米国株を見ている方なら、FOMCや米国のインフレ指標などが気になるところですが、日本株にも9月の大きな注目イベントがあります。
それが、日銀の金融政策決定会合です。
9月17〜18日、日銀会合
9月17日、18日に日銀の金融政策決定会合が予定されています。
現在、日本銀行の政策金利は1.0%程度。
2024年3月にマイナス金利政策を解除してから利上げが続き、2025年12月には0.75%程度、そして2026年6月には1.0%程度まで引き上げられました。
7月の会合では、この1.0%程度で据え置きとなっています。
そして今、9月の追加利上げが市場でかなり意識されています。
9月2日には植田総裁が、経済・物価の状況を確認したうえで、9月会合で利上げについて議論する可能性を示しました。(Reuters)
さらに9月に入ってからは、利上げ観測の高まりを背景に円高も進み、9月3日にはドル円が一時2%を超えて円高方向に動く場面もありました。(Reuters)
利上げで日本株はどうなる?
「利上げ=株価にはマイナス」
と考えてしまいそうですが、実際にはそう単純ではありません。
例えば銀行株。
金利が上昇すれば、貸出金利などにも影響するため、銀行にとっては収益環境の改善が期待されやすくなります。
一方で、円高になれば、海外で稼ぐ割合の高い輸出企業には逆風となる可能性があります。
つまり、
日銀が利上げ
↓
円高圧力
↓
輸出企業には逆風
↓
一方で銀行など金融株には追い風
というように、同じ「利上げ」でも企業によって影響は変わってきます。
9月は配当も気になる
そして、私のように配当株を長期で保有している人にとって、9月はもう一つ気になることがあります。
それが9月末の配当権利取りです。
9月は3月決算企業の中間配当の権利確定月。
権利付き最終売買日を意識する投資家も多く、配当株にとっては一つの節目になります。
日銀だけでなく、こうした需給面も含めて9月の日本株を見ていきたいところです。
イベントを知っておくだけでも違う
金融政策の発表前になると、
「利上げしたら株が下がるかも」
「円高になったらどうしよう」
と、先回りして売買したくなることもあります。
でも私は基本的に長期保有なので、イベントのたびに売ったり買ったりすることはありません。
相場が動くことはあっても、短期的な値動きを当てることより、長期的に企業が利益を出してくれるかを見ることのほうが大切だと思っています。
ただ、相場が動くきっかけになりそうなイベントを知っておくことは大切。
「何が起きるか」を当てるためではなく、
「なぜ今日はこんなに株が動いているんだろう?」
と慌てないためです。
米国の雇用統計が終わった今、次は日本株にも目を向けてみる。
9月17〜18日の日銀会合で、政策金利はどうなるのか。
そして、それを市場がどう受け止めるのか、注目です![]()