👨🏻‍🚀歴史的に日本人は、かなり前から、ずっと糖質過剰だったようだ。


👴🏻江戸中で、ビタミンB1欠乏による脚気(かっけ)が流行っていたようだな。


👨🏻‍💼なんと!1人で1日5合(750g)もごはんを食べていたのか。



👷🏻‍♂️タンパク質がぜんぜんたりないね…。


🙎🏻‍♂️ずっと筋肉痛になるな。


👨🏻‍🎤ですよね…。


👩🏻‍🍳飛鳥時代の675年に仏教に帰依した天武天皇が仏教の殺生禁止の戒律を受けて、肉食をすることは仏教で禁じている殺生を犯す行為であり、血に汚れた忌み嫌うべき穢れた行為であると考えられ、牛、馬、犬、鶏の家畜と猿の肉を食べることを禁じる「肉食禁止令」の勅語を発布して以来、1871年(明治4年)までの約1,200年間、日本は家畜の食用を禁じていました。弥生時代から稲作を営んできた日本人は血の穢れを忌み嫌う観念があり、穢れがある食物を食べると神の怒りに触れると信じていたからでもありました。ただし、野生の鳥獣の肉に関しては「薬食い」と称して特別に薬として食べていました。なので、野生の雉(キジ)や鴨(カモ)、猪や鹿を食べることはあっても、農耕に使う牛や馬はかたくなに食べませんでした。このため日本では、動物性タンパク質は魚から、植物性タンパク質は大豆からという、世界でも特殊な食文化が形成されることになりました。


👷🏻‍♂️タンパク質は薬だったんだ…。


👩🏻‍🍳さらに今から約330年ほど昔、江戸時代前期、五代将軍徳川綱吉によって施行された「生類憐みの令」により、生き物を食べることが禁止になりました。犬や猫が特別な保護を受けたことが有名ですが、じつは、保護対象は鳥、魚、昆虫など多岐にわたり、野生の鳥獣の殺生も禁止されました。その禁令の徹底と違反者への処罰が厳しくなるなかで、江戸時代の人たちが苦肉の策としてはじめたのが、肉に別の名前をつけることでした。鶏肉は柏(かしわ)、馬肉は桜(さくら)、鹿肉は紅葉(もみじ)、猪肉は牡丹(ぼたん)と肉を植物の名前に変えて、処罰の対象にならないようにして、こっそり市場に流通しました。


👲🏻隠れて食べていたんだ。


👩🏻‍🍳ですけど、江戸時代に採卵養鶏が盛んになり、玉子は食べていたようです〜。武士階級の家で養鶏をやっていました。江戸時代、八代将軍徳川吉宗の時代になって、貧しい下級武士が家計の足しにと小規模な採卵養鶏を始めたことから、日本に養鶏業者が誕生したと言われています。それから江戸の隣接地である利根川沿岸で川の海運を利用して鶏卵を出荷する養鶏農家が増えました。東北地方では仙台藩の伊達政宗公が金色ポーランドという鶏種を幕府から下付されたこともあって藩として養鶏に力を入れ、宮城県の古川市と石巻市の間は鶏卵の集散地になりました。東海地方では名古屋を中心として尾張藩士の中に養鶏に取り組む人たちが出てきました。安政年間には2人の藩士が500羽以上飼育していたという記録があります。この2人が「サムライ養鶏」のはしりと言われています。彼らが飼っていたのは名古屋コーチン系の鶏でした。その他の地域では出雲地方(島根県)。ここでは出雲コーチン、出雲エーコクが知られています。その鶏卵は大阪に大量に出荷されました。また九州地方では筑前(福岡県)を中心として「筑前卵」として大阪に運ばれました。


江戸時代は仏教の禁忌の影響で四足動物は食べなくても、玉子と魚とキジ・カモ・ツル・ツグミ・スズメなどの野鳥でタンパク質を摂っていたようです。ただし江戸時代は、玉子1個が400円❗️とかなり超高級品だったようです〜。こんなレシピでした〜。


👴🏻それで大阪で、玉子と小麦粉と海産物のタコとかつお節と海苔でたこ焼きができたわけだな。


👲🏻ビタミンB1欠乏で脚気に苦しむ江戸人より、玉子焼きを食べていた大阪人のほうが元気だったんだ。


👦🏻兵庫の明石焼きもそうだ。



👲🏻兵庫も元気だったんだ。


👨🏻‍🚀戦後になってアメリカの影響で日本人はタンパク質を摂るようになって飛躍的に免疫力が上がったそうだ。



磯野波平(54歳)

