渡り鳥なのに一度も小さな池から出たことがないカモ一家の初めての大移動を描くファミリーアドベンチャー。
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』のアニメスタジオ、イルミネーションが完全オリジナルストーリーで描く。
アメリカの北東部ニューイングランドの小さな池に暮らす、カモ一家の父マックは「池にいれば一生幸せに暮らすことができる」と信じていた。
そんなある日、一家が住む池に新たな居住地へ移動中の渡り鳥が飛来する。
彼らの自由な姿に大興奮した妻パム、息子ダックス、そして娘のグウェンは、マックに外の世界を見てみたいとねだる。
そんな家族の猛プッシュを受け、マックはついに初めての大移動を決心する。
日本語吹替版の声の出演は、「北の桜守」などの堺雅人が父ガモのマック、『時効警察」などの麻生久美子が母ガモのパム、「怪物」などの黒川想矢が息子ダックス、そしてミュージカル「SPY×FAMILY」などの池村碧彩が娘グウェンの吹替え声優を務める。
監督・原案は、「くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ」などのバンジャマン・レネール。
脚本・原案は、「ピッチ・パーフェクト ラストステージ」などのマイク・ホワイト。
音楽は、「ヒックとドラゴン」などのジョン・パウエル。
原題「MIGRATION」
映倫区分G
2023年作品
アメリカ=フランス合作映画
配給は東宝東和
製作会社はIllumination Entertainment
上映時間83分
かなり子供向けではありますが、ちゃんと面白かった。
さすがイルミネーションです。
春休みのアニメ映画!って感じですね。
ストーリーはとてもシンプル。
起承転結も見事にはっきりしている。
かなりベタで王道なものですが、まあ、子供向けなんでこうしないとあかんわな。
脚本もこの手の映画なりに普通にちゃんと出来ていいますね。
小さな芸が細かくて丁寧に作られていますね。
ちゃんとほっこり出来て、それなりにライトに笑えます。
新しいことを始めてみようかなぁ〜って、おっさんになっても少し勇気をもらえて、楽しい映画ではあります。
いつものイルミネーションアニメらしく、子供向けではありますが大人が見てもそれなりに楽しめます。
子供はさらに楽しめるんじゃないでしょうか。
ちゃんとキャラクターも際立っていて、わかりやすい。
そしてこれもいつものことながら、恐ろしくテンポがいい。
かといって速すぎることもない。なので、観やすい。
上映時間も83分と短く、何も考えずにいかにも春休みっぽくサクッと気軽にファミリーで楽しめる作品です。
テーマ的にも、わかりやすくて【外の世界を知ることが自分の世界を広げる一歩であること】というのが良くわかる。
ただ、この手のファミリーアニメなので、奥行きはあまりない。
それに、ここで描かれている事が全てな感じで、余白はほぼない。
そこを求めめてはいけませんが。。。
それに、音楽が私の大好きなジョン・パウエル。
この手のアニメの音楽を作らせたら世界一ですね!
めっちゃ良かった。
キャラ立ちはしていたとはいえ、これまでのイルミネーション作品のキャラクターと比較すると弱いのは確かです。
ミニオンとかと比べるとそりゃダメなんでしょうが、パンチはちょっと弱い。
なので、キャラ自体に惹かれることはなかった。
ミニオンのフィギュアは持ってるし、欲しいけど、今作のカモ親子のは欲しいとは思わない。
アニメ映画で、そこに魅力をあまり感じないというのは大きいですね。
でも、映像は綺麗ですよ。
さすがです。
同時上映の短編「ミニオン月世界」もサクッと面白いです!
ミニオン、最高!
■興行収入予想
現段階では上映館数373館と拡大ロードショー。
3月15日(金)からの公開。
同日の公開作品は、「デューン 砂の惑星PART2」、「変な家」、「恋わずらいのエリー」、「RED SHOES/レッド・シューズ」、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」、「ビニールハウス」、「12日の殺人」など。
北米では2023年12月22日公開。
製作費7,200万ドルで、興行収入は約1億590万ドル。
イルミネーション作品の近年の作品としては、2023年の「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」が製作費1億ドルで、全世界で約13億6,100万ドル、日本で約140億2,000万円と特大ヒット。
2022年の「ミニオンズ フィーバー」が、製作費8,000万ドル、全世界で約9億4,000万ドル、北米で約4億7,000万ドル、日本で約44億4,200万円。
2021年の「SING/シング: ネクストステージ」が、製作費8,500万ドル、全世界で約3億8,700万ドル、北米で約1億6,000万ドル、日本で約33億4,200万円。
2019年の「ペット2」が、全世界で約4億3,000万ドル、北米で約1億5,800万ドル、日本で約21億6,000万円。
2018年の「グリンチ」が、製作費7,500万ドル、全世界で約5億1,200万ドル、北米で約2億7,100万ドル、日本で約13億2,000万円。
2017年の「怪盗グルーのミニオン大脱走」、製作費8,000万ドル、全世界で約10億3,400万ドル、北米で約2億6,400万ドル、日本で約73億1,000万円。
と、どの作品でも全世界と北米では大ヒットしてます。
日本では作品によってバラツキがありますね。
2024年には「怪盗グルー4」も公開予定で、こちらは全世界、北米、日本とも大ヒットが期待されます。
さて、今作はどうか。
子供向けですが、内容的にはさすがイルミネーションで、なかなか面白いので春休み中は上位に、春休みが終わっても粘り野興行があるかもしれません。
初登場7位スタートと予想。
最終興行収入は6億1,100万円と予想。
ですが、春休みが終わっても粘りの興行が出来たら、20億円くらは稼げるかもしれませんがちょっと難しいかな。
星3つ(5点満点)
★★★
「FLY!/フライ!」公式サイト
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めちゃめちゃ面白いですよ!
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私も持ってます!
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