講師の中島基浩です。
過去問を解くことは、公務員試験勉強なかでも直前期においては、勉強の中心でしょう。
しかし、過去問を解くのは相応の時間がかかることであり、直前期になっても回転数が上がらない、という悩みを抱えておられる方もいらっしゃるでしょう。
特に、短時間で仕上げなければならない学系科目で顕著な悩みだと思います。
過去問をなぜ解くのでしょうか。
それは、過去問の知識を頭の中に入れるためです。
それならば、解いても読んでも、知識が頭の中に入るのなら同じことではないでしょうか。
しかも、解くよりも読む方が、短時間でたくさんの過去問を消化することができます。
ただし、読む場合は回転数は上げて下さい。
解くよりも読む方が負荷が少なくて記憶のひっかかりが小さくなるので、その分回転数で補うのです。
また、1回目は解く、2回目は読む、3回目は解くと、交互に行って回転数を増やしていくというのも、有力な手段です。
こう書くと、過去問の正答を覚えてしまうという方もいらっしゃいます。
全然OKです。
正答を覚えるくらいに、過去問が消化できたということです。
また、間違いの選択肢がどうして間違いかを指摘できるようにし、間違いを正確な知識に置き換えた形で、修正された間違いの選択肢も同じように覚えて下さい。
過去問が頭の中に完コピできたら、その科目はクリアです。
国家専門職まで、あと41日。
国家一般職まで、あと48日。
地方上級、A日程まで、あと55日。
特別区、警察官等、本試験が迫っている職種もあるでしょう。
国家総合職の手応えはどうだったでしょうか。
各自の状況に応じて、一喜一憂することなく、淡々と勉強を続けていきましょう。
がんばって。