🙎🏻‍♂️磯野波平は老けるのが早いな。54歳でこれかよ。

👴🏻戦中派の磯野家は老化が早かったが、戦後の日本人は和食で自然に抗老化をしていたようだ。平均寿命も伸びたな。


👩🏻‍🍳1975年ごろの調子がよかった日本人は、魚は毎日食べて、卵は毎日1〜2個、肉は3日に一度、味噌汁は毎日2杯飲んでいたそうです〜。従来の和食にタンパク質をたした、洋食ちょいたしでした〜。


🙇🏻‍♀️しかし…ただいまは鳥インフルエンザが大流行して養鶏場が大変になって…玉子が供給困難になっています〜…お店に玉子がぜんぜん無いですよ〜…。


👩🏻‍🎨鳥インフルエンザは怖いですね。


👨🏻‍🌾これが現代の採卵養鶏の実態だ。


👨🏻‍💼北海道で、あらたに鳥インフルエンザが発見された。


🕴🏻日本の食料自給率はいまでも危ないらしい…輸入が止まったら国民が餓死する…かといって輸入牛肉は成長ホルモンが危ないらしい…。


👷🏻‍♂️結局、仏教の影響で牛や豚や羊の牧畜を日本はやんなかったのが致命的だね…。


👨🏻‍🌾日本は野鳥は減ったが、いまでも野生の猪の子どものウリ坊は多いぞ。よく畑を荒らすよ。



👨🏻‍🍳ウリ坊はかなりうまい。


👨🏻‍🚀大人の猪はもっとうまそうだ。


👱🏻‍♀️大人になると肉がかたくなるので、薄く切って、塩麹に漬けるといいですよ。


👩🏻‍🍳 塩麹や醤油麹などの発酵調味料に含まれる麹菌には酵素が含まれています。 その酵素のひとつにプロテアーゼというのがあり、それがお肉のタンパク質を分解してくれることによって、お肉がやわらかくなります。ですが、デメリットとして、塩麹がついているとお肉が焦げやすいです〜。お肉が焦げるのがご心配なら、焼く前に表面についている塩こうじをキッチンペーパーなどで拭きとるといいです〜。


👲🏻奄美諸島はもっと簡単に、猪を捌いて、すぐ塩だけで煮て食っているよ。


👨🏻‍🚀猪鍋はコクがあるな。


👨🏻‍💼外国人たちがハンティングを好きな理由がわかるな。


👴🏻生き抜く力も強そうだ。




👥外国のヴィーガンが超怒りそう…。


👦🏼アメリカも猪食べてるよ…。





👷🏻‍♂️バーベキューで焼いて食べているんだ…。


👨🏻‍💼デカいな、肉が。


👱🏻‍♂️フライパンでもできる。


🙇🏻‍♂️とんかつだ〜〜!


👩🏻‍🍳とんかつではなく、海外はポークチョップです〜。日本的にいうと豚ロース肉のソテーです。


👲🏻もつ煮もうまそうだね。

👩🏻‍🎤もつ鍋もだな…。

👲🏻米ぬかを使えばいいんだね。




👥どうして狩るの…………?


👦🏼畑を荒らすからだよ…。


👱🏻‍♂️猪はアメリカの農作物、牧草地、森林、家畜に毎年25億ドル(約3300億円)の損害を与えている。猪のメスは生後8カ月で繁殖を開始し、12~15カ月ごとに4~12頭の子を2回まで産むことができる。繁殖力が強く、少なくとも、アメリカの35の州に渡って600万頭に増えた。農業だけでなく、猪は墓石をひっくり返したりするので、考古学的遺跡や墓地などにも深刻な被害が出ている。現在、アメリカではこんな風に害獣駆除している人たちがいる。

 

👷🏻‍♂️ 農場が広いし…害獣よけの電気柵でかこむこともできないから大変だね〜…。


👨🏻‍💼たしかにそのようだな。日本も増えすぎて困っているようだ。


👩🏻‍🎨襲ってくるからあぶないですね。

🧑🏻‍🦱神戸は猪被害が多い。




👲🏻猫みたいにエサをあげたらダメだってことを知らないんだろうね。

👷🏻‍♂️警官も怪我したみたいだよ…。

👦🏼映画の「グリズリー」みたいだ…。

👲🏻外国は、農家の人たちが、夜でもよく見える暗視スコープを使って害獣退治しているのがスゴイね。



👨🏻‍💼夜間に、猪が30頭から50頭もやってくるのか。これでは畑がダメになるぞ。


👩🏻‍🎨日本は、こういう対策ですね。

👦🏼日本人は動物にやさしいけど…猪は野蛮だよ…大切な畑を荒らすし…犬も子どもも噛むよ…大怪我するよ…。


👨🏻‍🚀日本も、猪が増えて畑が荒らされて、どうしようもなく、耕作放棄地になっている。電気フェンスをはるのも金がかかるからだ。犬とハンターたちがなんとか銃で退治している。

