「辰巳」の映画レビューと興行収入予想 | roninの最新映画レビュー&けっこう当たる興行成績予想ブログ

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映画大好き、シナリオライター&映画興行予想師(自称)でもあるroninが、劇場で観た最新映画の感想とその映画の興行成績を予想します!

「ケンとカズ」などの小路紘史監督・脚本・編集が8年ぶりに撮り上げたジャパニーズ・ノワール。

裏稼業で働く孤独なヤクザの辰巳(遠藤雄弥)は、ある日元恋人・京子の殺害現場に遭遇する。

一緒にいた京子の妹・葵(森田想)を助け出し、命からがら逃げる辰巳だったが、最愛の家族を失い復讐を誓う葵は京子殺害の犯人を追う。

生意気な葵に振り回されながらも復讐の旅に同行することになった辰巳は、事件の真相に迫っていくのだが。。。

第36回東京国際映画祭「アジアの未来」部門正式出品作品。

出演は、「ONODA 一万夜を越えて」などの遠藤雄弥、「わたしの見ている世界がすべて」などの森田想、「終末の探偵」などの佐藤五郎、「マッチング」などの後藤剛範、「どうしようもない僕のちっぽけな世界は、」などの倉本朋幸など。

音楽は、岡出梨奈。

映倫区分R15+

2023年作品

日本映画

配給はインターフィルム

上映時間108分

 

 

香港ノワールとか韓国ノワールと違い、なかなかパッとしないジャパニーズ・ノワールですが。。。

 

なかなか面白かった。

自主映画というのがいいですね。

雰囲気もインディーズ感バリバリな感じで好き。

世界観がゴリゴリの日本という感じではなく、無国籍感もあって良かった。

メジャーな映画会社が制作すると、色々制約が出て枠が小さくなる感じですが、今作はそれを感じさせない描き方でした。

 

冒頭の殴り合いも、本気で殴っている感じがする。

まずそこで心を持って行かれた。

色々な描写がやたらリアルな感じがした。

目を背けたくなるようなシーンも結構あって、ハードなアウトロー作品です。

なかなか強烈なノワールでした。

血や汗の匂いとか、実際に香ってきそう。

 

上映時間108分と、映画としては最適な時間で、話がブレることなく最初から最後まで上手く展開していきます。

中盤の展開からラストに至るまでも、なかなか圧倒される感じでした。

カメラワークも、インディーズな雰囲気が出ていていいですね。

見応え、十分にありましたよ。

 

それに、役者のみなさんの演技がいいですね。

顔、表情も迫力があって、ツラ構えがみんな最高にいいです。

顔のアップ、それぞれみなさん画的にばっちり決まってます。

辰巳、格好いいです。

 

欲を言うと、もう一押し欲しかったかなぁ。

クライマックス、もう一山あれば、もっと最高だったんですけどね。

それと、セリフが。。。ちょっと不自然なものが多かったかな。

かなり世界観を意識して、いや、意識しすぎて作られた感じが見えたのはちょっと残念だった。

 

これはこの手の映画がお好きな方なら楽しめると思います。

 

撮影は2019年だったそうです。

コロナやなんやかんやで再撮影があったりと、公開が2024年になったそうです。

 

 

■興行収入予想

現段階では上映館数17館と少ない。

4月20日(土)からの全国順次公開中。

なかなかいい作品ではりますが、女性受けはしなさそうですね。

アウトロー作品のファンの方が、どれくらい脚を運ぶか。。。

近年でいうと、話題になったメジャー作品の「孤狼の血」ですら約7億9,000万円、「孤狼の血 LEVEL2」も約8億4,000万円という興行収入。

インディーズの今作が大きなヒットになるのは厳しいですかね。

でも、コアなファンがついて、知る人ぞ知る的に語り継がれそうな感じです。

初登場圏外スタートと予想しましたがそうでした。

ミニシアターランキングでは上位に入るかもです。

最終興行収入は1,600万円と予想。

 

星3つ半(5点満点)

★★★☆

 

 

「辰巳」公式サイト

 

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