roninの最新映画レビュー&けっこう当たる興行成績予想ブログ

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映画大好き、シナリオライター&映画興行予想師(自称)でもあるroninが、劇場で観た最新映画の感想とその映画の興行成績を予想します!

京都芸術大卒業制作作品「ROLL」でなら国際映画祭2020 NARA-wave観客賞を受賞した「赤い惑星」などの村瀬大智監督・脚本が、同映画祭の映画製作プロジェクトNARAtive(ナラティブ)2022にて手がけた人間ドラマ。

12歳のイヒカ(三宅朱莉)は、奈良県南東部の山々に囲まれ、かつては商店や旅館が連なり登山客などで賑わったある集落で代々旅館を営む家に生まれた。

数年前から父・良治(三浦誠己)とは別居。

母・咲(水川あさみ)は良治の父・シゲ(堀田眞三)と旅館を切り盛りしていた。

そんなある日、シゲが姿を消してしまう。

旅館に存続の危機が迫る中、イヒカたち家族は変化の時を迎える。

なら国際映画祭2022にてプレミア上映。

出演は、主人公のイヒカをオーディションで抜擢された奈良県出身の三宅朱莉が、イヒカの母・咲を「喜劇 愛妻物語」などの水川あさみが、イヒカの父・良治を「ケイコ 目を澄ませて」などの三浦誠己が、イヒカの祖父・シゲを「みとりし」をはじめ数々の作品に出演する堀田眞三、「のさりの島」などの杉原亜実など。

エグゼクティブプロデューサーは、「あん」などの河瀬直美。

音楽は、「赤い惑星」の梅村和史。

2023年作品

日本映画

配給はナカチカピクチャーズ

製作会社はなら国際映画祭

上映時間83分

 

 

村瀬大智監督の舞台挨拶付きで鑑賞。

監督は中学校で非常勤の教師をされているそうです。

驚きました。

お、これはなかなか面白かった。

思わぬ拾い物。

拾い物と言ったら失礼か。

とても、良かったです。

奈良の山々の風景がとても美しいです。

とても静かな映画ですが、絵的にもなんか力強さを感じる作品でした。

全体的に、色々と繊細な感じが伝わってくる。

愛おしさも感じる。

 

 

老舗旅館の佇まいの雰囲気もいいですね。

私は個人的に、奈良の山奥にゆかりがあるので、リアルな風景と佇まいをリンクさせる事が出来た。

しょっちゅう生の奈良の山奥を見ているので、この映画からは匂いや風すら感じる事が出来る。

ロケ地の川上村もよく行くんです。

奈良の南部は、ほんとすごい山奥なんですよ。

限界集落の感じも最高にいい感じです。

 

画面のサイズがスタンダードサイズにしているのも、絵には見えない部分が見えそうな感じを醸し出していましたね。

映像自体も、色合いがあまり引き立たないモノクロ的な世界観も良かった。

 

奈良の山奥といい、絵といい、なんとなくの雰囲気といい、河瀬直美監督をすぐに思い出したけど、ちゃんとエグゼクティブプロデューサーに名前がありました。

「萌の朱雀」となんとなく通じるものがあったように思える。

 

 

物語自体に起伏はあまりないですが、ファンタジックでもあり、ノスタルジックでもある全体的な雰囲気はともて心を穏やかにさせてくれました。

特異な世界観でもなく、ある意味、ありきたりではあるけれど、少ない登場人物の奥深くを静かに描き出す様、本当に素晴らしいと思いました。

水川あさみのキャスティングは、ちょっと浮いてしまうんじゃないかと思いましたが、全然そんなことはなくがっちりと作品の中に溶け込んでいました。

 

繊細な人物描写も含め、村瀬大智監督の表現力の静かだけれど豊かさあふれる才能を見せてもらう事が出来た。

村瀬大智監督は今作が商業映画デビューということです。

これはこれからが楽しみな監督がまた一人増えましたね。

 

 

ただ、まあ、起伏の少ない静かな映画なので、万人受けする作品ではありません。

垢抜けたポップな映画や、大作、派手な映画をお好みの方は、寝てしまうかもしれません。

でも、ちゃんと画面に映っていないところが見えてくる作品でした。

こう言う感覚、すごく創作意欲が掻き立てられる。

 

思いがけず、素晴らしい映画に出会えました。

これだから映画はやめられない。

 

 