👷🏻‍♂️ワナ猟もやっているようだね…畑の被害がスゴクなっているから…。

👲🏻アメリカのように猪ドンドン増えているみたいだよ。海を泳いで渡って、家のなかまで入ってきて、食い荒らすらしいよ。

👦🏼この映画みたいだね…。

👲🏻本当に被害が凄いらしい。

👨🏼アメリカのルイジアナ州も、猪の被害が大変なことになっている。

👷🏻‍♂️アメリカはワナも大きいね…。


👲🏻日本の公園なみだ。


🙇🏻‍♀️猪のお肉はごはんとあうみたいですね〜…。


👩🏻‍💼ジャンバラヤは、アメリカ南部ルイジアナ州の名物料理です。肉や魚介類、野菜などを香ばしく炒めて、米と水、調味料、ケイジャンスパイス、チリペッパーなどの香辛料を加えて炊き上げる、ピリッと刺激的な味わいの炊き込みご飯です。


👩🏻‍🍳 ケイジャンスパイスとは、アメリカ南部が発祥のピリっと辛い混ぜスパイスです〜。肉や魚、ソーセージ、たまねぎ、セロリ、パプリカなどを炒めるときにまぜ、それらは「ケイジャン料理」と呼ばれています。これらが材料です。混ぜればおうちでもできます〜。


🙇🏻‍♂️日本は…しょうが焼きとごはんのセットがいいね〜…。

👩🏻‍🎤角煮もうまそう…。

👨🏻‍🌾日本の料理はていねいだが、アメリカは量が多い。ワナひとつで一気に6〜7頭も捕獲して、さばいて、量がスゴイ。農家も助かる。


🧑🏻‍🦰猪を捕まえても、日本は加工所が少ないです。


🧑🏻‍🌾数少ないですが、日本の加工施設はこんなところです。アメリカより清潔です。

👲🏻猪の数がドンドン増えて、畑が全滅するぐらいだもんな。


👩🏻‍🌾 猪は習性として、ドングリ、タケノコ、落花生、栗、イモ、かぼちゃ、柿、みかん、リンゴ、桃、ぶどう、スイカなどは好んで食べますが、芒(のぎ=稲、麦などの実の殻にある針状の毛、トゲのこと。


鳥獣による食害から種子を保護する役割がある)の長いイネ(稲)やヒエ(稗)を嫌います。そのため、江戸時代は、猪が嫌う有芒品種(芒の長い品種)のイネやヒエをしかたなく選んで栽培していたことがわかっています。もしかして日本人がお米ばっかり食べるようになったのは、じつは猪が原因かもしれません。


🧑🏻‍🦰そのほか猪対策には、唐辛子、しそ、しょうが、ねぎ、たまねぎ、ニラ、にんにくなどの栽培がおすすめです。みかんや柿だと、ぜんぶやられちゃいますよ。


🕴🏻最近…ハウス栽培にする農家が増えたのがわかる気がする…。

👩🏻‍🌾 猪は、ビニールハウスの側面の足元の土を掘って潜り、ビニールハウスの中に入ってくるので、土を掘られないように敷く、幅が広いイノシシ専用侵入防止資材が販売されています。ビニールハウスは、お金をかけて温度調節できる冷暖房設備や空気を入れ替える空調設備を付けない場合は、晴れて気温が高い日だとビニールハウスの横を開けて、中が高温になりすぎないようにしますから、横の開けたところから侵入されます。ビニールハウスにお金をかけられるなら、切られにくい丈夫な素材の網で囲ったり、猪・鹿用の電気牧柵(電気柵)を張って通電しておいたり、天敵のオオカミの尿の匂いを周りに漂わせて獣が近づかないようにする芳香剤を設置したりなど防止できる資材を使って防御できますが、無理なら最初からビニールハウスは建てないか、侵入されて被害が出るのを覚悟で建てるしかないです。基本的にビニールハウスは、一日中日が当たる開けた平地で毎日確実に通えるところに設置する目的で開発された農業施設なので、害獣が出没するような山などに近い土地に日差しが偏ったり、毎日は行きにくい、何かあった時にすぐに対処できない可能性がある場所には建てないほうがいいです。また熊が出没するような、周囲に民家の少ない場所だと、ビニールハウスを建てれば、すぐ壊され、中に侵入されてしまいます。熊は、人気が無いなら日中もうろつくので、そんな場所での野菜栽培自体が危険です。海岸に住む熊は漁師の番屋の小屋など簡単に破壊して、冷蔵庫を開け、中まで漁っていきます。


👴🏻こんな熊もいるしな。

👷🏻‍♂️熊肉もうまいらしいね…。








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