「そして、バトンは渡された」などの瀬尾まいこの原作小説を「きみの鳥はうたえる」や「ケイコ 目を澄ませて」などの三宅唱監督・脚本が映画化。
原作にオリジナルの要素を加え、職場の同僚2人が交流し少しずつ互いの殻を溶かし合っていく姿を捉える。
月に一度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢さんはある日、会社の同僚である山添くんの小さな行動に怒りを爆発させてしまう。
転職してきたばかりなのにやる気なさそうに見えてしまう山添くんもパニック障害を抱えており、生きる気力を失っていた。
職場の人たちの理解もあり、藤沢さんと山添くんは友だちでも恋人でもない同志のような特別な気持ちが芽生えていく。
2人は自分の症状は改善されなくても、相手を助けられるのではないかと思い始める。
出演は、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で夫婦役を演じた「ライアー×ライアー」などの松村北斗、「スタートアップ・ガールズ」などの上白石萌音、「逃げきれた夢」などの光石研、「さや侍」などのりょう、「怪物の木こり」などの渋川清彦、「こいびとのみつけかた」などの芋生悠、「大名倒産」などの藤間爽子など。
脚本は他に、「体操しようよ」などの和田清人。
音楽は、「きみの鳥はうたえる」などのHI’Spec。
映倫区分G
2024年作品
日本映画
配給はバンダイナムコフィルムワークス=アスミック・エース
製作会社はホリプロ
上映時間119分
原作は未読です。
なかなか面白かった。
PMSとパニック障害という症状を取り上げているので、題材的にデリケートなものですが、言いたいことがはっきりしていてわかりやすかったと思う。
そんな中、主人公がちゃんと成長していいってるのがいいですね。
ただ、PMSの取り扱い方に、なんだかちょっと違和感を感じる。
なんというか。。。PMSとパニック障害にスポット当てました。という感じがちょっとした。
そこがなんかずっと引っかかった。
まあ、そんなに大きく気になるところではないんですが。。。
描き方としては、クセがあまりないですが、丁寧に描かれていたと思います。
人それぞれになにかしら悩みは抱えて生きている。
誰にも言えないことも多いと思います。
悩みがあるから、人であるんだなぁとも思います。
そんな人知れずな個々の悩みを、少し軽くしてくれうような作品ではありました。
ちょっと肩の荷が下ろせるという感じでしょうか。
希望を見出せるのがいいですね。
全体的には、温かさを感じる作品でした。
なんか優しい。
他人を理解して歩み寄ろうと思う気持ちはとても大事ですね。
自分もそうでありたいと思います。
人に優しくされると、とても幸せな気持ちになりますもんね。
その人のことが大好きになる。
そして、その人に、優しさで返したくなりますね。
そんな気持ちにさせてくれる作品でした、
そしてこの作品、16mmフィルムで撮影されています。
とてもフィルムの質感があります。
これも温かさを感じるところであります。
原作にオリジナル要素を加えたということですが、原作を読んでいない私にはわからない。
どんなオリジナル要素を加えたのか、比べてみたい。
原作本、読んでみるかな。。。
■興行収入予想
現段階では上映館数220館と普通模公開。
2月9日(金)からの公開。
同日の公開作品は、「カラーパープル」、「身代わり忠臣蔵」、「ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ」、「Firebird ファイアバード」、「梟ーフクロウー」など。
三宅唱作作品としては、2018年の「きみの鳥はうたえる」は、不明。
2019年の「ケイコ 目を澄ませて」は、約1億円。
という成績。
さて今作はどうか。
うーん。。。まあ、そこそこヒットする。。。くらいにはなりそうか。
初登場4位スタートと予想。
最終興行収入は8億8,000万円と予想。
星3つ半(5点満点)
★★★☆
「夜明けのすべて」公式サイト
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瀬尾まいこによる「夜明けのすべて」の原作本です!
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