■興行収入予想

現段階では上映館数21館と少ない。

4月19日(金)からの全国順次公開中。

この手のインディーズ系の作品が大きなヒットになるのは厳しいですかね。

でも、かなりいい作品ですけどね。

作品の出来からして、ミニシアターランキングでも上位には入ってきてもいいと思うのですが。。。

奈良では3つのシネコンで上映されますが、地元で動員出来るでしょうか。

初登場圏外スタートと予想しましたがそうでした。

最終興行収入は1,200万円と予想。

 

星4つ(5点満点)

★★★★

 

 

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ゴジラとコングの究極の対決を描いたハリウッド発のモンスター・ムービー。

怪獣と人類が共生する世界で、未確認生物特務機関モナークが察知した異常なシグナル。

交錯する<地上世界/ゴジラテリトリー>と<地下空洞/コングテリトリー>。

ついに一線を越える<王ゴジラ>と<王コング>の激突のその先には、我々人類が知る由もなかった未知なる脅威が待ち構えていた。

「vs」ではなく「x」、そして「新たなる帝国」が意味するものとは── 。

2014年の「GODZILLA ゴジラ」、2019年の「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」、2021年の「ゴジラvsコング」に続く、ワーナー・ブラザース&レジェンダリー・ピクチャーズ&東宝が展開する「モンスター・ヴァース」シリーズの10周年記念大作。

監督・原案・製作総指揮は、「ゴジラvsコング」「ブレア・ウィッチ」などのアダム・ウィンガード。

出演は、「ゴジラvsコング」などのレベッカ・ホール、「ブレット・トレイン」などのブライアン・タイリー・ヘンリー、「アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド」などのダン・スティーヴンス、カイリー・ホットル、「沈黙の奪還」などのアレックス・ファーンズなど。

脚本・原案は、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズなどのテリー・ロッシオ、「ザ・ゲスト」などのサイモン・バレット。

脚本は他に、「ファンタスティック・フォー」などのジェレミー・スレイター。

音楽は、「ゴジラvsコング」などのトム・ホーケンバーグ、アントニオ・ディ・イオーリオ。

原題「GODZILLA X KONG: THE NEW EMPIRE」

映倫区分G

2024年作品

アメリカ映画

配給は東宝

製作会社はLegendary Pictures=Warner Bros. Entertainment

上映時間115分

 

 

個人的には「モンスター・ヴァース」シリーズは、「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」が爆裂に面白かったので、毎回期待はしてるんですが、ここ数作はちょっとトーンダウンしています。

さて、今作はどうか。

 

まあ、こんなもんですね。

普通に面白いですが。。。「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」からすると、随分落ちています。

ノリで観る作品ですね。

まあ、怪獣映画好きにはそれなりに満足は出来ると思いますは。。。

内容自体はこれまでのトーナメントを勝ち抜いたゴジラとコングの頂上戦争な感じで、怪獣同士のバトルです。

その部分ばかりににスポットが当てられているので、ドラマ部分は全然ダメです。

怪獣バトルはたしかに凄いが、その他はほぼ内容なし。

それとCG多用しすぎ。

という感じでしょうか。

脚本の出来がもうひとつな気がしますが。。。どうなんでしょうか。

なんか、昭和のVSゴジラシリーズとなんら変わらんみたいな感じになってますね。

そして、色々と詰め込みすぎです。

てか、なんでもありやな。

 

 

怪獣決戦となると、「シン・ゴジラ」前までの日本の「ゴジラ」作品で、まあそこにアメリカでは最強のキングコングという組み合わせなんで、展開も予想できます。

前作も同じだったので、「あ、またこのパターンか」という感じになります。

それに、今作はゴジラはちょっと控えめで、キングコングの方が主役ですね。

かなり「猿の惑星」感があったわ。

なんかもう、「これってゴジラじゃなくてもええんとちゃうの?」って思えてきます。

1作目、2作目の「ゴジラ」である意義がなくなってきてますね。

音楽もゴジラのテーマは流れません。

でもエンドロール後、日本語字幕盤のエンドロールでAIと誰かが歌ってる曲にアレンジされたのが流れます。

この感じでこのシリーズが続いていくなら、もうちょっとで飽きられてくると思いますが。。。

「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」の頃に戻すか、「ゴジラ-1.0」みたいな作調の作品を挟んでこないと、マンネリになりそうです。

てか、もうマンネリになってますね。

 

