「タイガー裏切りのスパイ」の映画レビューと興行収入予想

インドで人気のスパイアクション、第1作「タイガー　伝説のスパイ」および第2作「Tiger Zinda Hai」（原題・日本未公開）の「タイガー」シリーズの第3作目および、リティク・ローシャン＆タイガー・シュロフ主演の「WAR ウォー!!」、シャー・ルク・カーン主演の「PATHAAN パターン」とも世界観を共有する「YRF（ヤーシュ・ラージ・フィルムズ）スパイ・ユニバース」シリーズの第5作。

インドの国家諜報機関RAWでは、亡くなった最高責任者シェノイに代わり女性局長メナンが指揮を執っている。

メナンにアフガニスタン潜入中のエージェント、ゴービーの救出を依頼されたタイガーは瀕死のゴービーをヘリに乗せることに成功するが、彼は”ゾヤという女性が二重スパイだ”と告げ息を引き取る。

妻であるゾヤに疑念を抱きつつ帰宅したタイガーだったが、次の任務で赴いたロシアでゾヤに襲われる。

監督は、「ファン」などのマニーシュ・シャルマー。

出演は、「プレーム兄貴、王になる」や「YRFスパイ・ユニバース」シリーズでタイガーを演じるサルマーン・カーンが主演、「タイガー伝説のスパイ」などのカトリーナ・カイフがタイガーの妻ゾヤ、「汚れたミルク／あるセールスマンの告発」などのイムラーン・ハーシュミーがアーティシュ・ラフマーンを演じる。

脚本は、「WAR　ウォー!!」などのシュリーダル・ラーガヴァン。

音楽は、「ダンガルきっと、つよくなる」などのプリータム・チャクラボルティー。

原題「टाइगर 3」

映倫区分R15+

2023年作品

インド映画

配給はツイン

製作会社はYash Raj Films

上映時間156分

スパイ・ユニバースの中では、もっとも先行して公開されてる「タイガー」シリーズ。

日本ではまだ1作目しか劇場公開していません。

「タイガー」シリーズも第2作は未公開だった。

是非、前作公開して欲しいですね。

面白いです。

凄いです。

めちゃめちゃです。

「RRR」ブームで、インド映画がまた大注目をされていますが、今作もそれに劣りません。

物語はインドとパキスタンのスパイの話。

今回もありえないアクションの連続です。

カーアクションに、バイクアクションにヘリコプターと、相変わらずとんでもないアクションの連続です。

インド映画特有の超オーバーアクションです。

ここにみんな痺れるんですよね。

インド映画のアクション映画がお好きな方、「RRR」を複数回観たファンの方は、かなり胸熱になるんじゃないでしょうか。

脚本もわかりやすくていいです。

インド映画は相変わらずちょっと上映時間が長いけど、気になりません。

とにかく、全編クライマックスという感じですね。

展開的にも、なかなか面白い仕掛けもある。

そして驚きの仕掛けもいくつもある。

ただ、細かい仕掛けまで理解しようとすれば、せめて「タイガー」シリーズの2作を観ておいた方がより楽しめると思います。

私は、、第1作「タイガー　伝説のスパイ」しか観ていません。

第2作は劇場未公開だったんで、観てないんですよね。。。

ちゃんと観ておきたかったなぁ。

これを機に、今からでも遅くないのでシリーズを全部劇場公開していください。

配給会社の方、お願いします。

■興行収入予想

現段階では上映館数76館と少ない。

5月3日（金）からの公開。

同日の公開作品は、「青春18×2　君へと続く道」、「バジーノイズ」、「マイ・スイート・ハニー」、「無名」、「水深ゼロメートルから」、「システム・クラッシャー」など。

大ヒットして超ロングランとなった「RRR」は、日本では2022年10月21日に公開され、興行収入は10億円を超えて日本で公開されたインド映画の中で最も高い興行収入を記録して、「ムトゥ踊るマハラジャ」が保持していた記録を塗り替えました。また、第46回日本アカデミー賞では優秀外国作品賞を受賞しています。

最終的には、日本で約23億4,5000万円という興行収入に。

さて、今作はどうか。

「RRR」のように口コミで火がついて、ロングランヒットになるでしょうか。

初登場圏外スタートと予想。

最終興行収入は1億6,000万円と予想。

星4つ（5点満点）

★★★★