「ザ・ウォッチャーズ」の映画レビューと興行収入予想 | roninの最新映画レビュー&けっこう当たる興行成績予想ブログ

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映画大好き、シナリオライター&映画興行予想師(自称)でもあるroninが、劇場で観た最新映画の感想とその映画の興行成績を予想します!

ガラス張りの部屋に閉じ込められた男女が、“謎のなにか”に監視される恐怖を描くホラー。

28歳の孤独なアーティスト、ミナは、贈り物を届けに指定の場所に向かうが、地図にない森に迷い込んでしまう。

避難した先のガラス張りの部屋には、リーダー的存在の60代のマデリン、20代の若妻シアラと彼女の夫で30代のジョン、そして19歳の青年ダニエルがいた。

彼らはミナに、毎晩訪れる正体不明の何者かによって部屋が監視されていることを告げる。

プロデューサーは、「オールド」などのM.ナイト・シャマラン。

監督・脚本は、シャマランの娘イシャナ・ナイト・シャマラン。

出演は、28歳のアーティスト、ミナを演じる「500ページの夢の束」などのダコタ・ファニング、「Tarot」などのオルウェン・フエレ、「バーバリアン」などのジョージナ・キャンベル、アリスター・ブラマー、オリバー・フィネガンなど。

原作は、A・M・シャイン。

音楽は、「クーリエ:最高機密の運び屋」などのアベル・コジェニオウスキ。

原題「THE WATCHERS」

映倫区分G

2024年作品

アメリカ映画

配給はワーナー・ブラザース映画

製作会社はNew Line Cinema=Blinding Edge Pictures=Inimitable Pictures

上映時間102分

 

 

うーん。。。

まあ、あんまりやったなぁ。。。

今作はM.ナイト・シャマラン監督の娘さんのイシャナ・ナイト・シャマランですが、ナイト・シャマランと聞くだけで、どうしてもM.ナイト・シャマランと考えてしまう。

あらすじや予告を見ても、M.ナイト・シャマラン節な感じだし。

ここ近年、M.ナイト・シャマラン監督作品には裏切られているので、ハードルを下げつつも、どうしても「「シックス・センス」頃のM.ナイト・シャマラン監督作があるかも」と期待してしまう。

と、期待してしまうと。。。

うーん。。。やはり、そこまでではない。

となってしまう。

これは娘さんのイシャナ・ナイト・シャマランも、シャマランどんでん返し呪縛に取り憑かれる感じですかね。

それに、お父さんと同じような作品を作っていては、絶対お父さんを越えられないと思うので、もっと違った作風を期待したいです。

 

正直、全体的になんだかいまいちわからなかった。

言いたいことも、なんか良くわからなかった。

でも、建物の中に閉じ込められて監視されているだけではなく、ちゃんとその裏にある物語があって、それなりには見応えがあった。

ファンタジー要素もあるけど、多少のリアルさもあった。

そういう見せ方は上手いですね。

得体の知れない恐怖と皮肉めいたメッセージは、さすがシャマランの娘って感じですね。

しっかり跡を継いでいますね。

ただ、テイストとしては、A級ではなくB級っぽい感じですね。

 

メッセージ性もちゃんとあって、難しいものではないのは良かった。

ただの不快な作品だけではなく、ちょっと温かみがあるところも良かったですね。

ただその分、ホラー映画としては後半尻窄み。

てか、前半も全然怖くなかったし、不安な気持ちにもならなかった。

最後まで怖さを追求している作品ではないのが、賛否分かれそうな感じですね。

この展開も、お父さんの近年の作品に似ている感じがします。

それと、ラストのラストのもうひと展開がちょっと強引ですかね。。。

これで引いちゃう人もいると思います。

 

舞台がアイルランドなのは良かった。

と言っても、アイルランド風情があるのは最初と最後だけですが。

ゴールウェイという街に実際に行った事があるんですが、その時に宿泊したホテルが映ってたのは嬉しかった。

 

 

■興行収入予想

現段階では上映館数241館と中規模公開。

6月21日(金)からの公開。

同日の公開作品は、「バッドボーイズ RIDE OR DIE」、「映画『おいハンサム!!』」、「朽ちないサクラ」、「九十歳。何がめでたい」、「東京カウボーイ」、「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」など。

今作はM.ナイト・シャマラン監督の娘さんが監督ですが、近年のM.ナイト・シャマラン監督作では、2023年の「ノック 終末の訪問者」は、製作費2,000万ドルで全世界で約5,470万ドル、日本で約7,000万円。

2021年の「オールド」は、製作費1,800万ドルで全世界で約9,000万ドル、日本で約3億4,700万円。

2019年の「ミスター・ガラス」は、製作費2,000万ドル、全世界で約2億4,570万ドル、北米で約1億1,000万ドル、日本で約1億4,000万円。

2017年の「スプリット」は、製作費900万ドル、全世界で約2億7,800万ドル、北米で約1億3,800万ドル、日本で約2億9,000万円。

2015年の「ヴィジット」は、製作費500万ドル、全世界で約9,870万ドル、北米で約6,520万ドル、日本で約7,000万円。

というような成績。

さて、今作はどうか。

初登場9位スタートと予想。

最終興行収入は1億4,000万円と予想。

 

星2つ半(5点満点)

★★☆

 

 

「ザ・ウォッチャーズ」公式サイト

 

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