「無名」の映画レビューと興行収入予想 | roninの最新映画レビュー&けっこう当たる興行成績予想ブログ

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映画大好き、シナリオライター&映画興行予想師(自称)でもあるroninが、劇場で観た最新映画の感想とその映画の興行成績を予想します!

第二次世界大戦下の上海を舞台に、中国共産党、国民党、日本軍の間で繰り広げられる諜報員たちによる攻防を描いたスパイ・サスペンス。

中華民国、汪兆銘政権の政治保衛部のフー(トニー・レオン)は、かつて中国共産党の秘密工作員をしていたジャン(ホアン・レイ)の身辺調査を行う。

汪兆銘に感銘を受け、中国国民党に転向するというジャンから共産党幹部の情報を聞き出す。

1941年、上海。上海に駐在する日本軍のスパイのトップ渡部(森博之)は石原派を自称し、政治保衛部主任になったフーやフーの上司タン(ダー・ポン)と日本料理店で戦局について話している。

フーの部下イエ(ワン・イーボー)は、友人ワン(エリック・ワン)とともに諜報活動をしている。

処刑されるはずだった国民党の女スパイ(ジャン・シューイン)を密かに助けたフーは、代わりに上海に住む日本人要人リストを入手する。

1945年5月。陸軍に従事していた貴族院の大山公爵が上海で事故死する。

中国側が日本軍の撤退を要求するが応じず、衝突は激しさを増す。

イエは渡部とも繋がっている二重スパイだった。

イエの婚約者ファン(チャン・ジンイー)もスパイで、祖国のために日本と戦う覚悟を新たにした彼女はイエに別れを切り出す。

そんななか、イエが日本軍の何者かから襲われる。

一方、夜に1人で街を歩いていたファンは、ワンから好きだと告白される。

ファンが返事をせずに戸惑っていると、ワンは殺すと脅迫する。翌日、着衣に乱れがあり、暴行されたファンの死体が発見される。

スパイに疲れたジャンは、5年間ともに暮らしたチェン(ジョウ・シュン)に、一緒に余生を生きたいと伝える。

しかし、チェンは離れて暮らす夫がいると告げる。

その夫はフーだった。

上海の日本料理店で、渡部、フー、イエ、タン、ワンが一堂に会し、渡部は中国を去る決意を告げる。

イエはワンがチェンを殺したと疑い、問い詰める。

ワンは、彼女が共産主義者だからだと答える。

怒ったイエはフーのアジトに乗り込み、銃撃戦を繰り広げる。

1945年8月15日、終戦。

刑務所から出てきたフーの前に、逮捕された渡部とイエの姿があった。。。

中国本国で興行収入181億円を上回るヒットを記録し、第36回金鶏賞8部門ノミネート、最優秀監督賞、最優秀主演男優、最優秀編集賞を受賞。

出演は、「グランド・マスター」などのトニー・レオン、ドラマ『陳情令』などのワン・イーボー、「チィファの手紙」などのジョウ・シュン、森博之など。

監督・脚本・編集は、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・上海」などのチェン・アル。

音楽は、ロディオン・ファラフォントフ、ロクサーヌ・S、ボリス・セバスチャノフ、リー・チャオフイ。

原題「无名」

映倫区分G

2023年作品

中国映画

配給はアンプラグド

製作会社は博納影業集団

上映時間131分

 

 

中国のスパイノワールですね。

いやぁ。。。これは面白かった。

緊張感が続く内容ですが、色々とオシャレな感じがした。

その撮り方がいい感じでした。

トニー・レオンの撮り方も格好いいです。

これはトニー・レオンファンは喜びそうですね。

 

物語的にはちょっと小難しいかなぁ。。。

完全に理解出来なかった。

この時代の中国の時代背景はそれなりには知っていますが、それでもちょっとわからないところがあった。

これは、ちゃんとそこら辺の歴史をちゃんと知っていた方がより楽しめますね。

まあ、知らなくても大丈夫ですが。

全体的に格好いい映画なので、それでなんとか保つかなと。

中国映画にたまにある、やたら格好つけている白々しさもあまり感じなかった。

自然に格好いい!

 

それに時間軸がちょっと独特。

「メメント」にインスパイアされたらしいです。

最初は戸惑ってしまった。

ただ、それも慣れてくるとモダンさを感じる。

それでも、面白いと思える展開だった。

「裏切りのサーカス」な感じが出てていい。

この雰囲気、格好いいです。

 

伏線の張り方もいいですね。

あっちこっちに張り巡らされています。

なので終始気が抜けない。

ちょっとよそ見したら、見逃してしまう。

回収もなかなかお見事。

構成的にも終始惹きつけられるものです。

この時代の歴史物の中国映画は、個人的に面白い作品が多いなぁ。。。

 

そしてクライマックスの肉弾アクションのいいですね。

トニー・レオンとワン・イーボーの激突、テンション上がります。

迫力ありました。

トニー・レオンもまだま動けるんですね。

 

 

■興行収入予想

現段階では上映館数62館と少ない。

5月3日(金)からの公開。

同日の公開作品は、「青春18×2 君へと続く道」、「バジーノイズ」、「タイガー 裏切りのスパイ」、「マイ・スイート・ハニー」、「水深ゼロメートルから」、「システム・クラッシャー」など。

中国では 2023年1月22日公開。

興行収入は、約9億3,100元。

なかなか面白いですが、まあ、日本では大ヒットにはなりませんね。

トニー・レオンファンと中国映画ファンは必ず抑えておきたいですね。

初登場圏外スタートと予想。

最終興行収入は2,000万円と予想。

 

星4つ(5点満点)

★★★★

 

 

「無名」公式サイト

 

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