「ARGYLLE/アーガイル」の映画レビューと興行収入予想 | roninの最新映画レビュー&けっこう当たる興行成績予想ブログ

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映画大好き、シナリオライター&映画興行予想師(自称)でもあるroninが、劇場で観た最新映画の感想とその映画の興行成績を予想します!

現実のスパイ組織の行動を言い当ててしまった人気小説家が、現実離れした出来事に巻き込まれていくスパイアクション。

凄腕エージェント、アーガイルを主人公とするベストセラー小説シリーズ「アーガイル」の作者エリー・コンウェイは、愛猫のアルフィーと共にのんびり過ごすのが至福という平和主義者だった。

そんな彼女はアルフィーと移動中に、突如謎の男たちに命をねらわれてしまう。

間一髪のところをエイダンと名乗るスパイに救われた彼女は、自身の書く小説が現実のスパイ組織の行動を偶然にも言い当てていたことを知る。

監督・製作は、「キングスマン」シリーズなどのマシュー・ヴォーン。

出演は、「ジュラシック・ワールド」シリーズなどのブライス・ダラス・ハワードが主人公エリーを演じ、「スリー・ビルボード」などのサム・ロックウェル、「マン・オブ・スティール」などのヘンリー・カヴィル、「アステロイド・シティ」などのブライアン・クランストン、「お家をさがそう」などのキャサリン・オハラ、「ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード」などのサミュエル・L・ジャクソンなど。

脚本・製作は、「PAN 〜ネバーランド、夢のはじまり〜」などのジェイソン・フックス。

音楽は、「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」などのローン・バルフェ。

原題「Argylle」

映倫区分G

2024年作品

イギリス=アメリカ合作映画

配給は東宝東和

製作会社はCloudy Productions

上映時間139分

 

 

めっちゃ面白いやん!

とりあえず、今年No.1!

かなり「キングスマン」シリーズを彷彿させるような映像的な雰囲気だしノリでした。

ノリもノリノリで「キングスマン」シリーズっぽい。

さすがマシュー・ヴォーン監督といったところか。

楽しいアクションシーンがてんこ盛り。

そして後半の畳み掛けがなかなか凄い。

伏線の回収もいいですね。

めっちゃテンションが上がっていった。

展開的にも二転三転して面白い。

シリアスなところと、コメディタッチなところがあるのもいいバランスになっている。

 

話が転がり過ぎて、誰が敵で誰が味方なのかわからなくなるけど、ちゃんと観れば大丈夫。

でも、それは展開や構成が悪くてそうなっているのではなく、わざとそういう風に作っているというところが最高にいいですね。

スパイ映画ですからね。

観客を騙しにきてくれます。

でも、ちょっとややこしいかな。

といっても、シリアスな本格的なスパイ映画ではありません。

アクションがいっぱい。

ある意味、下品な映画ではありますが、これがまたいい下品さ加減。

この緩さもいい感じです。

クライマックスのスケートアクションは、もう痺れた!

 

それに、音楽がめちゃめちゃいいんですよね。

ビートルズの『Now And Then』がかかりまくるし、インストヴァージョンもある!

これはサントラ、買いやな。

 

ただ、CGはなんかしょぼかったなぁ。。。

チープさがなんかめっちゃ気になった。

うーん。。。どうしてこうなる。

わざとか?

それと上映時間139分はちょっとだけ長いな。

 

この手の映画は非日常の世界を見れます。

それだけで、なんかスッキリ。

「そんなバカな」なところがいっぱいありますが、それがまた面白い。

 

予告編が面白そうだったので、結構期待してましたが、期待は裏切っていませんどころか、遥かそれ以上でした。

予告編の映像はほぼ序盤でした。

「キングスマン」のオマージュもいっぱいあります!

 

主演のジュラシック・ワールド」シリーズでお馴染みのブライス・ダラス・ハワードは、アカデミー賞監督のロン・ハワードの娘さんです。

ブライス・ダラス・ハワードも「スターウォーズ」シリーズのドラマ『マンダロリアン』や、『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』でも、監督をされていますよ。

それにしても、ブライス・ダラス・ハワード、めっちゃ太ったな。。。

下半身、ヤバくない?

役づくり?

CG?

 

「キングスマン」シリーズがお好きな方ならかなりオススメです。

あと、「キック・アス」なところもあったので、お好きな方にはいいと思います。

今作もシリーズ化になるようです。

 

エンドロール前に、映像がありますよ。

 

 

■興行収入予想

現段階では上映館数306館と拡大ロードショー。

3月1日(金)からの公開。

同日の公開作品は、「52ヘルツのクジラたち」、「映画ドラえもん のび太の地球交響楽(ちきゅうシンフォニー)」、「コットンテール」、「FEAST -狂宴-」など。

北米では2024年2月2日公開。

全米映画ランキングでは初登場1位スタート。

現在、興行収入は約4,000万ドル付近。

マシュー・ヴォーン監督作では、2015年の「キングスマン」が、製作費8,100万ドル、全世界で約4億1,400万ドル、日本で約9億8,000万円。

2018年の「キングスマン:ゴールデン・サークル」が、製作費1億400万ドル、全世界で約4億1,000万ドル、北米で約1億ドル、日本で約17億1,000万円。

2021年の「キングスマン:ファースト・エージェント」が、製作費1億400万ドル、全世界で約1億2,000万ドル、日本で約9億1,000万円。

という成績。

「キングスマン」シリーズが全世界でそこそこヒットしてているし、日本でも、まあ、そこそこのヒット。

でも、「キングスマン:ファースト・エージェント」でガクッと落ちた。

今作は「キングスマン」シリーズではないので、知名度的には低いか。

ただ、かなり面白いので、口コミで広がって粘りの興行をみせてほしい。

実際北米でも、大ヒットの数字ではない。

さて今作は日本ではどうか。

初登場4位スタートと予想。

最終興行収入は8億円と予想。

 

星4つ半(5点満点)

★★★★☆

 

 

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