過酷な家庭環境で育った1人の女性の壮絶な半生と真実に迫るヒューマンドラマ。
3年間連れ添った恋人、長谷川義則からプロポーズを受けた翌日、川辺市子は忽然と姿を消してしまう。
途方に暮れる長谷川のもとに、市子を捜していると話す刑事、後藤が訪ねてくる。
市子の行方を追って長谷川は、昔の友人や幼なじみ、高校時代の同級生などこれまで彼女と親交のあった人々から話を聞くうちに、かつて市子は違う名前を名乗っていたこと、そして市子が生きてきた壮絶な人生を知っていく。
監督・脚本・原作・編集を務めた戸田彬弘が主宰する劇団チーズtheaterの旗揚げ公演作品「川辺市子のために」を、「法廷遊戯」などの杉咲花を主演に迎え映画化した。
出演は他に、市子の恋人、長谷川役を「愛のイナズマ」などの若葉竜也が務め、「小さな恋のうた」などの森永悠希、「OUT」などの倉悠貴、「犬も食わねどチャーリーは笑う」などの中田青渚、「うみべの女の子」などの石川瑠華、「正欲」などの宇野祥平、「Ribbon」などの渡辺大知など。
脚本は他に、「蒼のざらざら」などの上村奈帆。
音楽は、「遠いところ」などの茂野雅道。
映倫区分G
2023年作品
日本映画
配給はハピネットファントム・スタジオ
製作会社は映画「市子」製作委員会（製作幹事：ハピネットファントム・スタジオ）
上映時間126分
お、これはなかなか面白かった。
ストーリーはなかなかミステリアスな展開。
そしてちゃんと社会問題も描いている。
どうして市子は、大好きな人からプロポーズを受けた翌日に姿を消してしまうのか。
だんだんと解き明かされていく壮絶な生い立ちによる理由に驚きとも違う、怖さを感じる。
退屈せずにそれなりに引き込まれる。
めっちゃ心を揺さぶり動かされます。
かなりヘビーです。
色々と見応えたっぷりな作品です。
予告編が面白そうだったのでちょっと期待して観たのですが、それ以上だった。
魔性とも毒女とも言える市子に、各キャラクターも振り回されるが、観ているこちらも振り回される。
主人公の市子をはじめ、各キャラクターに感情移入はあまり出来ない。
でも、なんか観終わった後も、ちょっと引きずってしまい、市子の事をしばらく考えてしまう作品だった。
市子が頭から離れなくなってしまいます。
フィクションですが、実際にあったことのようにリアリティを感じます。
展開的にも、それぞれ違う視点の各章が、だんだん一つになっていく見せ方は爽快感さえ感じる。
けっこうドキドキした。
ちょっと時間軸が行ったり来たりするので、ややこしいところもありますが。
このミステリアス感がちゃんと出ているから、楽しめますね。
中盤に大きな山を持っていく展開にも驚かされた。
なかなか構成もいいし、完成度が高い。
脚本の出来も素晴らしい。
とはいえ、内容的には結構ありがち。
突然姿が消えて、その人物の素性がだんだんとわかっていくというもの。
この手のミステリーはいっぱいありますね。
面白かったけど、秘密に触れても大きな衝撃はあまりなかった。
私は個人的に、舞台作品の映画化はちょっと苦手なのですが、今作は全然気にならなった。
強調した舞台ゼリフが、あるにはるけど、さほど違和感がなかった。
そして杉咲花、上手い。
東京出身のはずなのに、めっちゃ関西弁が上手い。
凄い！
この演技に圧倒された。
とにかく、この映画の市子というキャラクターを演じた杉咲花の見る目が変わってしまう。
入場特典でブルーミングティーというものをもらいました。
ティーとあるので紅茶かなと思ってましたが、違いました。
映画とは全然関係がないものですが、こんな豪華な入場特典は初めてやわ。
■興行収入予想
現段階では上映館数37館と少ない。
12月8日（金）からの全国順次公開。
同日の公開作品は、「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」、「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」、「窓ぎわのトットちゃん」、「彼方の閃光」、「VORTEX ヴォルテックス」、「Winter boy」など。
うーん。。。これはなかなか良く出来た面白い作品なので、それなりに口コミで広がるかもしれない。
ただ、上映館数が単館ロードショーなんで少ないし。。。
ミニシアターランキングでは上位に入ってくるでしょうか。
口コミで広がって、シネコン上映まで拡大するでしょうか。
初登場圏外スタートと予想。
最終興行収入は5,700万円と予想。
星4つ（5点満点）
★★★★
「市子」公式サイト
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TVでも話題になっている「お花定期便bloomee」をご存知ですか？
お手軽にお花のある暮らしを提供するサービスなんです。
毎週違うアレンジのお花が自宅に届くんです。
お花の選別はおまかせなので、どんなお花が届くか、凄く楽しみになるんですよね。
自宅にいつも新鮮で綺麗なお花がある生活を体験できるんですよ。
実は私もやってるんです。
おっさんですが、自分の部屋のパソコンの前に花を生けてます。
見ていると穏やかな気持ちなれて、毎回届くのが楽しみになっています。
コロナ禍の今、映画館に行く機会も前と比べて気を使ったりして減ってますよね。
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好きな映画を観ながら、その横には新鮮なお花。
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