もしもユールが | 302号室のヘビとトカゲとヤモリたち

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レオパ、フトアゴ、アオジタ、ノギハラバシリスク、コーンスネーク、ニホンヒキガエルたちとの楽しい生活

 昨日アマゾンプライムで観た映画が面白かったです。
 タイトルは『Z Bull ゼット・ブル』。兵器会社で働くダメ社員の主人公が、ある日いつものように遅刻して出社すると、狂暴化した社員たちが殺し合いをしており――。実は社員たちは、会社の試作品のエナジードリンクを飲んでおり、そのドリンクは戦場の兵士を強化することを目的に開発中の物で――というトンデモストーリー。
 
 大好きなんですよね、B級映画が。「一般に向けて」ではなく、「とにかく自分が面白いと思うものを作る」という感じがして。設定がどうにも矛盾しててダメな作品も多いですが、刺さる作品はめちゃくちゃ刺さりますね。昨日の『Z Bull ゼット・ブル』とか、クリスマスに観た『アフリカン・カンフー・ナチス』とか、ゾンビものの『リトル・モンスターズ』とか『ゾンビーバー』とかほんと面白いし、日本のものではけっこう前に観た『メランコリック』という作品とかすごくよかったです。
 
 アニマルパニックものも大好きです。サメ、ピラニア、恐竜、ワニ、蜘蛛、いろんな生き物が無理やりな筋書きで襲ってきますね。すごいところでは、ドーナツに襲われたり(『アタック・オブ・ザ・キラー・ドーナツ』)やジーンズに襲われる(『キラー・ジーンズ』)なんてのもあります。もはや生き物ですらありませんが。
 
 そんな感じで、もしもユールが狂暴な人食いトカゲで、人間がコオロギみたいなものだったとしたら……と思いながらユールの食事を見てみると、
 

 なかなか恐いですね。食べられるとき、すごく痛そう。

 
 もしもユールがアニマルパニックものの映画になるとしたら、タイトルはどうしましょうか。
『キラー・フトアゴ』でもいいし、そのまんま『ユール(THE YULE)』もいいですね、『ジョーズ』っぽくて。
 
 ちなみに『スノーク(THE SNORK)』は、鈍くさくて動く生き物を捕まえられず、バナナを口のまわりにつけているので映画になりません。