先日、「仰天ニュース」で三菱UFJ銀行の貸金庫窃盗事件の再現ドラマを見ました。
この事件、ニュースでは知っていたけれど、再現ドラマで見るとやっぱり改めて衝撃。
何がって、金額です。
再現ドラマでもやっておりましたが、本人はかなり細かく記録をつけていて、起訴されていない分も含めて17〜18億円ほど。
一方で、裁判で立証された被害額は約3億9,000万円。
えっ、じゃあ残りの14億円くらいはどこいったん![]()
もちろん、本人が説明した金額と、裁判で立証された金額は別なので、単純に「14億円が行方不明」という話ではありません。
実際には、盗んだ現金や金塊をFXや競馬の損失の穴埋めに使い、さらに別の貸金庫から盗んだり、金塊を現金化したりして不足分を補うという、自転車操業のような状態になっていたと報じられています。
しかも本人は、FXなどで損失を取り戻したら、盗んだものを顧客に返すつもりだったと説明していたそうです。
最終的には海外の無登録業者でレバレッジ無制限。
ここまでくると、もう「投資で失敗した」という話ではありません。
損を取り返そうとして、どんどん深みに入っていく。
これを見て、改めて思いました。
やっぱり私は、投資は現物でいいな。
もちろん、今回の事件を「FXをやったから犯罪を犯した」という単純な話にするつもりはありません。
問題は、損失が出たときに、
「この損を取り返したい」
という気持ちが強くなりすぎることだと思います。
FXはレバレッジを使えるので、少ない資金で大きな金額を動かせます。
その分、利益が大きくなる可能性がある一方で、損失も大きくなります。
そして一度大きな損失を出すと、
「あと少しで取り返せるかもしれない」
「ここで勝てば元に戻る」
と、さらに大きな取引をしてしまう。
そこでまた負ける。
すると、もっと取り返したくなる。
こうなると、投資ではなく、「損失を取り返すゲーム」になってしまいます。
私自身、株で含み損になることはあります。
でも、現物なら「追証が発生するから、とにかくお金を入れなければ」という状況にはなりません。
下がったら、ただ待つこともできる。
配当をもらいながら持ち続けることもできる。
もちろん現物株でも大きな損失を出すことはありますし、倒産すれば価値がほぼなくなることもあります。
だから現物なら絶対安全、という話ではありません。
それでも私は、
「損をしたら、もっと大きく張って取り返す」
という投資はしたくない。
投資で大切なのは、勝ったときの利益を最大化することだけではなく、取り返そうとして人生まで壊さないことなのかもしれません。
今回の事件を見て、そんなことを考えました。
投資は、一発逆転を狙うものではなく、長い時間をかけて資産を育てていくもの。
私はこれからも、地味でも現物でコツコツやっていこうと思います。
そして最後に。
今回の舞台になった三菱UFJ銀行、私も株をけっこう持っているんですよね〜。
なので株主としては、
もう、こういう不祥事は勘弁してほしい![]()
株価や配当ももちろん大事だけど、銀行にはやっぱり「信用」を大事にしてもらいたい。
そんなことを思った事件でした![]()