NS/Stickの弦を他メーカー流用 /Cheap strings for NS/Stick | バイク馬鹿 ロックベーシスト 西本圭介

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テクニカルベーシストとしてベース・マガジンでも紹介 / ディープ・パープルのグレン・ヒューズ達と共にヨーロッパ11カ国を周り、また巨匠ビリー・シーンと共にKoRnのドラマー[レイ・ルジアー]のリズム隊として登場。

こんにちは圭介です。
今日はNS/Stickの弦を他メーカー流用を考えたいと思います。
 
実はこのNS/Stickは弦の入手が超絶に困難です💧
 
 
先日購入するときもネットで日本の代理店に注文してから4週間弱も待ちました。
それでも代理店があるだけ恵まれてはいます。(感謝)
 
価格は8弦 NS/Stick 弦、ヘビー・ゲージ、4度チューニング  6000円(税込)
送料等の合計6940円です.......(~O~;)
 
ベース弦だけなら多少は長持ちですからギリギリ価格は我慢しますが、
ギターレンジ部分の弦はチョーキングするのですぐに痛みます💧
ギター弦部分が傷んだだけで、その度に6940円は痛すぎます。
 
そこで、今後のことを考えて弦の他社流用を考えることにしました。
 
まず純正で状態を調べていきます。
 
↓何故か5弦のボールエンドとフック部分の大きさが合っとらん。
 
 
そして、8弦(ローB)と7弦(ローE)がテーパー弦です。
このテーパー弦というのがミソでして、単に好きなベース弦を買ってきても張れないのです。
 
そこでまずは純正ゲージを知らべることにした。
 
純正のパッケージはご丁寧にゲージを記載していない。
これは明らかに、他社流用を嫌ってのことだろう....
 
 
結構 調べてやっと出てきました。
普通のベース弦+ギター弦ではないことはベーシストなら分かるでしょう。
ゲージの組み合わせが特殊です。
 
ただ、ゲージさえわかればこっちのものです。
ローBとローE弦がテーパー弦のメーカーをまずは探します。
 
ちなみに材質は僕はニッケルが好きなので、それで探します。
見つけました!
 
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KEN SMITH  BASS BURNER TAPER CORE MEDIUM LIGHT 5-STRINGS  ¥3,058(サウンドハウス)
 
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ERNIE BALL Super Slinky #2223 ¥528(サウンドハウス)
上図のように、各セットで使わない弦が出てきますが送料込み合計¥3,586です。
 
使わないゲージを捨てても純正よりも3,354円安いです。
概ね、純正の価格で2セット分買えるイメージですよね。
 
しかもこのメーカーなら突然廃盤になる確率が低いと思ってチョイスしました。
 
次にベース弦をギター弦と同様のペースで交換する必要があるかということです。
 
僕としてはベース弦(8,7,6,5,4弦)はある程度ギラツキがなくなった頃が好き。
ギター弦(3,2,1弦)あたりは光沢のある音がほしい。
特に3弦の巻弦はフレットとの摩擦で劣化が早いからね。
 
このようなことを考えると、ギター部分、この場合は1~4弦はERNIE BALL Super Slinky #2223 ¥528で頻繁に交換できるメリットがある。
 
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元々のゲージは↑このようなゲージ
 
↓他社流用バージョンは
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ゲージ構成は変わったけど、個人的には慣れの問題レベルだった。
 
個人的には純正のセットのE弦が.092は細すぎる。
ケンスミスの弦.100のほうが断然好き。
E弦というのはベーシストのこだわる部分であるから、この変化だけでも他社流用した価値がある。
 
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弦の長さも全く問題なし。
テーパー弦もバッテリ!
 
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もともと純正だと5弦が何故か大きなフックに対して小さいボールエンドという、いつか外れそうっ....ってな不思議な状態だったけど、今はこれ。
とても収まりが良い。
 
実際に他メーカー同士の組み合わせだけど、弾いていて特に違和感は無い、そもそもコンセプトとして4弦づつパラでステレオアウトできる楽器なので8~5弦 / 4~1弦という個性の差で片付けられるくらいの問題だし、純正弦とのネガティブな差異は全く感じないです。
 
 
弦の流用はとても上手くいったので今後は弦の調達には困らない!!! 
やったー!!
 
 
ただ、もともとのゲージの選定があまり好きではない。
 
ベースレンジのA弦がNS/stickだと.065だけど、僕は通常ベースの.080のほうが好きだ。
NS/stickだとBとE弦はベースっぽいけど、A弦から突然ペラっとしてくる。
ここがベースとして使いにくい部分、もともとタッピング楽器なので弾きやすさと鳴りを重視した結果なのだろう。
 
次に張り替えるときは↓このようにゲージ構成を変えたい。
 
ベース弦側の.045を使えないのはボールエンドが合わないので仕方ない。
この貼り方だとトップが.016だけど、ベーシストの自分からしたら、これでも細々なので問題はない。
 
僕自身は6 弦ベースに+高音弦2本みたいなイメージなので、こちらのほうが多分好みに近いかもしれない。
次回の弦交換が楽しみだね!!
 
 
にしても、このNS/Stickの弦については英語圏を探しても、こういうTIPSが全然出てこない。
皆、真面目に高価な純正弦を買ってるんかの〜。
 
僕はこういう特殊な楽器こそ、消耗品は安くして普及させないかんと思っている。
楽器が安いんやったら消耗品は高くてもいい。
楽器が高いんやら、消耗品はプレイヤー視点ではないと、普及はしないと思う。
 
専用弦なんてロットが少なすぎて高価になることは理解できるから、メーカーとしては他社流用のネタの提供はしてほしいなって思う今日このごろです。
 
 
ほとんどのベーシストが全く興味なく、関係ないネタでしたが、一部のユーザーは喜ぶかもしれない。
 
または僕だけが知らなかっただけかも........
 
きょうはこの辺で!!!!