ベーシスト 西本圭介 オフィシャルブログ...

ベーシストの活動と平行して名古屋スクールオブミュージック&ダンス専門学校の教務部長も務める


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前回は不動産関係の話をしました。


 

もしも僕が次にライブハウスを作るならば何処なのか...

という今の思いというのは、参考になるかもしれません。

 

僕が広島で未だに多くに市内と言われない、五日市という立派な市内の佐伯区にライブハウスを作りましたが、広島という土地においては市内というのは旧市内以外の中心部の場所だけを今でも指します。

五日市が広島市になったのは1985年なのですがね....。僕が高校生のときです。

駅でいうと広島駅から五日市駅は15分しか掛からないので、東京など都心部の方からすると余裕で移動圏内の街です。

 

 

僕は広島よりも大阪や東京などの都心部での活動が多かったですし、2002年にはヨーロッパ11カ国をツアーした経験もあります。

 

ヨーロッパへはグレン・ヒューズというディープ・パープルで有名なベース&ボーカルの巨匠、そしてジョー・リン・ターナーというレインボー、ディープ・パープル、イングヴェイ・マルムスティーンとの共演で有名なボーカリストとKelly SIMONZ's BLIND FAITHでツアーしました。

 

 

 

そのヨーロッパでの印象はライブハウス(因みに海外ではこのライブハウスという造語は通じないです。)というのは、大抵は街から離れた場所にあります。

例えば日本だと繁華街のとなりに大抵は飲み屋街があり、風俗街が若者が行き来するような街に突然あったりします。

 

海外ではこのようなシチュエーションは無く、風俗街は大抵は観光地や若者街から離れた場所にありますし、ライブハウスも同じく郊外などにある場合が多いです。

 

昨年10月にはアメリカへ行きましたが、その時に老舗ベイクドポテトというライブハウスに行きました。

 

image

 

このライブハウスを視察して改めて感じたのですが、下の写真をみてください。

 

 

これは入り口を入ってすぐの場所です。

突然、チケットなどを支払うレジがあり、そこに無造作にPA宅が立てかけられています。

 

こういう海外事情は知ってたとはいえ改めて、日本のライブハウスの設備の良さという部分に対して関心したと同時に良い音楽を生むのは設備ではないとも感じました。

 

ここは凄腕ミュージシャンの聖地であり、トップネームがここで毎夜ライブをしているのですが、派手な照明もなければ音響もほぼ生音で多少PAの音を足している程度。

 

言い方は失礼かもですが、設備はボロボロでいい意味で凄い味があり、悪くゆうと日本だと女性客はトイレに行きたくないだろうな...という場所です。

 

しかし、良い音楽の創造には全く関係ないですし、場所だって車でないとアクセス出来ないような場所です。

オクトパスよりもアクセス環境などは全く良くない場所です。

 

しかしながら海外ではこういう場所で夜な夜な良い音楽が作られているわけです。

 

海外留学時にはこのようなクラブに何度も足を運んでトッププレイヤーのライブを安価に見てきました。

スティーブ・ルカサー級でも1990年代初頭に見に行った時は20ドルくらいで最前列でサイモン・フィリップスのドラムで堪能したくらいです。

 

少し話が広島のライブハウスと離れてきましたが、要するに僕の経験から場所というのは良い音楽を創造するために、それほど重要でもなく、郊外で固定費(家賃)の安い場所で営めば、当然お客様にもそれはチケット代などで還元され、ミュージシャンのギャラにも反映すると考えて、五日市を選びました。

 

ただ、なかなか日本はというか広島は難しいなというのが感想です。

 

これは日本が車社会ではないということもあるでしょう。

 

アメリカでも当然飲酒運転は駄目なんでしょうが、ヨーロッパなどでも1,2杯のビールくらいなら暗黙でOK的な印象があります。

ここで、法律的な面とかを語るつもりはないですが、ちょっと一杯飲んでライブ見て車で帰るくらいは皆やっている感があります。

30年くらい前の日本もそういう感じでしたよね。あまり良いことではないので、ここでそれを良いことだと言っているのではありません。

 

また海外ではライブが始まる時間が遅く、ヨーロッパツアーでも大抵終演は0時過ぎでした。

前座のスタートが21時位だったような記憶があります。

 

そういうライブのスタートが遅い文化というのも、アフターファイブにライブでもいこーぜ!というカルチャーになりやすいのかもしれません。

 

車社会ではないということで、やはり立地的ハンディというのは少なからずありました。

ただ、オクトパスはプロ興行よりも地元の高校生や大学生、趣味のバンドの方達に対してのサポートを強くしたいというコンセプトだったので、そういう点ではコンセプトどおりに上手く行っていた(現在進行系)と思います。

 

また、僕自身が殆どお酒は飲まない派なので飲み屋街が苦手ということもあり、五日市というベットタウンに作ったのは、青少年が行きやすいライブハウスにしたかったということもあります。

 

そして、冒頭の次に作るとしたらというイメージですが、やはり中心部に作るというイメージはありません。

 

というのも、また別の機会に書きますが、固定費(ここでは家賃という意味)というのは非常に運営上おおきな問題です。

ですので、理想は市内中心部に作りたい。

ただ家賃を考えると、オクトパスの設備をすべて中心部に持ってくと、家賃は2~2.5倍になっていたと思います。

なので、その点ではまずないかなということもあるので、もしも作るならば、思い切ってもっと郊外にしてしまって、固定費を今までの1/3くらいにしてしまい、車でのアクセスのみをターゲットにしてやるかな...とは思いますが、関東圏にもそのようなコンセプトの場所はありますが、なかなか厳しいという話を聞くので、それも難しいのかなと思います。

 

流行りのフェス形式のライブにはバスや徒歩で山の中へライブを見に行く人は何万人もいるのに、ライブハウスでの興行でそれだけの労力で見に行くかというとなかなか難しいものです。

 

続く

 

 

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