「数分間のエールを」の映画レビューと興行収入予想 | roninの最新映画レビュー&けっこう当たる興行成績予想ブログ

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映画大好き、シナリオライター&映画興行予想師(自称)でもあるroninが、劇場で観た最新映画の感想とその映画の興行成績を予想します!

新進気鋭の映像制作チーム・Hurray!による青春群像アニメ。

石川県の高校に通う男子高校生・朝屋彼方(声:花江夏樹)。

日々、MVの制作に没頭していた彼はある夜、映像のモチーフを探して街を探索していたところ、雨の中でストリートライブをする女性と出会う。

その歌声と、感情をぶつけながら歌い上げる姿に心を突き動かされた彼方はこの歌のMVを作りたい、と強く思うのだった。。。

翌日、彼方は教壇に立つ新任教師の姿を見て驚愕する。

そこにいた織重夕((声:伊瀬茉莉也)は前夜、彼方の心を突き動かしたミュージシャンだった。

モノづくりを始めてその楽しさを糧に次に進む彼方。

そしてモノづくりを諦め、その苦しさから別の道に歩き出した夕。

そんなふたりの作った作品は、それぞれに何をもたらすのだろうか。。。

声の出演は、『鬼滅の刃』などの花江夏樹、『プリキュア』シリーズなどの伊瀬茉莉也、菅原圭、「劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-」などの内田雄馬、和泉風花など。

監督は、ぽぷりか。

脚本は、『ラブライブ!』『響け!ユーフォニアム』などの花田十輝。

主題歌はフレデリック。

映倫区分G

2024年作品

日本映画

配給はバンダイナムコフィルムワークス

製作会社は「数分間のエールを」製作委員会(制作:Hurray!=100studio)

上映時間68分

 

 

なかなか良かったです。

熱量が凄い。

ど直球できました。

それに映像がいいですね。

映像からも展開からも若さのエネルギッシュ感が滲み出ていた。

これは、アニメの世界を目指すクリエーターたちにはハマるんじゃないでしょうか。

そういう見せ方、作りを強く意識した作品になっていますね。

純粋なものづくりへの想いを熱く描いています。

 

 

3Dの映像は、好き嫌いがありそうです。

でも、その映像はかなり独創性を持った世界観。

私は嫌いではない。

 

好きなことに夢中になること、なにかを創造することへの情熱や憤りがギューっと詰まった作品だった。

これは若い人、これから何かをしようと夢がある人には響いてくるんじゃないでしょうか。

なんか、若さが溢れ出ていました。

いいですね。

モノづくりに没頭する熱意って素晴らしい!

若者特有の苦悩の描き方は、おっさんでも心を動かされる。

ただの青春ものにしていないところも良かったです。

たしかに、68分のエールだった。

 

 

ただ、上映時間が68分と短いので、ちょっと物足りないところもあったかなぁ。

この尺で、かなりスッキリしている感じはありました。

まあ、この68分はかなり濃密で、ちょうどいい感じなのかもしれないけど、1本の映画としてはもうひと盛り上がりがほしかったところ。

あと20分長くても良かったんじゃないかと思いますが。。。どうでしょうか。

長くしても、世界観は崩れないと思いますが。

 

 

■興行収入予想

現段階では上映館数40館と少ない。

6月14日(金)からの公開。

同日の公開作品は、「ブルー きみは大丈夫」、「ディア・ファミリー」、「蛇の道」、「Iké Boys イケボーイズ」、「オールド・フォックス 11歳の選択」、「PS-2 大いなる船出」など。

なかなかいいですが、上映時間が68分と中編ということもあり、ヒットになるのは厳しいか。

Hurray!ということもあり、一部、マニア受けして話題にはなりそうですね。

初登場圏外スタートと予想。

最終興行収入は3,000万円と予想。

 

星3つ半(5点満点)

★★★☆

 

 

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