とはいえ、怪獣同士殴り合っているのはやっぱりちゃんと面白いです。

頭を空っぽにして楽しむことは出来ます。

映像もやっぱり凄いし、迫力も満点。

CGはちょっとのっぺりというか鮮明?過ぎて、重さを感じなかったですが。。。

それにちょっと絵的にも見飽きているところもあるので、画力的には落ちている感じですね。

それに、展開的にもかなりご都合主義で、物語もかなりなんでもアリになってきてますね。

 

 

■興行収入予想

現段階では上映館数365館と拡大ロードショー。

4月26日(金)からの公開。

同日の公開作品は、「キラー・ナマケモノ」、「エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命」、「辰巳」、「マリウポリの20日間」、「リバウンド」など。

北米では2024年3月29日公開。

3月29日~31日の3日間で北米興行収入約8,000万ドルを記録。

「GODZILLA ゴジラ」(2014年)に次いでモンスター・ヴァース史上第2位のオープニング興行収入にして、イースター(感謝祭)の週末としては歴代第5位の成績。

北米では2週連続1位になり、約1億3,500万ドルを超えている大ヒット。

公開10日間で全世界累計3億6100万ドルとなっています。

2021年の「ゴジラvsコング」は、製作費1億6,000万ドルで、全世界で約4億7,010万ドル、北米で約1億ドル、日本で約19億円。

2019年の「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」は、製作費1億7,000万ドルで、全世界で約3億8,730万ドル、北米で約1億1,000万ドル、日本で約28億4,000万円。

2017年の「キングコング:髑髏島の巨神」は、製作費1億8,500万ドルで、全世界で約5億6,600万ドル、北米で約1億6,800万ドル、日本で約20億円。

2014年の「GODZILLA ゴジラ」は、製作費1億6,000万ドルで、全世界で約5億2,500万ドル、北米で約2億ドル、日本で約32億円。

という成績。

さて今作はどうか。

初登場2位スタートと予想。

最終興行収入は22億4,000万円と予想。

 

星3つ(5点満点)

★★★

 

 

 

「ゴジラxコング 新たなる帝国」公式サイト

 

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極道界の頂点を目指す男たちを描くVシネマ『日本統一』シリーズ10周年を記念し制作、主人公の一人・氷室蓮司の父親としての側面に焦点を当てた劇場版。

任侠団体・侠和会は沖縄にアジトがある黒龍幇を銃撃戦の末に倒し、氷室(本宮泰風)は石沢(本田広登)と共に東京に戻っていった。

そんな氷室の携帯電話に、「I’m waiting for you. Come alone.(お前を待っている。一人で来い。)」というメッセージと、猿ぐつわを嵌められ椅子に縛り付けられた息子・悠太(山岡樹)の写真が突如届き、氷室は石沢に動揺を悟れられぬようにしながら元妻・涼子(松本若菜)に連絡。

悠太が高校の修学旅行で台湾に行っていることを知った氷室は、石沢の制止を振り切り、一人台湾へ飛び立っていく。

監督・脚本は、『首領の道』などの任侠系Vシネマ作品や「修羅の群れ」などの映画を手がけ、『日本統一』シリーズは27作目以降を担当している辻裕之。

出演は、主人公である任侠団体・侠和会の氷室蓮司を演じる「静かなるドン」シリーズなどの本宮泰風は、本作でも総合プロデュースを務めている。

台湾で本シリーズ初の海外ロケをしており、「野球部に花束を」などの黒羽麻璃央が台湾で氷室をフォローする篠原将人を、「幽幻道士」シリーズなどのヒロイン・テンテン役で知られるシャドウ・リュウが台湾の刑事・楊愛玲を演じる。

出演は他に、ウー・クンダー、「ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。」などの大谷主水、「靴に恋する人魚」などのイン・ウェミン、「インターミッション」などの与座重理久、「風が通り抜ける道」などの具志堅用高など。

映倫区分G

2024年作品

日本映画

配給はライツキューブ

製作会社は「氷室蓮司」製作委員会(ライツキューブ=RUSTAR)

上映時間119分

 

 

Vシネマ『日本統一』シリーズも外伝も一作も観ていません。

ちょっと観たいな。。。とは思ってましたが、なんせ数が多すぎる。

てか、その他のVシネは、任侠ものに限らずなにも観てません。

昔のVシネもほぼ観てません。

でも、映画の任侠ものは大好きです。

 

なので、世界観はまあ、だいたい想像できますが、シリーズの繋がりや人物設定や関係性などは全くわかりません。

わかりませんばっかりですが、この手の映画はそこら辺がわからなくてもそれなりには観れます。

そもそも、東映の任侠ものが大好きだったわたくし。

陣内孝則主演シリーズも大好きでした。

なので、飲み込みも早いし、受け入れも早いです。

 

なかなか面白かった。

物語的にはちょっと荒削りでツッコミどころもけっこうありながらではありましたが、シリーズを知らない割にはちゃんと楽しめたと思います。

格好良さもたっぷりあります。

これは、やはりVシネシリーズを観たくなりますね。

ちゃんと観とけば良かったー!

