こんにちは。
先日若いシンガーソングライターちゃんにプロデビューについてアドバイスする機会がありました。
僕は音楽専門学校の副校長/教務部長という立場上、デビューに対しての進路相談のプロのような面もありますので、今回はここで少しそれについて触れてみたいと思います。
写真はイメージです。
さて、デビューということ(概念)についてですが、ここ1,2年でとても大きく変化したように感じます。
簡単に言うとアーティストとして良い・悪いという判断がYouTubeを始めとしたSNSのフォロワー数で判断される傾向が物凄く強くなりました。
言い換えれば、僕たちが若かった時代の1990年代や2000年初頭では考えられないようなレベルのアーティストにもチャンスが出てきたということなのです。
写真はイメージです。
これを悪い言い方で表現するならば、お土産なしでは業界は振り向かなくなった状態ともいえます。
ここでいうお土産とは前記したYouTubeの再生回数やフォロワー数、SNSのフォロワー数です。
ある企業の方が結構いい感じのバンドさんにこう言っていました。
「なんでYouTubeの投稿増やさないの? フォロワー数増やさないの? なんでタダでできることを頑張らないの??」
この言葉はかなり刺さりました。
写真はイメージです。
たしかにそうですね。
なんで数名しかお客さん呼べないような対バンイベントにノルマを自腹切ってまでいつまでも参戦したいのか??
なぜいつもの数名のファンのために路上ライブをしているのか。
固定ファンなんて20名くらいでそれから何年も伸びもしないのにリハーサル代を自腹切って、投げ銭で経費引くとコンビニバイトより少ない報酬なのに頑張り続けるのか。
個人的にここ数年は絶対にマイナスを切るライブは受けなくしました。
そんなこと言っているからライブに誘われないという話なんですが(苦笑)
リハーサルや交通費や経費を引いて、利益が5,000円程度ならば、マジで別のことをしたほうが(むしろ何もしないほうが)儲かるという話でして、そういう活動はもういいや〜って思っている僕です。
写真はイメージです。
少し自分の話にそれてしまったのですが、ある程度の若い駆け出しの時期は投資と思ってマイナス切ってでもライブ活動はしたほうがエエとは思います。
ライブ慣れやパフォーマンス向上、生演奏向上のためにだったら損してもやったほうがいいと思います。ある一定期間はね。
しかしながら、若手のプロを目指すミュージシャンは24・5歳になると辞める人が増えます。
それはライブで次腹を切ることで経済破綻し続けられないことを悟るからです。
周りは結婚しているし、車を買った、家を買った。
そんな中でバイトしながら、ノルマを自腹切ってやり続けるのは、余程のバカ(いい意味だよ)でないとできません。
僕は昨今は特にSNSやBLOG、ホームページ、YouTubeとか無料なものを駆使してプロモーションしなさいといっています。
ライブもある程度は大切ですが、やたらツアーしていたり、毎週毎週10名くらいの固定ファンを連れ回して対バンライブに出ても正直意味ないと思いますね。
いえいえ、趣味としてそういう活動をしていることに喜びを見出しているなら本当に何も問題ないです。
ただ、プロを目指している風で実のところプロを目指している自分達の活動に酔っている、またはもう年齢的に引くに引けない状態の方が多いのも現実でしょう....(ToT)
写真はイメージです。
今の若い子達はYAHOOやグーグルで検索したりしません。
僕自身がアーティストを調べるのはYouTubeやTwitterです。
YouTubeを見つけたら再生回数の多い順に視聴します。
それでよければ、次にTwitter見て最近の活動をザっと調べ、良さそうならホームページでしっかりと調べるというフローです。
恐らく、多くの企業はこのフローで間違いないでしょう。
だってホームページ見ても、格好良い写真とデザインでページは作っていても、音源公開していなかったり、ライブ動画も無し。
そんなんでは全く調査ができない。
簡単に調査できないものはすっ飛ばされるのが今の業界のような気がします。
ライブをしたら動画にして公開すべきでしょう。
動画を安易に公開するとライブに来なくなるというのは嘘です。
今の若い子はとくに未確認の物は敬遠します。
欲しい物はネットで調べてから本当にほしければ買いに行くというフロー。
ライブで消耗しまくっているアーティストさんはライブ動画投稿やYouTuberになってトーク番組を出したりしてファン交流をしたほうが良いと思います。
ライブハウスの倒産がここ最近急増しています。
ライブはいつの時代も大切ですが、ライブハウスを慎重に選ぶ時代になったとも言えますね。
今日はこの辺で。




