「ネクスト・ゴール・ウィンズ」の映画レビューと興行収入予想 | roninの最新映画レビュー&けっこう当たる興行成績予想ブログ

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映画大好き、シナリオライター&映画興行予想師(自称)でもあるroninが、劇場で観た最新映画の感想とその映画の興行成績を予想します!

世界最弱のサッカーチームが起こした奇跡のような実話を基にしたスポーツコメディドラマ。

米領サモアのサッカーチームは、2001年にワールドカップ予選史上最悪の0対31の大敗を喫して以来、1ゴールも決めることができずにいた。

次の予選が迫るなか、新しいコーチに、破天荒な性格のためアメリカを追われたトーマス・ロンゲンが就任。

鬼コーチのロンゲンは、チームの立て直しを図り、選手らと共に1勝を目指す。

監督・脚本・製作は、「ジョジョ・ラビット」などのタイカ・ワイティティ。

出演は、「それでも夜は明ける」などのマイケル・ファスベンダー、「ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル」などのオスカー・ナイトリー、『ハンドメイズ・テイル 侍女の物語』などのエリザベス・モス、「ガンズ・アキンボ」などのリス・ダービー、「エイリアン:コヴェナント」などのウリ・ラトゥケフなど。

脚本は他に、イアン・モリス。

音楽は、「ジュラシック・ワールド」シリーズなどのマイケル・ジアッチーノ。

原題「Next Goal Wins」

映倫区分G

2023年作品

イギリス=アメリカ合作映画

配給はウォルト・ディズニー・ジャパン

製作会社はImaginarium=Defender=Garrett

上映時間97分

 

 

タイカ・ワイティティ監督なので、クセのあるコメディスポーツ映画を期待してました。

はい。

やっぱりタイカ・ワイティティらしいコメディ色満載のスポーツ映画でした。

一応、実話ベースのお話です。

面白かった。

笑って泣けるスポ根ものです。

内容的にはかなりベタなものですが、そこにタイカ・ワイティティのスパイスがばっちり効いた味付けになってます。

そこそこ笑かせてもらいました。

ベタな設定や展開で、これだけ面白く出来るなんて、さすがタイカ・ワイティティ!

 

 

プロット、雰囲気的には「クール・ランニング」みたいな感じですかね。

上映時間も97分と長くなく、テンポもいいので気軽にサクッと楽しめます。

エンタメ度数もそれなりに高い、お見事なポップコーンムービーです。

ゆったりと笑いながら、何も考えずに楽しめます。

個人的には、あと15分は長くても良かったんじゃないかとさえ思う。

クライマックスは、ベタだとわかっていても感動してしまった。

スクリーンを観ながら、笑顔になっていた。

それに、タイカ・ワイティティや作り手が、いい意味で肩の力が抜いて楽しく作っているんだろうなというのが伝わってくる。

観ていて凄く楽しかった。

 

派手に成功するお話ではありませんが、ミニマムな達成に喜びを気づかせてくれます。

タイカ・ワイティティのコメディ度合いが、ばっちり出ていた作品でした。

そこに、サモアの文化や人々のポジティブさが混じり、人生をポジティブに生きる事を描いています。

短気な熱血監督とのんびりしたサモア人との異文化交流が観ていて楽しい。

勇気や元気をもらえる作品になっています。

 

 

そしてなにより、ただの良くあるスポ根映画ではなく、ちゃんとちょっと斜めからの視点で見せてくれる。

白人監督を救世主として描いていないし。

 

マイケル・ファスベンダーは、こんな熱血者に合うのかなぁ。。。って思ってたけど、全然大丈夫だった。

むしろ、すっかりその世界観に入らせてもらった。

 

それと音楽も良かった。

さすが私の大好きなマイケル・ジアッチーノ。

大作で、壮大な音楽だけでなく、こういう小作でも効果抜群。

 

2014年に「ネクスト・ゴール! 世界最弱のサッカー代表チーム 0対31からの挑戦」としてドキュメンタリー映画にもなりました。

 

エンドロールでご本人映像が入ります。

エンドロール後に、ひと笑いのシーンありますよ。

最後まで席をたたないでくださいね。

 

 

■興行収入予想

現段階では上映館数146館と普通規模公開より少なめ。

2月23日(金)からの公開。

同日の公開作品は、「マッチング」、「マダム・ウェブ」、「コヴェナント/約束の救出」、「犯罪都市 NO WAY OUT」、「落下の解剖学」、「ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突」、「悪魔がはらわたでいけにえで私」、「ドラレコ霊」など。

ちなみに1993年の「クール・ランニング」は、製作費1,400万ドルで、北米で約6,800万ドル、全世界で1億5,480万ドル、日本で配給収入約10億円なので、興行収入だと、16億円くらいで、そこそこヒットした映画です。

タイカ・ワイティティ、マイケル・ファスベンダーファンはマストですが、上映されていることが話題になって万人の動員に繋がるか。

口コミで広がってヒットしそうな気もする。

火がつけば、2億円ほど行きそうですが、スルーされると厳しいか。

初登場圏外スタートと予想。

最終興行収入は6,000万円と予想。

 

星4つ(5点満点)

★★★★

 

 

「ネクスト・ゴール・ウィンズ」公式サイト

 

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