しまったー!

 

あと、シリーズのファンなら細かいところに萌え萌えなところがあったんでしょうね。

私にはひとつもわからなかった。

なんか損した気分。

 

まあでも、それなりに楽しめた。

昭和の任侠ものが大好きで、平成のは基本的にスルーしてましたが、ちゃんと観るとやっぱり面白いですね。

 

 

■興行収入予想

現段階では上映館数24館と少ない。

4月12日(金)から全国順次公開中。

まあ、Vシネのファンしか行かないでしょうね。

とはいえ、60作品以上ある大人気シリーズなので、ファンが押しかけるかも。

ただ、ほぼおっさんばっかりでしょうね。

任侠もの、しかもVシネ延長の劇場版では、劇場でヒットは厳しいですね。

初登場圏外スタートと予想。

最終興行収入は2,500万円と予想。

 

星3つ半(5点満点)

★★★☆

 

 

「氷室蓮司」公式サイト

 

『映画「氷室蓮司」日本統一 公式ビジュアルブック』です!

 

「日本統一」DVD BOX(通常版)です!

 

「日本統一II」DVD BOX(通常版)です!

 

「日本統一」関東編(DVD5枚組)です!

 

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兵庫県尼崎市を舞台に、年齢も性格もバラバラな家族が様々な現実に立ち向かい一つになっていく姿を描く。

理不尽なリストラで失業し、尼崎に戻ってきた39歳の近松優子はニートのような日々を送っていた。

ある日、「人生に起こることはなんでも楽しまな」が口癖の父が突然結婚すると言いだし、20歳の早希を連れてくる。

家族団欒を夢見る早希と、自分よりずっと年下の“母”の登場に優子は戸惑う。

共同生活は噛み合わず騒動の連続だったが、ある悲劇が近松家を襲い、優子は家族の本当の姿に気づいていく。

監督・脚本・原案・企画は、「よしもと新喜劇映画 女子高生探偵 あいちゃん」などの中村和宏。

出演は、「アンダーカレント」などの江口のりこ、「ある閉ざされた雪の山荘で」「水上のフライト」などの中条あやみがW主演を務める。

出演は他に、家族を見守る父を「閉鎖病棟―それぞれの朝―」などの笑福亭鶴瓶、「市子」などの中村ゆり、「嘘八百 なにわ夢の陣」などの松尾諭、「奥様は、取り扱い注意」などの中林大樹、「おしょりん」などの駿河太郎、「神さま待って!お花が咲くから」などの高畑淳子など。

脚本は他に、「よしもと新喜劇映画 女子高生探偵 あいちゃん」などの西井史子。

音楽は、「あなたの番です 劇場版」などの林ゆうき。

主題歌は、ユニコーンの『アルカセ』。

映倫区分G

2024年作品

日本映画

配給はハピネットファントム・スタジオ

製作会社は「あまろっく」製作委員会(製作幹事:MBS=ハピネットファントム・スタジオ /制作プロダクション:MBS企画)

上映時間119分

 

 

面白かった。

そこそこ笑かしてもらいました。

それに、中盤前からずっとじんわり泣いていた。

ポロポロ涙がでるものではないけど、じんわりずっと泣いていた。

それに、阪神淡路大震災で、ボロ泣きになりました。

震災、入れ込んでくるのはズルいわ。

絶対泣いてまうもん。。。

笑いあり、涙ありの人情ホームコメディです。

なんだか、観ていてとっても幸せな気持ちになるし、優しい気持ちになる作品でした。

大切な家族や大切な人に会いたくなる作品でした。

 

