大吉のお迎え記念日 | 302号室のヘビとトカゲとヤモリたち

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レオパ、フトアゴ、アオジタ、ノギハラバシリスク、コーンスネーク、ニホンヒキガエルたちとの楽しい生活

 12月27日はコーンスネークの大吉のお迎え記念日です。大吉が我が家へ来て今日で丸9年となりました。

 

 2014年12月27日、小さなお惣菜カップに入って、大吉はやってきました。

 

 2014年はぼくが爬虫類飼育を始めた年でした。8月にレオパのよし子、11月にレオパのみのる、そして12月に大吉と、一気に3匹を飼い始めました。大吉は我が家で3番目の古株なんです。

 

 ベビー大吉。ほんとちっちゃかったですよ。ミミズみたいなもんでした。

 このミミズが、すぐに成長し始めます。それも驚きべき速度で。

 

 大吉は最初30cmくらいでしたが、現在は170cmくらいあります。この大成長の間にシェルターをいくつも替えてきました。

 最初に使ったのはスドーウエットシェルターMでした。でも3ヶ月くらいで小さくなり、Lサイズに変更しました。

 そのスドーウエットシェルターLも、3ヶ月くらいで、

 

 入りきらなくなりました。信じられますか、この姿! 本人は入っているつもりなのですよ! でも入りきってないのですよ! 体があふれ出ちゃってるし、シェルターは持ち上がってヤドカリみたいになっちゃってるし、顔はむぎゅ~っと広がっちゃってるし、エライことですよ!

 うちにはこれ以上のシェルターが無かったので、アマゾンで良さそうな物を注文しました。

 

 それがこれでした。ブタさんの蚊取り線香置き。これに大吉がすっぽり収まって、丸い口から顔を出したらかわいいだろうなと、わくわくしながら設置したところ――

 

 信じられない! 小さすぎた! 買ったその日からすでに入りきらない! ハンバーガーみたいになっちゃってる!

 たしかこのときは夏だったので、すぐに近所のダイソーに走って、

 

 オーソドックスなブタの蚊取り線香置きを買ってきたのでした。

 

 これはうまくいきました。大吉も気に入ったようだし、見た目的にもとてもよいですね。

 でもこのブタシェルターも、やがて窮屈になりました。

 

 こうして、現在も使っている植木鉢にたどり着いたのでした。コーンスネークの成長は、その速さもそうですが、大きくなるっぷりがものすごいんです。ヘビの飼育が初めてのぼくはとにかく驚くばかりでした。

 

 成長期には英才教育も受けさせましたよ。映画『アナコンダ』を見せて、「立派なヘビの何たるか」を叩き込んだのです。

 

 大きくて強いアナコンダ御大に、尊敬の眼差しを向ける大吉。

 

 人間の丸吞みの仕方を学ぶ大吉。

 

 この教育の甲斐あって、大吉は立派なヘビに成長しました。今年一回だけぼくの手も咬みました。「悪い人間をやっつけろ」という意味の教育だったのですが……まあ、ちょっと勘違いしちゃったのでしょうね。

 

 コーンスネークの全長は平均で120~150cmといわれていますが、大吉は170cmくらいあります。また体重も平均は900gくらいだそうですが、大吉は1300g以上。1400gのときもありました。なんかすごくでっかく育ちました。

 

 大吉9周年。大吉は我が家でいちばんトラブルや心配事が少なく過ごしてきたので、9年という実感が薄いです。去年か一昨年にいちど便秘をしたくらいで、あとは本当に何事もなくここまで来ました。

 ヘビは寿命が長いので、9年なんてまだ人生の半分もきてないと思います。これからものんびり、元気に過ごしてほしいと思います。