殺人ナマケモノが大学の女子寮で大暴れするホラーコメディ。
大学の女子社交クラブ“シグマ・ラムダ・シータ”に所属するエミリー(リサ・アムバラヴァナー)は、最終学年の4年になっても地味でハネない学生生活に焦りを感じていた。
親友のマディソン(オリヴィア・ロワイヤー)は“そのままでいい”と慰めてくれるが、現会長で女王さま気取りのブリアナ(シドニー・クレイヴン)の華やかなSNSを眺めるだけの毎日に、“フォロワーも友だちも欲しい!”という思いは強まるばかり。
そんなある日、エミリーはショッピングモールでペット業者のオリヴァー(ステファン・カピシック)と出会う。
エキゾチックな珍しい動物を扱うオリヴァーは、エミリーの心を見透かしたように、“人気者になりたいならナマケモノを飼わないか”と持ちかけてくる。
一度は断ったエミリーだが、寮母のミス・メイフラワー(ティフ・スティーヴンス)に背中を押され、会長選挙の人気取りのため、ナマケモノを手に入れようと、オリヴァーの家へ。
しかしそこは、もぬけの殻だった。
実は前夜、オリヴァーは狂暴なナマケモノに殺されていたのだ。
そうとは知らぬまま、ナマケモノを発見し、思わず寮に連れ帰るエミリー。
寮生たちはたちまちキュートなナマケモノに夢中になり、投票の結果、“アルファ”と名付けられたナマケモノを寮で飼うことに。勢いづいたエミリーは、会長選挙への立候補を表明。
前人未到の三年連続当選を狙うブリアナは、子分のサラ(サッター・ノーラン)に命じてアルファを寮から追い出そうとする。
しかし、捨てられたはずのアルファは自力で寮に舞い戻り、サラを血祭りに上げる。
行方不明になったサラのことは脇においたまま、選挙キャンペーンで盛り上がる女子大生たち。
アルファ人気が追い風となり、エミリーはブリアナに迫る有力候補へと躍り出るが、アルファもまた、"寮の女王"の座を狙っていた。。。
出演は、「Aリスト」のリサ・アムバラヴァナー、シドニー・クレイヴン、オリビア・ルーリエ、アンドリュー・ホートン。
監督・共同製作は、マシュー・グッドヒュー。
脚本・製作は、ブラッドリー・フォウラー、キャディ・ラニガン。
音楽は、「オペレーション・ゴールド」などのサム・ユーイング。
原題「Slotherhouse」
映倫区分G
2023年作品
アメリカ映画
配給はアルバトロス・フィルム
製作会社はRenegade Studios Chicago=Cinema Relics Productions=Talking Wolf Productions=Buffalo Speedway Film Company
上映時間93分
「コカイン・ベア」「M3GAN ミーガン」に続く、恐カワアニマルモンスターって謳い文句です。
「M3GAN ミーガン」はアレとして、たしかに「コカイン・ベア」に続いてのアニマルホラーコメディですね。
その他、放射能で凶暴化したカブトガニが人々を襲う「キラー・カブトガニ」ってのもありましたね。
「コカイン・ベア」はなかなか面白かったので、今作も密かに期待です。
はい。
かなりのB級映画です。
いや、ゴリゴリのスーパーB級です。
アニマルものではありませんが「キラー・ジーンズ」という、Gパンが人を殺しまくる恐ろしくB級な映画もありましたが、今作もそれに匹敵するくらい、いや上をいくB級です。
ナマケモノの動きからして、なんかストップモーションアニメのようです。
それに物語も、ペラペラ。
全く怖くもないし。
グロも控えめ。
音楽もチープ。
いや、ここまでブレていないとむしろ清々しい。
正直、面白かったとはいいがたいですが、このB級具合は嫌いではありません。
ツッコミどころがいっぱいあって、いちいちツッコミを入れながら観るのが、楽しむ秘訣かもしれません。
なので、「はぁ?」みたいな感じになって、思わず笑ってしまうところがホラーコメディっぽくていいです。
設定もかなり適当な感じがする。
物語も、かなり無理矢理感がある。
そこらへん、紛れも無いB級。
低予算ぶりもなかなかいい感じ。
このナマケモノ、マペットですよね?
到底CGにはみえない、手作り感は素晴らしい。
役者も監督も、知らない人ばかり。
これがいいんですよね。
サメやらピラニアやらクマやらワニやらヘビやら、過去に色々ありまがしたが、ナマケモノは今作が初ですね。
ここは新しい。
ただ、やはりこの手の映画。
1本の映画作品の出来としては、うーん。。。としか言いようがない。
脚本の出来がどうとか、構成がどうとか、演技や演出がどうとか、そんなん言いう映画ではありません。
作品の質としてはかなり底辺。
かなり割り切っていて、低予算B級に振り切っているのがいいですね。
ほんとつくづくブレていません。
そのあたり、割り切って観れればそれなりに楽しめますよ。
頭空っぽにして観れるおバカアニマルホラーコメディですね。
褒めてますよ。
入場特典で、ステッカーがもらえます!
■興行収入予想
現段階では上映館数117館と少なめ。
4月26日(金)からの公開。
同日の公開作品は、「ゴジラxコング 新たなる帝国」、「エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命」、「辰巳」、「マリウポリの20日間」、「リバウンド」など。
北米では2023年8月30日公開。
3月29日~31日の3日間で北米興行収入約8,000万ドルを記録。
興行収入は、約930万ドル。
さて日本でははどうか。
「コカイン・ベア」は、日本で2,000万円でした。
初登場圏外スタートと予想。
最終興行収入は2,000万円と予想。
星2つ(5点満点)
★★
「キラー・ナマケモノ」公式サイト
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結構面白いです!
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