とてもまっすぐで、面裏のないある意味ベタなものではありますが、それに徹していて軸がブレていない。

関西人なので、尼崎が舞台だし、関西弁だし、なんだかとても馴染みやすい。

笑えるツボもだいたい同じ。

キャストも関西の人、多いですしね。

関西弁の会話も、多少誇張はされてはいますが、テンポもいいし、弾んでいる感じがいいですね。

関西人同士の会話の掛け合いで、よく言われるような漫才のような感じになっていました。

世界観も関西特有なものがちゃんと出ていたと思うし、雰囲気もネイティブ関西人からしても違和感がなかった。

 

39歳で独身の江口のりこ、20歳の父の再婚相手の中条あやみの関係がとてもコミカルに面白く描かれています。

中盤に後半になるにつれて、江口のりこの本当の母のようにも思えてくる中条あやみの関係性の描き方は秀逸です。

こういう描き方、たしかにベタではあるんですが、微妙な匙加減がちゃんとしてあってちゃんと観る人の側になって撮られている感じがした。

個人的にはめっちゃ好きです。

それにベタのわりには、設定の説明がないわけではないですが、さらりとしていてクサくないんですよね。

ラストはがっつり説明がありましたが。。。

 

ただ、関西人以外の方が観ると。。。どうなんでしょうか。

笑えるんですかね。

それをなしとしても、人情ホームコメディとしてはそれなりに面白いですけどね。

 

ただ、設定にちょっと違和感がありますね。

ちょっと無理があるかな。。。

いや、その無理が笑いを、観ていて幸せな気持ちになる事を引き出しているから、これでいいか。

でも、20歳の中条あやみが、65歳の鶴瓶師匠を選んだ理由とか。。。が、ちょっと弱い。

 

江口のりこは姫路出身なんですよね。

近畿ではなく播磨ではあるが、関西弁圏内。

イントネーションもバッチリでした。

中条あやみに「しばきあげるぞ」というのは笑ってしまった。

しかも2回も。

「しばく」のさらに上の「しばきあげるぞ」を使ってくるのがいいですね。

中条あやみも阿倍野ですよね。

ネイティブでいい感じでした。

 

タイトルのもとになった「尼ロック」とは、尼崎市にある尼崎閘門(あまがさきこうもん)のことです。

0メートル地帯の尼崎を、海水の浸水から守る頼りになるゲートです。

でもあまり地元でも知られていないようです。

私は知ってましたよ!

この映画のタイトルを見て、すぐにピンと来ました。

 

エンドロールもなんかいい感じでした。

 

 

■興行収入予想

現段階では上映館数79館と少ない。

4月19日(金)からの公開。

同日の公開作品は、「陰陽師0」、「異人たち」、「劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-」、「氷室蓮司」、「マンティコア 怪物」、「YOKOHAMA」、「見知らぬ人の痛み」など。

兵庫県では2024年4月12日から先行上映。

うーんどうでしょうか。

尼崎のシネコンではひっとするでしょうね。

関西でも、それなりに動員出来るでしょうか。

でも、その他の地域だと、ちょっとしんどいかなぁ。。。

完全にローカル映画になってますね。。。

ホームコメディで、観やすいんですけどね。

ちなみに中条あやみ主演作では、2018年の「ニセコイ」が約5億3,000万円。

2019年の「雪の華」は、約11億2,000万円。

2020年の「水上のフライト」が、約2,750万円。

というような成績。

さて今作はどうか。

ターゲットは高年齢層。

平日にどれだけ動員出来るかですね。

初登場圏外スタートと予想。

最終興行収入は6,000万円と予想。

 

星4つ(5点満点)

★★★★

 

 

「あまろっく」公式サイト

 

「あまろっく」のパンフレットです!

 

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江口のりこ出演の「アンダーカレント」のBlu-rayです!

 

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中条あやみ出演の「水上のフライト」のDVDです!

 

中条あやみ出演の「水上のフライト」のパンフレットです!

 

笑福亭鶴瓶出演の「閉鎖病棟―それぞれの朝―」のBlu-rayです!

