では、SQ前には何を見ておけばいいのでしょうか。
4つに絞ってみました。
① 先物・オプションの「建玉」を見る
まずは、どの価格帯に先物やオプションのポジションが多く積み上がっているか。
特にオプションでは、どの行使価格にコールやプットの建玉が集中しているのかを見ることで、相場が意識している価格帯をある程度知ることができます。
こうした価格帯は、相場の上値や下値の節目として意識されることがあります。
ただし、「ここに建玉が多いから必ずこの価格になる」というものではありません。あくまで市場参加者が意識している価格帯を探る材料のひとつです。
② SQ値と日経平均の位置関係
SQが決まったあと、「SQ値と日経平均が大きく離れている」ということがあります。
こうした場合、SQ値だけを見ると大きく動いたように見えても、実際の相場では一時的な需給による動きだった、ということも。
いわゆる「幻のSQ」と呼ばれるケースです。
SQ値を確認するときは、「SQはいくらだったのか」だけではなく、「その日の通常の株価と比べて、どのくらい離れているのか」を見るのもポイントになります。
③ 先物・オプションの売買動向
SQ前になると、先物やオプション市場で大きなポジション調整が行われることがあります。
証券会社ごとの手口情報などを見ると、
「どこが買っているのか」
「どこが売っているのか」
といった動きも確認できます。
ただし、これだけでSQ当日の株価を予想するのは難しいです。
大手証券が買い越しているから上がる、売り越しているから下がる、と単純に判断できるわけではありません。
なので、これも相場の方向を決める材料ではなく、需給を見るための材料として考えたほうがよさそうです。
④ 自分の投資スタイルを忘れない
そして、個人的にはこれが一番大事だと思います。
SQだからといって、全員が売買を変える必要はありません。
たとえば短期売買の場合は、SQ前後の指数の動きに個別株が巻き込まれることがあります。
特に日経平均への影響が大きい銘柄を持っている場合は、指数の先物売買によって株価が大きく動くこともあります。
一方で、中長期で保有しているなら、「SQだから売らなきゃ」と慌てる必要はありません。
SQによる一時的な需給の影響なら、時間が経てば落ち着くこともあります。
つまり、
短期投資なのか、中長期投資なのか。
まずここを決めておくことが大切なんだと思います。
SQだから株が下がる、ではない
今回調べてみて思ったのは、
「SQだから株が下がる」わけではない
ということ。
SQ前後は先物やオプションの決済・ポジション調整などによって、株価が普段より動きやすくなることがある。
そこに、
・利益確定売り
・米国株の動き
・為替
・金利
・経済指標
・企業業績
など、いろいろな材料が重なります。
だから、「今日の日経が下がったのはSQのせい!」とひとつの理由だけで考えるのではなく、「SQ前で需給が動きやすいところに、他の材料も重なったのかな」くらいに考えるのがよさそうです![]()
