昨日、TOPIXの定期入れ替えが正式発表されました。
新たに採用されるのは35銘柄。
でも、今回の発表でもうひとつ気になるのが、
「じゃあ、TOPIXから外れる銘柄は?」
ということ。
実はこれ、正式発表の前からかなり予想されていました。
今回、新しいTOPIXの基準を満たさず、移行措置の対象となった銘柄は683銘柄。
数字だけ見ると、「683銘柄も除外されるの?」と思いますよね。
でも、今回の銘柄は10月30日に一気にTOPIXから消えるわけではありません。
まず10月末から組入比率を下げ、その後も四半期ごとに段階的にウエイトを低減。
8回に分けて、2028年7月までかけて移行する仕組みになっています。
さらに、2027年10月には再評価があります。
そこで継続基準を満たせば、ウエイトの低減が止まる仕組みです。(日本取引所グループ)
つまり、「今回の発表=683銘柄が即TOPIXから除外」ではありません。
では、なぜ事前に予想できたのか?
今回のTOPIXは、これまでよりも流動性を重視する仕組みに変わります。
そのため、
・売買が少ない
・浮動株時価総額が小さい
といった銘柄は、基準から外れる可能性が高くなります。
だから証券会社などが事前に基準を使って試算すると、「このあたりが移行措置の対象になりそう」という予想ができるわけです。
実際、正式発表前から多くの銘柄が「除外候補」として取り上げられていました。
じゃあ、候補になった株は売ったほうがいい?
ここも単純ではありません。
TOPIX連動の資金が減る方向なので、長期的には売り需要が発生する可能性があります。
でも、それが分かったからといって、「候補になったから即売り!」とも限らない。
なぜなら、こうした情報は正式発表前から市場で意識されているから。
すでに株価に織り込まれていれば、正式発表後に大きく下がるとは限りません。
逆に、予想以上の内容だった場合には、発表をきっかけに動くこともあります。
株って、本当に
「材料が出たか」より「その材料がどこまで織り込まれていたか」
なんですよね。
今回のTOPIX改革は、まだ終わりじゃない
今回の入れ替えは、TOPIX改革のスタート地点。
今後は、流動性などを重視した銘柄選びが続いていきます。
だから個別株を持っているなら、「自分の持ち株はTOPIXでどう扱われるのか?」を一度確認しておいてもいいかもしれません。
採用される35銘柄だけを見るのではなく、「ウエイトが下がる683銘柄」も見る。
こっちのほうが、今回のTOPIX改革の影響を考えるうえでは重要なのかもしれません。
そして面白いのが、「TOPIXから外れそうだから、企業側は何もしないのか?」というところ。
浮動株や流動性を高めるなど、企業側が改善に動けば、2027年の再評価で状況が変わる可能性もあります。
今回の発表はゴールではなく、ここから約2年かけてTOPIXが入れ替わっていくスタートということです。
私も、自分の持ち株がどうなるのか確認しないとな![]()
