妻を亡くした男の家族再生を描く日英合作映画。
妻の明子を亡くした兼三郎は、明子の葬式で疎遠となっていた一人息子の慧と、妻さつき、孫のエミと久しぶりに再会する。
明子の遺言状には、子どもの頃好きだった「ピーターラビット」の発祥地で、夫婦で行きたいと思っていたイギリスのウィンダミア湖に散骨してほしいと書かれていた。
兼三郎とトシ一家は、明子の願いを叶えるため、イギリス北部の湖水地方にあるウィンダミア湖へ向かう。
2023年10月には第18回ローマ国際映画祭のグランドパブリック部門に正式出品され、最優秀初長編作品賞を受賞。
監督・脚本は、US学生映画賞と学生エミー賞のドラマ部門を受賞したパトリック・ディキンソン。
出演は、主人公の兼三郎を「万引き家族」などのリリー・フランキー、一人息子の慧を「抱きしめたい 真実の物語」などの錦戸亮、兼三郎の妻を「前科者」などの木村多江、慧の妻を「夏への扉 ーキミのいる未来へー」などの高梨臨、「ウーマン・トーキング 私たちの選択」などのジェシー・バックリー、イーファ・ハインズ、「ベルファスト」などのキーラン・ハインズなど。
音楽は、ステファン・グレゴリー。
原題「COTTONTAIL」
映倫区分G
2023年作品
日本=イギリス合作映画
配給はロングライド
製作会社はMagnolia Mae Films=Office Shirous=Brouhaha Entertainment
上映時間94分
私は、「ピーターラビット」には全く興味はありませんので、知識はほぼゼロですし思い入れもありません。
まあ、普通に良かったですね。
なかなか重い話だった。
けっこう苦しいです。
しかし、イギリス人の監督が撮ったように思えない、日本の日本人の捉え方ですね。
そして、イギリスの風景はとても美しい。
内容的には、まあ、リリーフランキー演じる父がなかなかのわがまま。
頑固者ですね。
かなり息子たち、周りに迷惑をかけていますね。
この映画では、その頑固さを妻への愛の深さとしている感じがありますが、観ていてどうも腑に落ちない。
と、まあ、自分も頑固者で家族や周りの人たちに迷惑はかけているのでしょうから。。。その辺り、多少自分にも思い当たる節があったりで、ちょっと心が痛く全否定は出来ないということもありで。。。
と、なんだか複雑な気持ちになりましたわ。
物語的にはテンポはゆったりしています。
ゆったりと人間の心情や風景を受け取れる作品です。
起伏的にもあまり激しくはないので、平坦気味なので、観る人によってはつまらなく感じる人もいるでしょうね。
基本、静かな映画です。
タイトルの「コットンテール」は、ワタオウサギ(cottontail rabbit)を意味しているそうで、『ピーターラビットのおはなし』に登場するピーターの妹の名前だそうです。
撮影は新型コロナウイルス感染拡大に伴う延期を経て、2021年初夏に日本でスタートし、イギリス・ロンドンで敢行されたそうです。
コロナ禍でお蔵入りせず、公開出来て良かったです。
■興行収入予想
現段階では上映館数103館と少なめ。
3月1日(金)からの公開。
同日の公開作品は、「52ヘルツのクジラたち」、「映画ドラえもん のび太の地球交響楽(ちきゅうシンフォニー)」、「ARGYLLE/アーガイル」、「FEAST -狂宴-」など。
日本=イギリス合作映画で、イギリス人監督という点で興味深いですが、ヒットになるのは厳しいか。。。
「PERFECT DAYS」をヴィム・ヴェンダースが監督したというのとはちょっと話題性が違いますかね。。。
初登場圏外スタートと予想。
最終興行収入は3,400万円と予想。
星3つ(5点満点)
★★★
「コットンテール」公式サイト
『ピーターラビット』関連の書籍です!
『ピーターラビット』関連の書籍『ピーターラビットシリーズ 完全版 かわいいイラストと、英語と日本語で楽しめる、ピーターラビットと仲間たちのお話!』です!
『ピーターラビット』関連の書籍『ピーターラビットの謎―キリスト教図像学への招待』です!
『ピーターラビット』のブックフィギュア 全4種セットです!
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「万引き家族」のパンフレットです!
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