避けては通れないこと | 302号室のヘビとトカゲとヤモリたち

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レオパ、フトアゴ、アオジタ、ノギハラバシリスク、コーンスネーク、ニホンヒキガエルたちとの楽しい生活

 夕方。
 よし子が目を覚ましました。でもまだ片目をつぶって眠そうです。「ごはんをくれるのならそっちにいきますが、そうじゃないならもうひとねむりします」、そんな感じでしょうか。
 
 みのるは相変わらずだらり~んとしています。これはタッパーに入る途中ではなく、みのるなりにちゃんと入っている状態なのです。みのるはタッパーから体の一部が出ていてもまったく構わないで寝てたりします。みのるよ、「外敵」という言葉は、みのるの辞書には完っっ全に無いようだな。
 
 梅。
 梅は相変わらずちょろちょろ素早いです。タッパーの中にいても、ぼくがケージを覗くとサッと近寄ってきます。
 
 さて、記事タイトルの「避けては通れないこと」ですが――
 どうやら梅は、かなり年老いてきたようです。
 我が家の3匹のレオパの中で梅はいちばん年下ですが、それでも現在8歳4ヶ月。とっくに高齢の域に達しています。ずっと脱皮上手で来たのに、最近では脱皮不全を起こすようにもなりました。それだけでも歳のせいかなと思いましたが、見た目的にも「老いてきたな」と感じることがあります。
 梅はもともときれいなカスタードクリーム色のレオパでしたが、現在は黄色みが抜けて、全体的に白っぽくくすんだようになりました。そして、ゆっくりゆっくり、一年以上かけて、少しずつ痩せてきました。
 こう書くと「病気なのではないか?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、単純な「老い」だと思います。急な変化であれば間違いなく病気ですが、ゆっくりゆっくりなことですからね。「去年の写真と比べると――そして一昨年の写真と比べると――梅、歳をとったなあ」と思うのです。
 北海道にエマちゃんという友達がいます。レオパやトゲオアガマのブリーダーで、フトアゴのユールもエマちゃんちから来ました。たくさんのレオパを育て看取ってきたエマちゃんに、「歳をとったレオパってどんな感じ? もっというと、寿命が近づいたレオパってどんな感じ?」ときいてみたのですが、やはり「年をとると、痩せてくる」と言っていました。
 
 梅はすごく元気です。コオロギをもりもり食べ、しっかりフンをし、なにも変わらず暮らしています。指を見せると食いつこうとします。つまりまったく元気です。
 でも、歳をとるのは避けては通れないこと。間違いなく、梅は歳をとっています。