講師の中島基浩です。
いよいよ試験勉強も直前期に入り、過去問の毎日という日々でしょう。
この記事では、過去問の難易度によるメリハリ、ということを取り上げたいと思います。
一般的に、過去問の難易度はその試験の職種に即して、標準的です。
国家一般職の過去問は、国家一般職の標準的な難易度の過去問が多いですし、警察官の過去問は、警察官の標準的な難易度の過去問が多いです。
ただ、あくまで「多い」であって、中には例えば警察官の社会科学でも、専門科目の行政法のようなとんでもない難問の過去問が混じっていたりするのです。
ということで、過去問の中にはとんでもない難問も混じっていることを認識せずに、すべての過去問を過去問だからといってメリハリもなくこなすのは推奨できません。
易しい過去問は完璧にしなければいけませんが、難問の過去問はあまり深入りしないことです。
また、難問かどうかを判断するに当たっては、その過去問の出題年度に着目して、その年の受験生にとって、当該過去問はどう映ったかという視点を忘れないで下さい。
令和4年の今日の視点からはラクに解けるように見えても、それは後付けであって、その出題年度当時の受験生がどう思ったかという視点が肝心です。
難問かどうかの基準は、スーパー過去問ゼミの難易度の指標が、非常に参考になります。
また、自分のテキストに載っているか載っていないかも過去問の難易度を推し量る基準になります。
テキストを見ても解けないような過去問は、まず難問です。
それなりの対応で十分です。
そういう難問の過去問は、「みんなできない」のですから。
「みんなができる」問題を解ければ、満点はムリですが、合格点は取れるはずです。
ゆめゆめ、難問の過去問で勉強のペースを崩さないように。
国家総合職まで、あと14日。
国家専門職まで、あと56日。
国家一般職まで、あと63日。
地方上級、A日程まで、あと70日。
国家総合職までは、あと2週間です。
国家総合職第一志望の方は、いきなりの大一番です。
受験生の条件は皆同じなので、全力で準備して、悔いなく本番に臨んで下さい。
国家総合職中間目標の方も、受験するからには筆記試験は合格するつもりで本番に臨みましょう。
「どうせ受からないから」という気持ちが少しでもあったら、中間目標の意味合いは限りなく薄れます。
受けるからには、本気モードで。
がんばって。