「Here」の映画レビューと興行収入予想 | roninの最新映画レビュー&けっこう当たる興行成績予想ブログ

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映画大好き、シナリオライター&映画興行予想師(自称)でもあるroninが、劇場で観た最新映画の感想とその映画の興行成績を予想します!

ベルリン、カンヌなどの映画祭で注目を集めるベルギーの新鋭、「ゴースト・トロピック」のバス・ドゥヴォスの監督・脚本による長編第4作。

移⺠労働者と植物学者の緩やかな交流を紡ぎ、第73回ベルリン国際映画祭でエンカウンターズ部門最優秀作品賞と国際映画批評家連盟賞(FIPRESCI賞)に輝いた。

ブリュッセルに住む建設労働者のシュテファン(シュテファン・ゴタ)は、アパートを引き払い、故郷・ルーマニアに帰国するか悩んでいる。

姉や友人たちにお別れの贈り物として、冷蔵庫の残り物で作ったスープを配ってまわる。

出発の準備が整ったシュテファンはある日、森を散歩している途中、以前レストランで出会った女性シュシュ(リヨ・ゴン)と再会。

そこで初めて彼女が苔類の研究者であること知る。

足元に広がる多様で親密な世界で2 人の心はゆっくりとつながっていく。。。

出演は、「ゴースト・トロピック」などのシュテファン・ゴタ、リヨ・ゴン、「ジュリアン」などのサーディア・ベンタイブ、テオドール・コルバンなど。

音楽は、「ゴースト・トロピック」などのブレヒト・アミール。

原題「HERE」

映倫区分G

2023年作品

ベルギー映画

配給はサニーフィルム

製作会社はKunstencentrum Buda=KC Nona=080Films=Proximus and Shelter Prod=Taxshelter.be & ING

上映時間83分

 

 

お、なかなかいい。

ゆっくりスローな映画です。

それでいて、無駄なシーンが一切ないように思えます。

無駄に長尺にせずに、上映時間83分という短めの中に、無駄なくしっかりと収めてきていますね。

その収まり方が、なんとも心地よい。

こういう映画を浴びると、自分の人間としてのレベルがちょっとだけ上がったようにすら感じてしまう。

なんか、ある種、ステイタスな感じがする。

 

人と人との、一期一会の過程を美しく綴っています。

美しい出会いを切り取っています。

この描き方が、スローな感じでいいんですよね。

雰囲気は最高にいいです。

これは、ハマる人はかなりハマるんじゃないでしょうか。

特に日本ではマニアックにはなりますが、この撮り方、展開のしかたなど、バス・ドゥヴォス監督の良さが実感出来たら、自分の人生にとって大切な大切な映画になりうるような感じになりそう。

 

 

音楽がまたいいんですよ。

ブレヒト・アミールの魅惑の音楽がとても素敵。

それに、16ミリフィルム独特の穏やかな映像も素晴らしい。

画角はスタンダードサイズというもレトロ感があっていいですね。

 

ただ、スローな映画な分、見た目の起伏は薄い。

ハリウッド的な映画がお好みの方には、ちょっとしんどいかもです。

てか、寝ちゃうかも。

 

バス・ドゥヴォス監督の作品は4作ですが、第72回カンヌ国際映画祭監督週間に出品されたバス・ドゥヴォスの前作「ゴースト・トロピック」(2019)も同時公開されています。

こちらも観たい。

もっと日本でちゃんと公開すべき。

配給会社の人、お願いします。

 

 

■興行収入予想

現段階では上映館数2館と少ない。

2月2日(金)から全国順次公開中。

映画ファンは見ておきたいところですね。

特にヨーロッパの映画がお好きな人は、バス・ドゥヴォスの前作「ゴースト・トロピック」と共にしっかり抑えておきたいところ。

しかし、ちょっとマイナーすぎるか。

ミニシアターランキングでも上位には入ってこなさそうですね。

初登場圏外スタートと予想。

最終興行収入は1,000万円と予想。

 

星4つ(5点満点)

★★★★

 

 

「Here」公式サイト

 

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