自分の余命がわかるアプリの恐怖を描くホラー。
パーティーの席上で自分の余命を伝えてくるアプリをダウンロードし、3時間という通知を受けたコートニー。
不安に襲われた彼女が酒に酔った恋人の車に乗るのを拒み、一人で帰宅すると、恋人の車が事故を起こす。
出演は、ドラマ『YOU-君がすべて-』のエリザベス・ライル、ドラマ『ブラックライトニング』のジョーダン・キャロウェイ、「アナベル 死霊人形の誕生」のタリタ・ベイトマン、ティシーナ・アーノルドなど。
監督・脚本は新鋭のジャスティン・デク。
音楽は「エジソンズ・ゲーム」などのダニー・ベンジー 、 ソーンダー・ジュリアーンズ。
原題「COUNTDOWN」
アメリカ映画
配給はカルチュア・パブリッシャーズ
2019年作品
上映時間90分
B級ホラーです。
ま、「ファイナルディスティネーション」的なものです。
ノリはほぼ一緒です。
寿命がわかるアプリの死を回避しようとすると、悪魔出てきて怖いことをして、強制的に寿命を全うさせられるというものです。
正直、音には多少ビビるけど、物語自体あんまし怖くないと思いきや、意外にちゃんとホラーしてて結構面白かった。
何度も同じようなものを見たような気がするアメリカ映画のホラースリラーにありがちな設定ですが、気軽に楽しめる。
サクッと気軽に観れるホラーです。
中盤まではありがちな展開でしたが、後半、なかなかとんでもない展開になって面白かった。
最近のこの手のホラースリラーはこういうアイディアを持ってこないと流行らないですね。
怖がらせかたはベタです。
とかいいながら、けっこうハラハラドキドキします。
でも、おどろおどろしさの怖さはないです。
ただ怖がらせるだけのものでもなく、ちゃんと謎解き要素もあります。
ただ、ここはあまり突っ込みすぎていない。
なので、観やすくなってますよ。
謎解き要素を深く掘り下げると、物語に厚みが出そうですが、90分にはおさまらないでしょうね。
120分くらいになると、サクッとお気楽ホラーでなくなるので、これはこれでいいのでしょうかね。
こういう映画なのでしょうがないのですが、今作も突っ込みどろこは満載。
まあ、あえてそういう展開や見せ方にしているのも悪くないですね。
観客に突っ込ませたいんでしょうね。
それに神父がでてくるあたりは「エクソシスト」系なのも定番。
それにこの神父のキャラがいいエッセンスになってます。
それにしても主演のエリザベス・ライルは可愛い。
そして、ラストには続編アリアリな感じに。
ま、この手の映画、いくらでも続編作れますね。
●興行収入予想
興行的には、現段階では上映館数24館と少ない。
アート系単館ロードショー作品です。
北米では2019年10月25日に公開済み。
公開初週末に全米2675館で公開され、公開初週末に886万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場5位となった。
最終的に2700万ドルというスマッシュヒットになってます。
ちなみに制作費は650万ドル。
日本では上映館が少なすぎる。
完全にティーン向け作品なのに、一部シネコンでの上映はあるものの、都市部のアート系の映画館での上映なんで、なかなかお客さんは集まらないでしょう。
東京でも大阪でも1館での上映で、しかも1日1回のレイトショーでの上映。
ティーン向けホラーなのに、レイトショーでは集客が難しいですね。
ホラー好きにはいいかもですが、なんせ宣伝不足ですね。
上映していることすら知らない人が多いんじゃないでしょうか。
いよいよ劇場も一つ空き販売から通常販売になってきた劇場も多くなってきた。
さあ、これから映画興行の本番ですね!
とはいえ、やはりハリウッドの大作映画が入ってこないので、まだまだ冷え込みが続きそうですが。
最終興行収入は700万円と予想。
この作品はコロナの影響はなさそうです。
星3つ半(5点満点)
★★★☆
「カウントダウン」公式サイト
ライトホラーの超オススメ作品!「ハッピー・デス・デイ」シリーズは必見です!
「クワイエット・プレイス」や「イット・フェローズ」もオススメです!