内戦が続くシリアの首都ダマスカスを舞台に、ある家族の緊迫の24時間を描いた密室劇。
一歩外に出れば、直ちにスナイパーに狙われる状況の中、戦地に赴いた夫の留守を預かるオームは、幼子を抱える隣人夫妻と共に、自宅に身を潜めて暮らしていたが。。。
出演は「ガザの美容室」のヒアム・アッバス、「判決、ふたつの希望」のディアマンド・アブ・アブード、ジョリエット・ナウィスなど。
監督・脚本はフィリップ・ヴァン・レウ。
音楽はジャン=リュック・ファシャン。
原題「Insyriated」
ベルギー=フランス=レバノン合作映画
配給はブロードウェイ
2017年作品
上映時間86分
シリアという国、首都のダマスカスの、戦場が日常であるという残酷な生活。
日本とは、全く違う国です。
生活をしている中で、日々命の落とすかもしれないという、恐怖が付きまとう過酷な現実があります。
2019年、ロザムンド・パイク主演の「プライベート・ウォー」を観て、シリアの現状(10年くらい前の話だが)を少し知った。
本作はほぼ密室劇で、外のことがほとん見えない。
そんな部屋の中で、毎日恐怖と一緒に生活をしている。
常に機関銃や爆音が聞こえる、激戦地に住む家族。
他の家の人はみんな避難しているみたいですが、なぜかこの家族はここにとどまっている。
なんかとてもやるせない映画。
日本で生まれて良かった。と単純に思える。
今の幸せを、しっかり感じて感謝しなけれないけないと思う。
サスペンス要素もあるけど、とにかく辛くて、悲壮感を感じる内容です。
しんどい映画です。
上映時間が90分で良かったです。
●興行収入予想
興行的には、現段階では上映館数5館と少ない。
アート系単館ロードショー作品です。
シリアの現状を描いた映画、しかもこの内容では大ヒットにはならないですね。
しかも上映館数が少ないので大した興行は期待できないです。
いよいよ劇場も一つ空き販売から通常販売になってきた劇場も多くなってきた。
さあ、これから映画興行の本番ですね!
とはいえ、やはりハリウッドの大作映画が入ってこないので、まだまだ冷え込みが続きそうですが。
最終興行収入は700万円と予想。
この作品はコロナの影響はなさそうです。
星2つ(5点満点)
★★
「シリアにて」公式サイト
https://in-syria.net-broadway.com
このオリーブオイル、すごくいいんですよ!
シリア、パレスチナの映画です。
シリアの事を知れる書籍です。
この機会にシリアという国の事を少しでも知ってみてはどうでしょうか。