極道界の頂点を目指す男たちを描くVシネマ『日本統一』シリーズ10周年を記念し制作、主人公の一人・氷室蓮司の父親としての側面に焦点を当てた劇場版。
任侠団体・侠和会は沖縄にアジトがある黒龍幇を銃撃戦の末に倒し、氷室(本宮泰風)は石沢(本田広登)と共に東京に戻っていった。
そんな氷室の携帯電話に、「I’m waiting for you. Come alone.(お前を待っている。一人で来い。)」というメッセージと、猿ぐつわを嵌められ椅子に縛り付けられた息子・悠太(山岡樹)の写真が突如届き、氷室は石沢に動揺を悟れられぬようにしながら元妻・涼子(松本若菜)に連絡。
悠太が高校の修学旅行で台湾に行っていることを知った氷室は、石沢の制止を振り切り、一人台湾へ飛び立っていく。
監督・脚本は、『首領の道』などの任侠系Vシネマ作品や「修羅の群れ」などの映画を手がけ、『日本統一』シリーズは27作目以降を担当している辻裕之。
出演は、主人公である任侠団体・侠和会の氷室蓮司を演じる「静かなるドン」シリーズなどの本宮泰風は、本作でも総合プロデュースを務めている。
台湾で本シリーズ初の海外ロケをしており、「野球部に花束を」などの黒羽麻璃央が台湾で氷室をフォローする篠原将人を、「幽幻道士」シリーズなどのヒロイン・テンテン役で知られるシャドウ・リュウが台湾の刑事・楊愛玲を演じる。
出演は他に、ウー・クンダー、「ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。」などの大谷主水、「靴に恋する人魚」などのイン・ウェミン、「インターミッション」などの与座重理久、「風が通り抜ける道」などの具志堅用高など。
映倫区分G
2024年作品
日本映画
配給はライツキューブ
製作会社は「氷室蓮司」製作委員会(ライツキューブ=RUSTAR)
上映時間119分
Vシネマ『日本統一』シリーズも外伝も一作も観ていません。
ちょっと観たいな。。。とは思ってましたが、なんせ数が多すぎる。
てか、その他のVシネは、任侠ものに限らずなにも観てません。
昔のVシネもほぼ観てません。
でも、映画の任侠ものは大好きです。
なので、世界観はまあ、だいたい想像できますが、シリーズの繋がりや人物設定や関係性などは全くわかりません。
わかりませんばっかりですが、この手の映画はそこら辺がわからなくてもそれなりには観れます。
そもそも、東映の任侠ものが大好きだったわたくし。
陣内孝則主演シリーズも大好きでした。
なので、飲み込みも早いし、受け入れも早いです。
なかなか面白かった。
物語的にはちょっと荒削りでツッコミどころもけっこうありながらではありましたが、シリーズを知らない割にはちゃんと楽しめたと思います。
格好良さもたっぷりあります。
これは、やはりVシネシリーズを観たくなりますね。
ちゃんと観とけば良かったー!
しまったー!
あと、シリーズのファンなら細かいところに萌え萌えなところがあったんでしょうね。
私にはひとつもわからなかった。
なんか損した気分。
まあでも、それなりに楽しめた。
昭和の任侠ものが大好きで、平成のは基本的にスルーしてましたが、ちゃんと観るとやっぱり面白いですね。
■興行収入予想
現段階では上映館数24館と少ない。
4月12日(金)から全国順次公開中。
まあ、Vシネのファンしか行かないでしょうね。
とはいえ、60作品以上ある大人気シリーズなので、ファンが押しかけるかも。
ただ、ほぼおっさんばっかりでしょうね。
任侠もの、しかもVシネ延長の劇場版では、劇場でヒットは厳しいですね。
初登場圏外スタートと予想。
最終興行収入は2,500万円と予想。
星3つ半(5点満点)
★★★☆
「氷室蓮司」公式サイト
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