「流転の地球 -太陽系脱出計画-」の映画レビューと興行収入予想 | roninの最新映画レビュー&けっこう当たる興行成績予想ブログ

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映画大好き、シナリオライター&映画興行予想師(自称)でもあるroninが、劇場で観た最新映画の感想とその映画の興行成績を予想します!

太陽系の消滅を目前に、人類の存亡を懸けて立ち向かう人々を描く「流転の地球」シリーズ第2弾。

そう遠くない未来に起こると言われる太陽系の消滅に備え、地球連合政府は1万基におよぶロケットエンジンによって地球を太陽系から離脱させる巨大プロジェクトを始動させた。

各国の思惑や内紛、争いが相次ぐなか、亡き妻への想いを胸に抱えた飛行士リウは宇宙へと飛び立つ。

一方、量子科学研究者のトゥーは禁断のデジタル技術で事故死した娘を蘇らせようと目論み、連合政府の中国代表ジョウは大きな決断を迫られていた。

『三体』のリウ・ツーシンの同名短編小説が原作。

監督は、前作に引き続き「宇宙探索編集部」などのグオ・ファン。

出演は、「1950 鋼の第7中隊」などのウー・ジン、「インファナル・アフェア」などのアンディ・ラウ、「始皇帝暗殺」などのリー・シュエチェン、シャー・イー、「孔家の人々」などのニン・リーなど。

脚本は、ヤン・チーシュエ、イェ・ルーチャン。

脚本・製作は、「宇宙探索編集部」ゴング・ギア。

音楽は、「オーシャン・クライシス ~沈黙の核弾頭~」などのロック・チェン。

原題「流浪地球 2」

映倫区分G

2023年作品

中国映画

配給はツイン

製作会社は中国電影集団

上映時間173分

 

 

前作の「流転の地球」はNetflixで観ましたが。。。

うーん。。。

かなりあんまりだった。。。

SF映画にありがちな、家族愛や仲間たちの協力で危機を救うという平凡な内容。

そこに、まるでアニメのようなゴリゴリのCGが、あまりに多くて平べったくて引いてしまった。

それに、この手の中国映画の特徴の愛国主義が鼻についてしまい。。。

前作の地球を動かして危機回避の設定が、1962年の邦画「妖星ゴラス」にそっくりで「なんやねん」と思ってしまった。

なので、続編の今作は観るのを迷いましたが。。。

ちなみに原作は未読です。

 

 

はい。

やっぱりですね。

前作と特になんらかわらないです。

時系列的には前作の前日譚となります。

SFディストピア&ディザスター映画です。

でもまあ、前作もそうでしたが、SF映画としては無難な展開や作りで、そこそこ見せてはいます。

でも、相変わらず愛国主義が全面に滲み出ています。

ウー・ジンはいつもプロパガンダ作品に出てるな。。。

映像も、凄いことは凄いのですがとても平べったい。。。

質量や奥行きが感じられない。

CGを使えばいいってもんじゃない。

って思ってしまう。

それと、前作もそうですがこんな役のウー・ジンはあまり魅力的じゃない。

やっぱり思い切り闘ってもらわないと。

 

今回は「妖星ゴラス」方式で地球を動かすのではなく、月でしたが発想はやっぱり「妖星ゴラス」。

個人的に「妖星ゴラス」が好きなんで、どうしてもそちらに思いが傾く。

 

 

物語のスケールは壮大で、次々に危機が起こり、それを乗り越え行く様や、バトルシーンもありの映画としてはベタな展開ではありますがそれなりに面白いんですが、全体的にダイジェスト感があった。

やりたい事、見せたい事をもう思い切りマシマシに盛った!という感じですね。

これは前作もそう思った。

見せ場的にはてんこ盛りなんですけどね。

どうも「中国がハリウッド映画を意識して作りました」感が拭えない。

それは、相変わらずの愛国主義にもっていくからというのもある。

チャイニーズパワーを思い切り誇示している感じですね。

 

まあ、中国のローランド・エメリッヒ作品って感じですかね。

「アルマゲドン」「インターステラー」「2012」など過去のこういった映画の要素もてんこ盛りで、新鮮味はない。

アンディ・ラウが出てるとちょっと安心は出来るんですが。。。

この作品をアンディ・ラウだけで補えるわけではない。

ただ、アンディ・ラウのサイドストーリーが後半で本筋と一緒になっていく構成は良かった。

 

それと、物語がいまいち頭に入ってこない。

なんであの石がそんなに大事で、どうやって使うのとか、理解できていなかった。

なんか派手だけど薄っぺらいCGで誤魔化されているような気がする。

もう少し、コアな部分を丁寧に描いてほしかった。

やはり色々詰め込みすぎで、展開がかなり大味になっている。

 

そして、なにより、長い。

上時間173分は長すぎる。

しんどいわ。

 

 

■興行収入予想

現段階では上映館数46館と少ない。

3月22日(金)からの公開。

同日の公開作品は、「四月になれば彼女は」、「ブリックレイヤー」、「コール・ジェーン -女性たちの秘密の電話-」、「ペナルティループ」など。

中国では2023年1月22日公開。

興行収入は、約40億2,900万元。

2019年の前作「流転の地球」は、製作費3億2,000万元(約5,000万ドル)で、全世界で約6億9,900万ドル、中国で46億8,800万元。

まあ、日本ではヒットしないですね。

初登場圏外スタートと予想。

最終興行収入は2,000万円と予想。

 

星2つ半(5点満点)

★★

 

 

「流転の地球 -太陽系脱出計画-」公式サイト

 

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