レオパの梅、鼻先の脱皮不全 | 302号室のヘビとトカゲとヤモリたち

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レオパ、フトアゴ、アオジタ、ノギハラバシリスク、コーンスネーク、ニホンヒキガエルたちとの楽しい生活

 一昨日のことです。
 昼間、レオパの梅が起きていたので写真でも撮ってやろうと思ったところ、なんかその顔に違和感が。
 よく見ると、
 
 ああ、脱皮不全だ……!
 我が家にはレオパが3匹いますが、よし子は8年2ヶ月、みのるは7年11ヶ月、梅は7年6ヶ月、それぞれうちで暮らしてきた中で、全員一度も脱皮不全を起こしたことはありませんでした。みのるに関しては2年前に尻尾の先が壊死するという事件があり、その原因が脱皮不全だった可能性もあるのですが、こうしてはっきり「あっ! 脱皮不全を起こしてる!」と確認するのはぼくにとって初めてのことです。
 
 とにかく、取ってあげないと! 用意したのは軍手、水でしっかり湿らせた綿棒です。
 ぼくはケージの前に座り、左手に軍手を装着しました。梅はかわいい顔をしてるくせに非常に凶暴で、ガブガブ咬んでくる人食いレオパです。軍手をしないとガブガブやられて血が出るのです。
 まずは軍手をはめた左手で、慎重かつ大胆に梅の体をつかみます。
 
 写真だとおとなしくつかまっているようにも見えますが、実はすごい勢いで体をひねり、何度もガブガブやってきています。軍手がなければ指を2、3本、あるいは7、8本やられています。
 
 左手の中指、薬指、小指の三本で梅のお腹を軽く(かつ、しっかりと)握り、親指と人差し指で頭を固定しました。ここまでやってやると、梅も観念したのかおとなしくなりました。
 そして、濡らした綿棒で鼻先をチョイチョイと擦ってみると――(本当はその瞬間も写真や動画で撮ってみたかったのですが、両手がふさがって無理でした……)
 
 あっ! めくれた! やった!
 
 取れました! よかった、簡単に取れて!
 レオパの鼻先の皮をこういう形で触ったのは初めてですが、面白いなと思いました。というのも、レオパの脱皮を見ていると「レオパの皮って、全身を覆った一枚の湯葉みたいだな」と思うのですが、この鼻先の部分はちゃんとした一枚のうろこのようなんです。感触としては小さい小さいソフトコンタクトレンズみたいな感じでした。
 
 梅、すっきりしました。よかったー。
 
 うちのレオパたちは全員、もう決して若くはない年齢になっています。これまでは脱皮トラブルもなく順調に過ごしてきましたが、今後はもしかしたらこういうことも増えてくるのかもしれません。毎回しっかり確認していかなくては、と強く思う出来事でした。