 

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俳優の中村優一が故郷・横浜を舞台に、気鋭の才能とタッグを組んで企画し、初プロデュース&初監督した全3話のオムニバス。

「狂想」をテーマに、横浜を舞台に愛と不条理と狂気に満ちた3編のサスペンススリラーが展開される。

<第一話「贋作」>

恋人を作った妻が出て行ったノボル(賀集利樹)の家の前にある日、包丁を持った女性サエコ(鶴嶋乃愛)が横たわっていた。

やがてノボルとサエコの奇妙な生活が始まる。。。

<第二話「横濱の仮族」>

横浜に住む富豪・横濱権蔵(高山孟久)は、火事で失った家族を取り戻すため、容姿がそっくりな人間を拉致し、“仮族”としての生活をスタートさせる。

そして、“家族そっくりな誰かに殺してもらう”願いを叶えようとするが。。。

<第三話「死仮面」>

特殊造形アーティストの田所(小嶋修二)が“創作から逃げたい”というメッセージを残して自殺した。

映画プロデューサーの益田(渋江譲二)は他殺を疑い、田所がかつて所属していた特殊造形工房の経営者、米村(秋沢健太朗)を訪ねるが。。。

出演は、「癒しのこころみ~自分を好きになる方法~」などの秋沢健太朗、「人でなしの恋」などの渋江譲二、西尾聖玄、高山孟久、「BanG Dream!ぽっぴん’どりーむ!」などのRaychell、「劇場版カードファイト!! ヴァンガード 3つのゲーム」などの末野卓磨など。。

監督は、中村自身のほか、「桃源郷ラビリンス ~生々流転~」などのヨリコジュン、「僕らはみーんな生きている」などの金子智明。

主題歌は、Haru.Robinson。

2024年作品

日本映画

配給はエクストリーム

製作会社はテラスサイド(制作プロダクション:クリエイティブスタジオゲツクロ=ParadigmShift=yucca)

上映時間110分

 

 

うーん。。。

3話のオムニバスということもあり、それぞれの物語に物足りなさを感じる。

一つ一つはめちゃめちゃ悪いということはではないと思うんですが。。。

でも、やはり3話ともあとひと押し、ふた押し欲しいところ。

各話が短いのは当たり前ですが、その短い中でももっとなにか工夫が出来たんじゃないかと思う。

観ている間、「これは劇場で観る価値はあるのか?」と思ってしまった。

物語的には、3話それぞれ、まあ、それなりな感じですね。

全く面白くないわけではありませんが、面白いと思う事もなかった。

テーマが「狂想」というだけあって、そういう雰囲気はそれぞれの話には出ていたと思うけど。。。

うーん。。。どうもな。。。

 

まあ、オムニバスということもあり、かなりドラマ『if』と『世にも奇妙な物語』とかの感じですね。

映画サイズではありません。

かなりのTVサイズでした。

絶対映画サイズじゃないとダメということではありませんが。。。やはり色々と物足りない。

 

それと、タイトルが「YOKOHAMA」というのもあり、もっと「横浜」ならではのものにしてほしかったかなぁ。。。

「横浜」である必要性はほぼ感じられなかった。

 

まあ、推しの方向けですかね。

推しでないなら、ちょっとしんどいかもしれない。

 

 

■興行収入予想

現段階では上映館数22館と少ない。

4月19日(金)からの公開。

同日の公開作品は、「陰陽師0」、「異人たち」、「劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-」、「あまろっく」、「氷室蓮司」、「マンティコア 怪物」、「見知らぬ人の痛み」など。

うーんどうでしょうか。

まあ、ヒットするのは厳しいか。

中村優一ファンはマストでしょうが。。。

ファン以外はなかなか動員出来ないと思う。

広く万人受けになる作品ではないですね。

地元の横浜では動員できそうですけどね。

ミニシアターランキングでは上位にはいってくるかもですね。

初登場圏外スタートと予想。

最終興行収入は1,800万円と予想。

 

星3つ(5点満点)

 

 

 

「YOKOHAMA」公式サイト

 

書籍『月刊 中村優一 × 小林裕和』です!

 

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横浜関連の書籍『まっぷる 横浜 中華街・みなとみらい'25 』です!

 

横浜関連の書籍『横浜の名建築をめぐる旅』です!

 

横浜関連の書籍『歩く地図 鎌倉・横浜散歩』です!

 

 

 

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毎週違うアレンジのお花が自宅に届くんです。

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自宅にいつも新鮮で綺麗なお花がある生活を体験できるんですよ。

実は私もやってるんです。

おっさんですが、自分の部屋のパソコンの前に花を生けてます。

見ていると穏やかな気持ちなれて、毎回届くのが楽しみになっています。

コロナ禍の今、映画館に行く機会も前と比べて気を使ったりして減ってますよね。

そこで自宅で映画鑑賞なおうち時間もいいですよ。

好きな映画を観ながら、その横には新鮮なお花。

きっと癒される暮らしになりますよ!

 

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ときめきが続く、お花の定期便bloomee(ブルーミー)