元映画監督と謎の失踪を遂げたかつての人気俳優の記憶を巡るヒューマンミステリー。
映画『別れのまなざし』の撮影中に、主演俳優フリオ・アレナスが失踪した。
当時警察は、近くの崖に靴がそろえられていたことから投身自殺だと断定。
しかし結局、遺体が発見されることはなかった。
22年が過ぎたある日、元映画監督でフリオの親友でもあったミゲルは、事件の謎を追うテレビ番組の出演依頼を受ける。
取材に協力するうちにミゲルはフリオと過ごした青春時代や自らの半生を思い起こしていく。
監督・脚本・製作は、「ミツバチのささやき」などのビクトル・エリセが31年ぶりに長編映画のメガホンとった。
出演は、「ミツバチのささやき」に出演し、当時5歳で同作の主演を務めたアナ・トレント、「コンペティション」などのマノロ・ソロが映画監督のミゲルを、「悪人に平穏なし」などのホセ・コロナドが人気俳優フリオを、「スリーピング タイト 白肌の美女の異常な夜」などのベトラ・マルティネス、「スリーピング・ボイス〜沈黙の叫び〜」などのマリア・レオンなど。
脚本は他に、「ウェイ・ダウン」などのミチェル・ガスタンビデ。
音楽は、「明日に向かって笑え!」などのフェデリコ・フシド。
原題「Cerrar los ojos」
映倫区分G
2023年作品
スペイン映画
配給はギャガ
製作会社はLa Mirada del Adios AIE=Tandem Films=Nautilus Films=Pecado Films=Pampa Films
上映時間169分
ビクトル・エリセ監督は、1969年の長編監督デビューから2023年までに4作品しか監督しておらず、とても寡作な監督として知られています。
ビクトル・エリセ監督は現在83歳。
この分だと、今作が遺作となるのでしょうか。
良かったです。
ビクトル・エリセ監督の世界観バリバリでした。
光の表現など、映像的にも美しく叙情的。
風の音などの効果音も素晴らしい。
前半は過去を追う旅、後半は再会が描かれていて、味わい深い。
これはフィルムで撮影されているんかね。
この質感がたまらなくいい。
ビクトル・エリセ監督のキャリア集大成のような作品で、映画愛に溢れていました。
全体的な描き方が、ビクトル・エリセ監督らしさが溢れていて、好きな人にはたまらないんじゃないでしょうか。
長い間ビクトル・エリセ監督作品を待ち焦がれたファンには感慨深いものがあると思います。
ただ、上映時間169分は長いな。
観ている間はそんなに気にならなかったけど、後半、ちょっと疲れを感じた。
展開的にはちょっとミステリーな感じもある。
でも、全体的には淡々と物語は進んでいく。
基本、オーソドックスな展開ではある。
激しい展開がある作品ではありません。
なので、この世界観に浸れなかったら眠ってしまうかもですが、しっかり観ると無駄なシーンはないように感じた。
ちゃんとしっかり計算された構成になっているので、たしかに長いけど、不思議に引き込まれていく魅力がある。
良質感を感じる作品だった。
まあ、でも、広く若い子が見て大きく心に響くものではないかなぁ。
歳を重ねた者が、色々と感慨深いものを感じることが出来る作品でしょうか。
高齢者向きなのかな。
「ミツバチのささやき」に出演していた、当時5歳だったアナ・トレントが、50代になっていたのはちょっと驚いた。
まあ、それくらいの月日が経っているのであたりまえではあるのですが、見たのが「ミツバチのささやき」以来だったので。。。
■興行収入予想
現段階では上映館数24館と少ない。
2月9日(金)からの全国順次公開中。
ビクトル・エリセ監督作の「ミツバチのささやき」「エル・スール」「マルメロの陽光」の興行収入は不明です。
ミニシアターランキングでは上位に入ってきそうです。
初登場圏外スタートと予想しましたが、そうでした。
最終興行収入は2,600万円と予想。
星3つ半(5点満点)
★★★☆
「瞳をとじて」公式サイト
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