2021年にアメリカの金融マーケットを激震させた“ゲームストップ株騒動”を基にした実録エンタテインメント。
コロナ禍の2020年、マサチューセッツ州に住む会社員キース・ギルは、全財産5万ドルをゲームストップ株に投じていた。
実店舗でゲームソフトの販売を行うゲームストップ社の業績は低迷し、倒産間近と見なされていたが、キースは動画配信を通し、この株の価値をネット掲示板の住民に訴えていく。
その主張に共感した多くの個人投資家が株を買い始め、2021年初頭に株価はまさかの大暴騰を見せる。
「ソーシャル・ネットワーク」などのベン・メズリックによるノンフィクションが原作。
監督・製作は、「クルエラ」「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」などのクレイグ・ギレスピー。
出演は、ゲームストップ株に全財産をつぎ込んだ平凡な会社員キース・ギルを演じる「フェイブルマンズ」などのポール・ダノ、「トランスフォーマー/ビースト覚醒」などのピート・デヴィッドソン、「デス・ウィッシュ」などのヴィンセント・ドノフリオ、「エンド・オブ・ウォッチ」などのアメリカ・フェレーラ、「イン・ザ・ハイツ」などのアンソニー・ラモス、「355」などのセバスチャン・スタン、「モーリタニアン 黒塗りの記録」などのシャイリーン・ウッドリー、「フェイブルマンズ」などのセス・ローゲンなど。
脚本・製作総指揮は、ローレン・シューカー・ブラムとレベッカ・アンジェロ。
音楽は、「HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ」などのウィル・ベイツ。
原題「DUMB MONEY」
映倫区分G
2023年作品
アメリカ映画
配給はキノフィルムズ
製作会社はBlack Bear Pictures=Ryder Picture Company
上映時間105分
お、なかなか面白い。
これがパンデミック時の実話というのもいいですね。
この株の話、全然知りませんでした。
なので、新鮮で楽しめました。
比較的コミカルなタッチですが、緊張感もある。
このバランスがとても上手い。
物語のいく先も明確だし。
テンポも良くて観やすい。
内容的にもそんなに難しくない。
株の知識がなくても十分楽しめる。
音楽もいいし、ちゃんとしたエンタメ映画になっています。
個人投資家と大資本のヘッジファンドの対立の描き方も面白いです。
この上手い見せ方は、クレイグ・ギレスピー監督の手腕ですね。
ネットでみんなが団結して、世の中を大きく動かすのは爽快感もあります。
それにこの手のお金の話は、だいたいどの作品も面白い。
そこに弱き者が強き者をくじく物語はやっぱり観ていて面白いですね。
今作もそうでした。
それなりの爽快感もあります。
ただ、ちょっと平坦さもあったかな。
基本的にほぼ全編セリフ劇なので、絵的には代わり映えしないもの。
そこら辺にちょっと起伏の薄さを感じた。
この映画の主人公、猫のプリントTシャツに赤いハチマキを巻きでライブストリーミングする様のキース・ギル。
なんか、ただ純粋に株が好きな人の良さそうこの役を演じたポール・ダノはぴったりでした。
どこまで忠実に描かれているのでしょうか。
ちょっと調べたくなりますね。
キース・ギルの資産は、全財産5万ドルから3,400万ドル(当時換算で約37億円)になったんですって!
すげー!
■興行収入予想
現段階では上映館数46館と少ない。
2月2日(金)からの公開。
同日の公開作品は、「ワールドツアー上映『鬼滅の刃』絆の奇跡、そして柱稽古へ」、「罪と悪」、「ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人」、「熱のあとに」、「大室家 dear sisters」、「ローリング・ガール」など。
北米では、2023年9月15日公開。
製作費は3,000万ドル。
北米の興行収入は約1,390万ドル、全世界では約2,000万ドル。
さて日本ではどうか。
初登場圏外スタートと予想。
最終興行収入は1,700万円と予想。
星3つ半(5点満点)
★★★☆
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