「フラワーズ・オブ・シャンハイ」「あの頃、この時」「ミレニアム・マンボ」などのホウ・シャオシェンが製作を務めたヒューマンドラマ。
台北郊外に父(リウ・グァンティン)と二人で暮らすリャオジエ(バイ・ルンイン)は、コツコツと倹約しながら、いつか自分たちの家と店を手に入れることを夢見ていた。
そんなある日、リャオジエは“腹黒いキツネ”と呼ばれる地主・シャ(アキオ・チェン)と出会う。
優しくて誠実な父とは真逆で、生き抜くためには他人など関係ないと言い放つシャ。
バブルで不動産の価格が高騰し、父子の夢が遠のいていくのを目の当たりにしたリャオジエの心は揺らぎ始める。
図らずも、人生の選択を迫られたリャオジエが選んだ道とは。。。
出演は、「親愛なる君へ」などのバイ・ルンイン、「1秒先の彼女」などのリウ・グァンティン、「ほつれる」などの門脇麦、アキオ・チェン、「怪怪怪怪物!」などのユージェニー・リウなど。
監督・脚本は、ホウ・シャオシェン作品で助監督を務め、台湾ニューシネマの系譜を受け継ぐシャオ・ヤーチュエン。
脚本は他に、チャン・イーウェン。
音楽は、「赤い糸 輪廻のひみつ」などのクリス・ホウ。
原題「老狐狸」
映倫区分G
2023年作品
台湾=日本合作映画
配給は東映ビデオ
製作会社は積木影像製作有限公司
上映時間112分
まあ、普通に良かった。。。かな。
それなりに見応えがありました。
各キャラの描き方が、物語に深さを与えている。
なかなか奥行きがある作品です。
それぞれのキャラが立っていて、ちゃんと柱になっていて物語をちゃんと支えている。
その骨組みが観ていてわかる。
その見せ方が素晴らしいです。
終わり方も、個人的には好きです。
この選択をした主人公、いいと思います。
人を思いやるという事を伝えているのも良くわかる。
その表現が映画的でいい。
台湾と日本の合作映画ではありますが、ほぼ台湾色で、らしさ、雰囲気全開でした。
雨が降っている感じも台湾っぽい。
演出も繊細でいいですね。
こういう緻密さ、素晴らしいともいます。
「人の気持ちを考える人」は負け犬じゃないですね。
ただ、各キャラの描きがそれなりにちゃんとしているのが逆効果なところもあって、視点がブレがちにはなっている。
ちょっとわかりにくところもあるかなぁ。
登場人物の細かい状況がいまいち理解できなかった。
それに感情移入の仕方ががちょっと難しいか。
誰にも感情移入出来ない。。。という人も多々いると思う。
リャオジェの演技は少年とは思えない大人びた演技で素晴らしかった。
それに、台湾人役の門脇麦ちゃんは妖艶な感じで良かった。
■興行収入予想
現段階では上映館数18館と少ない。
6月14日(金)からの公開。
同日の公開作品は、「ブルー きみは大丈夫」、「ディア・ファミリー」、「蛇の道」、「Iké Boys イケボーイズ」、「数分間のエールを」、「PS-2 大いなる船出」など。
なかなかいいですが、ヒットになるのは厳しいか。
上映館数も少ないしね。。。
ミニシアターランキングでは上位に入ってくるでしょうか。
初登場圏外スタートと予想。
最終興行収入は1,000万円と予想。
星3つ(5点満点)
★★★
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