに聞かれるのがめちゃくちゃ面白くてさ、とにかく、看護師さんたちがおしっこはどう?お通じはどう?と言うことを頻繁に質問してくるので、それがとても非日常と言うふうに感じます。
 
来週には、自宅の近くのリハビリテーション病院に転院になりそうなので、それを目標にしてもうちょっと頑張ってきます。
 
転院のタイミングでやりたい事は散髪💈に行く事と、ベースを持って行く事🎸
 
足に関しては、なんとなくリハビリすれば歩けるようになるかなと言う希望があるのですが、左手中指の骨折に関しては今全く動かないので、相当ハードなリハビリをしないと、昔のようにベースは弾けなくなる可能性が高いと思ってます。
 
なので、とにかくベースを触って、今までやってこなかったような練習をして楽しみながらリハビリをしたいなと思ってます。またベースが弾けるようになった暁には久しぶりにバンドやったり、人前で演奏すると言うことも目標にしていきたいなと思います。
 
ここ数年人前で演奏してない大きな理由は演奏すると言うモチベーション持つための理由がなかったというのがポイントだったので、今は周りに迷惑をかけた人たちに対してベースがちゃんと弾けるようになるということが自分が回復をしていることを見せる1番良い方法だと思っています。
 
そんなことを思いながら、毎日を頑張って過ごそうと思ってます。
 
僕自身、正直言ってバイクに乗るのは現状怖いと言う気持ちがいっぱいですね、その反動で車が欲しいなと言う病気が始まってますが、現実的には、神戸で車生活というのは難しいので、やはりバイクと言うことになるんでしょうが、そもそも左手が全く動いてないので、クラッチが握れるかどうかも不安がありますね。
なので、スクーターやクラッチなしのDCT機能着きバイクと言うのに非常に興味が行っている今日この頃です。
 
それでは今日はこの辺にします。
 
皆様も、ご安全に🏍️